私は都会で生まれ育ったから、
イタリアの田舎に住むようになって初めて「夜ってこんなに真っ暗なんだ!」と言う事を知った。
私の住んでいるイタリアの町は信号が1つもないぐらい田舎で、
最近は節電の為なのかな?・・・わからないけれど、街頭の明かりがつかない日もある。
そんな日は玄関の外が本当に真っ暗!
笑っちゃうくらい真っ暗!笑
そういう日を除き、夕食後に夫と二人で散歩に良く出かけるんだけど、
まあ、30分ぐらいかな。
その日にあったことを話したり、
音楽をスマホでかけて一緒に歌ったり踊ったり、
(踊っててもウチらしかいないから大丈夫。笑)
腕組んでラブラブしたり、
二人で星やお月様をみて写真を撮ったり、
近所の野良猫に挨拶したり、
田舎町の夜の散歩は穏やかで楽しく、
「幸せだな♡」
と感じる贅沢な時間な訳です。
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今は仲良しだけれど、夫と関係性が悪くなっていた時の話。
ギクシャクしていて、一緒に散歩に行けない時期が何度もあった。
それで、
夫は夫で、私は私で各自散歩に出かけていたんだけど、
1人で、テクテク田舎の夜道を歩きながら考える事は、
この先どうなるのかな?
ということ。
私がイタリアに来たのは、夫と一緒に人生を歩むため。
だけど、お互いに上手く歩み寄れない関係になった今、
私がココにいる意味って?
私はどうすれば良いのだろう・・・・
というか、
私はどうしたいのだろう・・・。
と、思考がね、いつもグルグルしていたんだよね。
そんな時は歩くのが1番!だから良く1人で散歩をしていました。
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うちの近くから、畑が広がる道へ進む。
そうすると、街頭がないから本当に真っ暗。
吸い込まれるような、見事な暗闇で・・・・
その時、なんだか引き寄せられてしまい暗いから怖いんだけど、
「ちょっと行ってみよう!」
と歩いて行ってみたの。
まあ、少しヤケクソ感覚。w
(反射素材の服着てないから、もし車がきたら危ないんだけどね。笑)
それで、暗闇の方向へ歩いて行ったら・・・
そしたら、ナント!
暗くないという体験をしました。笑
暗闇を進み、真っ暗だと思う場所に到達すると、
暗くないの。
だから、先に進む。
だけど、またそこに到達すると暗くないの!笑
月明かりが、ちゃんと辺りを照らしてくれていたのです。
そして上を見上げたら星のきらめきが物凄かった☆彡
星ってこんなにあったのか!めちゃめちゃ綺麗・・・。
明るい所だと、見えない星が真っ暗闇だとこんなに綺麗に見えるんだ!
そして、暗いと思っている場所も暗くない。
いや、なんかもしかして当たり前のこと?
わからないけど、
めちゃめちゃその時、頭の中の霧が晴れたの。
ああ・・・そうだよね大丈夫なんだよ!
この先どうなるのかわからない、
落ちた気持ちになっている時に考える未来は暗い物かもしれない。
でも、その未来が今になったら暗くないよ!
というか、
暗いか暗くないかは現実世界に起こっている出来事とは何の関係も無いのよ。
どんな渦中にいても、
「大丈夫」と思える自分なのか、
「もうダメだ」と思う自分なのか、
その違いだけ。
もし、曇っていたら月明かりはないけれど、時間が過ぎたら朝が来て太陽が昇るから大丈夫!
夜は必ず明けるから。
暗闇ってさ、星が本当に綺麗に見えるよね。
明るい場所にも星はあるけれど、明るいと見えない。
それって、自分の中に見えていない物が沢山あるということよね。
だから、それを気づかせてくれる暗闇(ネガティブな感情)って有難いものだな、と思ったよ。
前に進むと新しい星に出会えるよね。
今までの人生、いつも絶妙なタイミングで絶妙な出会いがあって開けて行った。
暗闇の中で、星たちに包まれて自分が軽くなってきて、
そうしたら私はどうしたいのか、自然と答えが湧いてきたんだよね。
答えって、考えて出すものではなく自然と湧き出るものだよね、
と改めて思った。
そんな勇気をもらった暗闇体験でした。
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目の前にある現実世界が良いか悪いかは、他者や置かれた状況など外側のせいではない。
自分の内側に目を向けよう。
怖いと思っていることも、勇気をだして進んで見たら怖くないよ。
自分が優しい目を持っていたら世界はみんな優しいよ♡
すべては自分が創りあげている世界だからね。
・不安に感じることも、勇気を出して1歩進んで見ると大丈夫。
・現実世界は自分が全て創りあげている
・優しい目で周りを見れば世界は優しいよ
ということで、雑談終わり!
またね!Ciao~♡