イタリアと日本の家族関係は違うと感じることが良くあります。
そこで今回はイタリア生活の中で感じている「日本との違い」をまとめてみました。
日本でも人によって違いがあるように、「イタリア生活」「イタリア人」といっても一括りにはできないと思いますし、それぞれ体験は異なってくると思います。
書き方として、「イタリア人は」とか「イタリアでは」とか「イタリアの家族は」などと書きますが、あくまでも私の周りで起こって私が感じたこととして読んでくださいね☆
どれも小さなことだけれど、イタリア生活のリアルがぎゅっと詰まっている気がします。
イタリアの家族とのやりとりで感じる、日本との違い
イタリア人は、家族との繋がりがとても強いです。
我が家も同じで、マンマを中心として日本の私の家族とは少し違う絆があると感じます。
イタリアの家族の中にいて思うことを上げて行きますね。
親や義両親、親戚など目上の人への態度にドギマギ
イタリア語にも敬語はあります。
ですが、例えば親戚で集まったときなど、親戚同士が話しているのを聞いていて言葉のトーンや距離感の近さが決定的に日本と違うと感じます。
例えば、親戚の人に話を聞き返す時、「あ゛っ?」とか言ってるのを見るとひィィィ~ってなっちゃいます。笑
そのトーンは日本だったら絶対に失礼に当たるよなぁという感じがこちらではok。(okというか普通というか)
両親に対しても、ガンガン口答えと言うか思いをぶつけるので、ハラハラドキドキ…。
というの日本の私の家族は、親に意見をいったり口答えすれば「親に向かってなんだその口のききかたは!」と怒鳴られる環境で育ったので、あんなにパパやマンマに言いたい放題するのが私的にはありえないです。
あとはイタリアでは挨拶の時にチークキスをするのは当たりまえなので、それも距離感近いな…と思います。
日本で義理のお父さんやお母さん、親戚とハグしたりチークキスするとか考えられないですからね。
イタリアの挨拶について詳しく知りたい人は別記事も参考にして下さいね。
意見をはっきり言う
うちのイタリア家族は、政治の話から些細なことの考え方の違いまで、自分の意見を家族みんながそれぞれ強めの口調で言い合うので、ドギマギします。
日本の私の家族があの調子で話になったら絶対にケンカになるレベル。笑
早いテンポ&強い口調ででガンガン言い合っているのを聞きながら初めの頃はドキドキしっぱなしでしたが、いまではそんな最中も1人ご飯を味わったりスマホをみてスルーできるようになりました。
ですが、素晴らしいと思うのが最終的には他の話に移って意見の食い違いなどなかったかのように、「あっはは~」とみんなで笑ってるから、なんかすごいな…と感じます。
下のリンク先の家族エピソードも日本の私の親子関係とのギャップを感じましたので、読んで見てください、
バスルームの水道が壊れて室内が水浸しに!イタリア家族の反応が興味深かった話
マイナスな言葉の中に愛がある
夫の実家で、最近犬を飼ったのですが、その犬に対して結構酷い口調や扱いをするんです。
もちろん叩いたりとかはしませんよ!笑
「今すぐこっちへ来なさい!」とか「いい子にしなさい!そうしなければ外にだすよ!」みたいなことを強めな口調(怒鳴ってるレベル)で言ったり。
特にマンマなんですが、自分の意向に沿った動きを犬がしないと、「○○しなさい!」とか「悪い子!アンタはホントに悪い子!」って言うんです。
私はそれがイヤで…たぶん自分が小さい頃親にそう怒鳴られ、不安な気持ちや罪悪感を持ってしまったトラウマがあるからだと思いますが、でも‥‥なんかね、マンマのそれってめちゃめちゃ愛なんだな、ってことを最近理解しました。
「悪い子=嫌い、そんな子は知らないよ」ってことではなく、「悪い子=こんなに悪い子だから余計に大好きだわよ」みたいな感じなんです。
ちょっと、上手く言い表せられないケド…ダメだからこそ可愛い、それでも大好きだよってのが言葉の裏にあるんですよね。
親や家族に迷惑をかけるのは当たり前
私は自分の両親に「親に迷惑をかけるな!それが一番の親孝行だ」といつも言われて育ってきました。
私の親だけではなく、日本だとそういった家庭が多いのではないかと思いますが、イタリアの家族は真逆で、一度マンマにお世話掛けたことがあったとき「迷惑をかけてゴメンナサイ…」と伝えたことがありました。
そのとき、
「何言ってるの?家族なんだから迷惑をかけて当たり前でしょ!迷惑かけてゴメンナサイなって言う方が怒るわよ!」と言われて、私は大泣きしてしまったことがあります。
子供の頃、両親に「もし私が殺人を犯して匿って欲しいと言ったらどうする?」と例え話をしたことがあるんですが、すぐに通報するわよって答えだったんです。
それは正しいことかもしれないけど、少しの迷いもなく「すぐに通報します」といわれ、悲しかった記憶があります。
イタリアの家族は、最初は匿うことを選択するのではないかな‥‥笑
何かがダメだったとき、失敗したときなど、家族はかならず味方でいてくれる安心感を強く感じます。
家族の誕生日会を行う
他のイタリア人家族はわかりませんが、我が家は家族の誕生日の近くの週末にパパの料理とマンマのケーキでお祝いします。
こんな歳になってもケーキを作ってお祝いしてもらえるのは贅沢で有難いことだな…といつも思います。
誕生日だけでなく、家族で集まってランチやディナーをする回数は日本よりイタリアのほうが多いと思います。
イタリアの誕生日について詳しくは別記事も読んでくださいね。
イタリアにも一つ残しがある!
私は関東出身で、みんなで食べてたお皿に最後の1つが残って誰も食べない状態を「関東の1つ残し」と言うのですが、関西では「遠慮の塊」と言うのかな?その一つ残し。
イタリアにもあります。笑
最終的にはそのまま1つ残ってかたずけられちゃう時もありますし「誰がコレやっつける?」みたいなことを言う人がでで、誰かが食べる形になり、まあそこは日本人と同じ感じです。
嫁が食事の片づけを手伝う・・・・ありえない!
日本に一時帰国していたとき、実家での食事会のあと弟のお嫁さんが「おかあさん、お皿洗います」と言って母が「あら~いいの?」みたいになって2人でかたずけをする光景を目にして、わ…コレはイタリアでありえない!と思いました。笑
イタリアだと台所はその家のマンマの聖域って感じなので、立ち入って何かをやるのは逆に失礼な感じになるし、ゲストはひたすらもてなされるのが正しい在り方な空気があります。
こちらに来たばかりのころ、申し訳なくてお皿を片付けたりしたことがありますが、すごい勢いで阻止されました。
でもわかります、私も誰かがうちに来た時にキッチンに入られるの嫌なタイプなんです。なぜなら自分のやり方で片付けをしたいから。笑
それに、片づけを手伝いたい気持ちって自分を良くみせようとしている行為って側面もあるよな…と思いました。
今は招かれたときはひたすら料理が美味しかったことを伝えたり、寛いで楽しむに徹しています。
それが一番相手を喜ばすことかなって思いますし、わたしもホストになるときは、そうしてもらえると嬉しいです。
けど、「日本だと気が利かないヤツ」みたいなことになっちゃうのかな?笑
マンマのメッセージが多すぎる
イタリア人はメッセージのやり取り好きなひとが多いかな、と思います。さらに、文字でのやり取りでは無く、ボイスメッセージでやり取りしている人もめちゃめちゃいます。
夫はたまにボイスメッセージでリアルタイムでやり取りしてるから、だったら電話すればいいのに…笑 と思います。
そんな感じのノリがあるからなのか、マンマがおはよう、おやすみ、と毎日メッセージをしてくるのが苦痛で…。それに結構モヤモヤしたこともありました。
そこで、おはようメッセージがきてもシカトして返さないようにしていたら回数が減りました。
けど、そんなことをするの日本の嫁姑関係だったらありえないですよね。笑
マンマからのメッセージでモヤモヤした話を詳しく読んでくださる方は、下の別記事を見てください。
擬音語(オノマトペ)が伝わらず困る
イタリアに住み始めて、つくづく日本人が擬音語で理解し合えることって本当に素晴らしいな!と感動レベルで思っています。
擬音語が伝わらないと、本当に不便。
例えば、具合が悪いときに症状を伝えにくく困ります。
頭が痛いとき、ガンガンする、ズキズキする、ぐわ~んとする、モヤモヤする、ギューッとする・・・
お腹が痛いとき、チクチクする、どよ~んとする、キリキリする、パンパン・・・
などなど、全部伝わりません。笑
特に私は擬音語で表すことが多いタイプなんだなってことをイタリアに住むようになって気が付きましたし、ほんと、日本人ってスゴイですよ!
マザコン
うちの夫はおはようからおやすみまでマンマとメッセージ交換をしています。
先日、大切な試験があって結果待ちをしていたことがありました。そのとき丁度私はマンマと一緒にお茶をしていたのですが、試験が終わってマンマにはすぐに結果報告がきたけど、私には来ませんでした。(随分たってから来たけど)笑
とはいえ、普段マンマを大切にする感覚で、私のことも大切にしてくれているのが態度で伝わってますし、マンマ大好きなところが母が嫌いな私には羨ましくもあり可愛いなと思います。
マザコンについて詳しくは別記事も読んで見てくださいね。
イタリア人夫がマザコンだと思うエピソード マンマが大好きな理由
まとめ
イタリアで家族と過ごしていると、 声の大きさとか、話すテンポとか、距離の近さとか、 「え、怒ってる?ちょっと強くない?」と感じる瞬間が今でも沢山あります。
でも、それって相手は怒ってるんじゃなくて、 ただ“普通に話してるだけ”、 むしろ明るくて、ストレートで、気持ちを隠さないだけ、みたいな感じなんです。
戸惑うのは、私の中にある“日本での家族との記憶”が反応してるんだな~なんて自己分析してます。(親から怒鳴られたトラウマ的な)
今ではこのにぎやかで距離の近い、と思ったら遠くてもOKだったり、とにかく遠慮なしな家族関係が心地よくてイタリアの家族のあり方は大好きになっています。







