Ciao♪イタリア・サルデーニャ島在住のモカちーのです。
今回はサルデーニャ島の伝統菓子パパッシーニ(Papassini)の作り方を夫のマンマのレシピでご紹介しますね♪
イタリアの11月1日は諸聖人の日 OGNI SANTOの祝日です。その日に食べるサルデーニャ島の伝統菓子がパパッシーニ(Papassini)と呼ばれるものです。
と言ってもお菓子屋さんやスーパーではいつでも購入する事が出来るのですが、このお菓子はとても独特な味がして日本人には食べなれない味かもしれません。ですが癖になる味だと思います。
サルデーニャ島の伝統菓子パパッシーニ 名前の由来はレーズン

パパッシーニ(Papassini) はサルデーニャ島の中でも地域によって呼び名が少し違い、パパッシーノ(papassinos), パパッシーナ(papassinas) または パバッシーノ(pabassinos)とも呼ばれています。
名前の由来はサルデーニャの方言でレーズンを意味する「パパッサ」と言う言葉から来ていてかなり古くからあるお菓子です。
呼び名が色々あるのと同じく地域や各マンマでレシピかなり違ってくるので微妙に味や入っている物の違いは多少あるかと思います。
ですが名前が「パパッサ」から来てるだけにレーズンが入っているのは共通事項ですかね。
サルデーニャ島の伝統菓子パパッシーニ 作り方
夫のマンマのレシピで作り方をご紹介しますね。
材料
クッキー
小麦粉 500g
砂糖130 g
ラード 200 g
干しブドウ130g
アーモンド 60 g
クルミ60g
アニス粉末25g
卵 2個
牛乳80g
ベーキングパウダー15g
シナモン粉末
レモン汁
オレンジの皮をすりおろした物
製菓用アンモニア1gと塩少々
アイシング
粉砂糖
レモン汁
トッピングシュガー
事前にやっておくこと
A干しブドウを2時間前ぐらいから水につけて柔らかくして水気を切っておく
B温めた牛乳に製菓用アンモニアとラードを入れてかき混ぜて溶かしておく
Cアーモンドとクルミを刻んでおく(細かめに)
Dオレンジの皮をすりおろしておく
生地の作り方
①ふるった小麦粉に砂糖とベーキングパウダーを混ぜる


➁卵2個を加えて混ぜる

➂アニス粉末、シナモン、オレンジの皮、レモン汁、塩少々を加え良く混ぜる

④Bの牛乳と製菓用アンモニアを混ぜたラードを少しずつ加えていく。この時は牛乳とラードを混ぜましたが牛乳無しで製菓用アンモニアとラードのみでもOK。製菓用アンモニアはサクッと加減が出ます。

⑤良く捏ねて混ぜる

➅Cの刻んだアーモンドとクルミを加える


➆Aの干しブドウを加える

➇馴染むまでよく捏ねる

➈ラップにくるんで30分休める

➉小麦粉の打ち粉をした台の上で厚さ1センチぐらいに伸ばす。

⑪菱形になるように切っていく
⑫天板にクッキングシートを引いてならべる。余熱したオーブン180度で約15分焼く(オーブンによるので様子を見てください)

⑬オーブンから取り出して冷ます。(焼き上がりは柔らかいのであまり触らない方がいいです)

アイシング
①粉砂糖にレモン汁を様子を見ながら少しずつ加えていく。硬すぎず緩すぎずな状態に混ざったらOK


➁完全に冷めたパパッシーニにフォークやスプーンでアイシングを塗っていく。

③塗り終わったらトッピングシュガーをのせる。乾かしたら完成♡(半日ぐらいは触らない方がいいです)

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パパッシーニを作る時の注意点

Aの干しブドウは柔らかくなったらしっかり水気をきっておく。
Cのアーモンドとクルミは細かめに刻む。
④の工程で牛乳無してラードだけでも大丈夫です。ただラードを加えるときは少しずつ加えていく。
⑫の工程でオーブンによってクセがあると思うので焼きすぎに注意。
⑬の工程で焼き上がりは柔らかいので少し冷めるまで触らない方が良いです。
アイシングの➂の工程で乾くまでの時間も室温や湿度で変わってくると思うので様子をみる。
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最後に
独特な風味に好き嫌いがあるかもしれませんがコーヒーや紅茶とは勿論、ワインや他のリキュールともマッチする大人な味だと思います。
アイシングって卵白を使うって思っていましたが粉砂糖とレモンだけでも出来る事を私は知りませんでしたが、レモンの風味がクッキー本体のアニスやシナモンと掛け合ってさわやかだけど大人な味で絶品ですよ♡
大人な味と言いましたがイタリアでは子供たちもパパッシーニ大好きです。
見栄えも可愛いからプレゼントにもとってもお勧めですね。
サルデーニャ島にいらしたら伝統菓子パパッシーニを是非試して見てくださいね。