
イタリアの公共トイレってどうして便座がないの?
海外に行くと心配な事の一つがトイレ事情。
今回はイタリアのトイレに便座が無い理由と共に、便座の無いトイレをどうやって使うのか?使い方&知っておくと役に立つ事をお伝えしますね。

これを読む事でイタリア滞在中のトイレに対する不安が減りますよ~♪
イタリアのトイレに便座が無い理由

イタリアの公共トイレは便座が設置されていない所が多いです。
その理由をイタリア人に聞いたところ
- 不衛生だから皆使わないので外してある。
- 便座があると破壊され危険だから初めから外してある。
とのこと。
不衛生と言うのは、確かに汚すぎるトイレが多いので納得ですが、便座を破壊したくなる心境は理解できませんよね。
イタリアの便座の無いトイレの写真
便座の無いトイレがどんな感じなのか?
色んな公共トイレの写真に撮ってきましたのでご覧ください。




イタリアの家族や友人は口をそろえて「便座があったとしても汚いから座っちゃだめだよ!!!」と言います。
まあ、便座がある場合も見たら「あ・・・使わないでおこう・・・」と誰もがなると思います。
※もし便座を使いたい場合は除菌シートなどで拭く事をおすすめします。
(除菌シートは備え付けはありませんので自分で持ち歩いてくださいめ)

僕はいつもミニボトルの除菌剤持ち歩いてるよ
イタリアの便座が無いトイレの使い方

便座が無いトイレの使い方は空気椅子に座る感覚でお尻突き出して浮かせて行います。
スクワットする感じですね。
初めは足がプルプルしてしまったりするかもしれませんが3回ぐらい行えば慣れるとおもいます。頑張って慣れてください!笑
でも、たまにトイレの高さがめちゃくちゃ高い便器があるんです。
「おお!便座がある!見た目もそんな汚くない!除菌シートもやったし!」と思い座ると、
足がブランブランで届かないぐらいな高さです。(私は162cmなので特に小さい訳でも無いと思います)
その高さが高いタイプのトイレで便座が無い場合は、空気椅子スタイルで届きませんので
トイレするのを断念しなくてはいけない場合もあります・・・。
あと私は外出時にお腹が痛くなってしまう事が多い時期があったのですが、
お腹が痛い時に空気椅子スタイルで行うのはかなり難しく困ったことがあります。

お腹の調子は万全に
イタリアのトイレで知っておくと役に立つこと10選
私はトイレで恥ずかしい思いをした事が結構あるので、
その体験談を交えつつ、トイレで知っておくと役に立つことをお伝えしますね
イタリアのトイレは無料?有料?

最近駅のトイレは有料な場所が増えてきています。
トイレの入り口に係の人がいてその方に払う場合や画像の様に自動改札みたいになっている場合もあります。

トイレは大体€1前後な場合が多いよ

トイレの横にあるコインに両替する機械がある時があるのですが、
両替しようと5ユーロ札をいれたら1ユーロが3枚しかコインが出てこず・・・
「え・・・・・2ユーロ損した・・・そんなぁ・・・」
と思っていたらラッキーな事にちょうど駅の方が両替機の中身を回収しに来ました。

そういう時の2ユーロってめちゃくちゃ悔しいにゃね
事情を話したらバンバン両替機を叩いて…(昭和か!と思いましたが・・・)
それでも出てこなかったので中身を開けて2ユーロ下さいました。
昨今はカードが普及していますが小銭は色んな場所でまだまだ必要なのでご旅行の際は小銭を用意しておくのが便利です。
イタリア旅行に現金をいくら持って行けばよいかは別記事を参考にして下さいね。
男女兼用トイレ

最近は男女兼用のトイレも増えてきました。
上記の画像は空港のトイレなんですが、男女兼用で個室の中に画像右側のように両方のタイプの便器がありました。
(洗面台も付いていた)
レストランや公共施設の男女兼用トイレは、
入り口は一緒でドアに男性用と女性用のマークで分かれている場合もあります。
間違えやすいので注意してくださいね。
トイレのマークが分かりにくい

イタリアも女性用と男性用のマーク画像の様な人型な場合が多いです。
・男性用はUOMO
・女性用はDONNA
と書いてある場合もありますが、マークだけの場合も。
日本だと女性用が赤、男性用が青、など色でも見分けが出来る場合もあるかもしれませんが、
イタリアは同じ色の場合が多いので間違えやすいかもしれません。
男女の形もスカートの形が分かりずらい時があり、
私は何度か間違えて男性用に入ってしまい恥ずかしい思いをしたことがあるので気をつけてくださいね。
イタリアのトイレのドアのカギが厄介

アメリカはドアの隙間が空きすぎでトイレの外の人と目があってしまう・・・なんて問題がありますが、
イタリアはトイレのドアに隙間は無く、日本と同じく四方壁とドアで閉まっています。
ですが!
カギに結構問題がある場合があります。
バールなどで、トイレを借りたい時にカギを渡してくれる時があります。
でも、そのカギが「何回まわせば良いんじゃ~!」と言うぐらい何度も回さなくちゃだったり、
コツを掴まないと開け閉めが難しい場合があります。
特に上記の画像のタイプのカギは難易度高い場合が多いです。
私は1度バールでトイレを借り、カギを閉めたのは良かったのですが、
出る時にどーやっても開きませんでした。
そこで、ドアをドンドン叩いて「スミマセーン!!!」と叫び
スペアキーで開けてもらった事があります。
ハズカシカッタ・・・。
夫の実家のトイレもこのタイプのカギなので開けるのが難しく、
開けれなくてガチャガチャやってると、家族の誰かが来てくれてドアの下の隙間からカギを渡して外から開けてもらってます。
イタリア人にとっては難しくないみたいで・・・笑
我が家のトイレもこのカギなんですが、開かないと困るのでカギはしません。
部屋もこの形のカギのドアがあるんですが、
開閉のコツはちょっと上側に浮かせるようにして回すといいです。
この手のカギは注意してくださいね。
荷物をかけるフックが無い
日本だと必ずトイレの中に荷物をかけるフックがあると思いますが、イタリアは無い場合が多いです。
トイレの床が結構な確率でびちゃびちゃに濡れていたりトイレットペーパーが落ちて散乱していたり
汚い場合が多いので床に置くのも嫌ですよね。
そうすると鞄を抱えながら用を足す事になりますし、
大き目な鞄とサブバッグもあった時に「どうしたらいいの~汗」となった事があります。
それからバックフックを持ち歩くようになりました。おすすめです!
イタリア旅行あると便利なグッズ もしもの時は現地このお店にGO!
トイレの明かりがすぐ消えちゃう

日本だと公共の場は常に明かりがついていると思いますが、
イタリアはトイレの明かりがセンサーで反応するタイプな場合は結構あります。
もしくは真っ暗で、自分でスイッチを入れて明かりをつけなくてはいけない場合も。
そのスイッチの場所が見つかりにくい場合があります。
トイレのスイッチって出入り口の外側にありませんか?
でもイタリアはドアの内側にある場合も多いです。
この間、ショッピングモールでトイレに行った時の事、
そこのトイレの照明は人の動きに反応して明かりがオンになるタイプでした。
私が入ったらパっと明かりがつき個室に入り用を足していました….
が! 突然真っ暗(◎_◎;)
そんな長い時間ジッとしていた訳では無いのに、暗闇の中で一人センサーに反応するよう手をふったりして、
めちゃくちゃハズカシカッタです。笑
照らしてくれる時間が短すぎでしょ~!って思いましたが、そんなこともありますので要注意です。
トイレットペーパーを流すのは禁止の場所もある

イタリアのトイレはトイレットペーパーが無い場合があります。
有料トイレでも紙が空っぽな場合があるのでポケットティッシュは持ち歩いていた方が良いです。
そして場所によりますがトイレットペーパーを流してはいけない所もあります。
トイレの中に注意書きといして書いてあるか、
トイレの横に大きなゴミ箱がある場合は流してはいけない場所かもしれません。

流してはいけない場所では大をして拭いた時もトイレの横にあるごみ箱に捨てます
我が家はトイレットペーパーは流してはいけない地域なので、トイレの横の汚物入れに捨てています。
なので日本に帰国すると 「紙はどこへ・・・あ!流していいんだ!」っとなり、
日本からイタリアに戻るとついつい紙を便器に捨ててしまい「あ、間違えた・・・」っとなります。笑
トイレ流すレバーはボタンタイプが多い

日本はトイレを使用後に流す時、レバータイプが多いと思います。
イタリアはボタンタイプが多いです。たまにタンクが上に付いていて紐で引っ張るタイプのレバーもあります。
ボタンは壁についていたりタンクについていたりしますが、
結構強めに長押ししないと流れないので注意してください。

かなり長押ししないと流れないかも
ペーパータオルやハンドドライヤー/ハンドソープがある

有料トイレは水とソープとハンドドライヤーが洗面台についている場合が多いです。
商業施設やレストランなどもハンドソープ・ハンドドライヤ・ペーパータオルが設置してある場所は多いです。
ですが!
空っぽだったりハンドドライヤーはめちゃくちゃ乾きが遅いやつもあるので
日本式にハンカチやミニタオルを持ち歩いている方がスムーズだと思います。
イタリア語でトイレはどこですか?

トイレはどこですか? Dov’è il bagno ? どべ いるばんにょ?
「トイレはどこですか?」は覚えておくと便利なイタリア語です。
私は最初に覚えたイタリア語はDov’è il bagno?なんですが、はじめて緊張しなが覚えたフレーズを言ってみようとししたら、
「トイレ?あっちよ!」
と先に言われてしまい、フレーズデビューが出来ませんでした。
イタリア人は親切な人が多いのでレストランやバールの店員さんの方から「トイレ?」と聞いてくれる場合が多いので出番がないかもしれませんが、覚えておきましょう♪
イタリアの無料で使えるトイレはココ!
イタリア観光中にトイレに行きたくなった場合無料で使える場所をお伝えしますね。
電車の中

イタリアの電車にはトイレが付いています。
古い電車の時は狭くて汚いトイレでしたが、2020年前後から最新型の電車が増えてきてるのでトイレも最新式です。
びちゃびちゃになっていて汚くなっている場合もありますが、
無料で使う事が出来ますので、電車を降りる前に利用しておくといいですよ。
電車のトイレは便座があります。
ですがトイレの高さが高い場合があるので、背の低い方だと便座を使わず空気椅子形式は難しいかも。
除菌シートは忘れずに持っていた方が良いですよ。
イタリアの電車 チケット券売機でアタフタ戸惑った話 購入時の注意点
ショッピングモール・デパート・スーパーマーケット
ショッピングモールやデパート、スーパーなどのトイレは無料で使えます。
スーパーマーケットはレジ係の方にトイレに行きたい旨を伝え、カギを受け取る必要がある場合もあります。
デパートは買い物をした場合のみ無料の場合もあります。(トイレに入るにはデパートで買い物をしたレシートが必要、買い物していない場合はレジでトイレを使いたい旨を伝えると1ユーロ支払ってレシートをもらいます。)
美術館・博物館など観光スポット
美術館や博物館、若しくは観光スポットの案内所などに併設されているトイレは無料で使えます。
訪れたら必ずトイレにもよっておくと良いですね。
レストラン・バール
バールやレストランは飲食をすれば無料でトイレを貸してもらえます。
突然トイレに行きたくなったらバールでお茶を飲みがてらトイレを借りるのが良いと思います。
店員さんにトイレを使いたい旨を伝えてカギを受け取らなければいけない場合もあります。
まとめ
- 便座は不衛生だから皆使わないので外してある。
- 便座があると破壊され危険だから初めから外してある。
- トイレのマーク・カギ・荷物置き場・明かり・紙・ハンカチなど注意
- 無料のトイレは電車の中・モールやスーパーマーケット・観光スポット
- 飲食すればバールやレストランも無料
便座無しのトイレを空気椅子スタイルで用を足す事も、慣れてしまえば割と普通かもです。
有料トイレはトイレにお金を払うの~?って感覚もあるかもしれませんが、
そのおかげで綺麗だったり犯罪的観点からも安心できると思えばアリなのかもしれません。
が、しかしトイレ事情は日本って最高!と感じちゃいますね。
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