イタリア人男性はマザコンというのはステレオタイプで良く聞く話です。
お付き合いしている男性がイタリア人の場合、マザコンは気になる所ですよね!
イタリア人男性といっても色々な方がいますが、お母さん(マンマ)の影響力が強い事は確かです。
今回は私のイタリア人夫を見ていてマザコンだなぁ~と思うエピソードをご紹介していきますね。
このタイプのイタリア人マザコンは気を付けよう!
イタリア語でマザコンはマンモーネ(Mammone)といいます
マザコンについての定義は色々とあるかと思いますが、
Aマンマが大好き
Bマンマに依存している
この2つの要素のバランスがあると思います。
気を付けた方が良いのはBの要素の強いマザコンです。
特に、
- マンマのいいなり
- マンマに何でもやってもらう
このようにBの要素が強い男性がパートナーの場合は母親離れが出来ていないので、
結婚してから度々マンマが登場してきて苦労する場合もあるかもしれません。
マンマから離れたとしても、依存対象がパートナーに移る場合もありますからね。
イタリア人夫がマザコンだと思うエピソード
私のイタリア人夫がマザコンだと思うエピソードをご紹介して行きますね。
夫の場合、自分の事は自分でやりますしマンマのいいなりになったりはしていませんが、
心理的にはマンマに依存的な部分が多いと感じる所が多々あります。
マンマとメッセージ交換が頻繁すぎる
マンマと、とにかくメッセージ交換が頻繁です。
朝の「おはよう」から夜寝るまに「おやすみ」まで、メッセージ交換をしていますし、
誰かにメッセージを書いているのでチラッとのぞくとマンマな場合が多いです。
よくそんなに話すことがあるな・・・と感心するぐらい。
例えば、SNSで面白い動画が見つかった時にも、マンマに見せると言いすぐにシェアしていますし、
彼氏彼女みたい!と茶化しても、へへ♡としています。
まあ、そういった背景があるからなのか、夫は妻の私にも同じ感じで細かく連絡をくれます。
なので、
マンマにメッセージが頻繁=パートナーにも連絡が頻繁
といった感じのイタリア人男性は多いのではないかなっと思います。
ちなみに、マンマは嫁の私にも頻繁にメッセージをしてくるので困り果てたことがあります。
その話は別記事で。
国際結婚 義母(イタリア マンマ)がうざい問題 メッセージ編
マンマが大好きと照れずにハッキリと言う
「マンマのこと好き?」と、質問した場合、ハッキリ、キッパリと「うん、好き」と答えるのですが、
それを聞くと変な気分になります。
なぜかと言うと、
日本人の大人の男性で(女性でも)ハッキリ、キッパリとお母さんが好きと答えられる人って少ないのでは?
と勝手に感じていますし、
私自身の話しで言うと、親に感謝はしているけれど、
特に母親に対してはイヤな部分が先に出てきてしまい好きとは思いません。
(どちらかというと嫌いだし、反面教師な存在)
なので、そんな風に即答できる関係性がマンマとの間にあるのが羨ましいと感じます。
しょっちゅう会いに行く
我が家の場合、マンマの家から歩いて10分ほどの場所に住んでいるのですが、
とにかく頻繁に会いに行っています。
仕事の帰りにマンマの所へ寄ったり、休みの日も1時間ぐらい話をしに会いに行っています。
メッセージでも頻繁に話しているのに良くそんなに話すことがあるな・・・と感心します。
なんでもマンマに話したい、話したくなる存在=信頼している存在って事ですよね。
旅行先から電話をかける
旅行に行ったときに、ついた先から電話をして話している時も多いです。
うちの夫がはじめて日本に来た時も、お店の中の様子をマンマに見せたいと言い、
ビデオ通話をしながら歩き回っていました。
飛行機に乗る時は電源を切る直前までマンマと繋がり、到着して電源を入れたらすぐにマンマに連絡です。
微笑ましいけれど、
どんだけマンマだよ!とあきれる時も。
お買い得な物があるとマンマの分も買う
買い物に行ってお買い得商品などあった場合、マンマの分も必ず購入します。
まあ、優しいですよね。
だけど、ちょっとイライラするときも。
(いちいちマンマの分も買うからウザい。)
マンマの悪口を言わない
先ほども書きましたが、私の場合は母親への文句の方が多く出てしまいますが、
夫はマンマの悪口は絶対に言いません。
例えばマンマは世話好きなので、けっこう押しつけがましい所があるんです。
まあ、母親にはありがちな、
「あれ持って行け、これ持って行け、これ食べろ!」
的な発言も多く、要らない!といってもしつこく押し付けてきます。
そういう時に、怒った口調になる時はあるけれど、
何て言えばいいのか難しいのですが、ちょっと嬉しそうな感じなんですよね・・・。
本人がいない時にマンマのこういう所が嫌だとか、そういった文句もも聞いた事がありません。
ちなみに、夫は反抗期も無かったんですって。
夫の友達数人にも反抗期の質問をしたことがありますが、
みな「反抗期は特に無かった」と話してくれますので、もしかしてイタリア人はないのかも?
マンマと言い合いになったあと、落ちこむ
夫とマンマと何か話をしていて、意見が合わず言い合いになる時があります。
そういった時、しばらく目に見えて落ち込んでいます。
私も親と言い合いになったら落ち込みますが、ムカついてイライラする感情の方が多いです。
でも夫の場合、マンマへの怒りというより悲しみが深い感じなんです。
マンマのことが大好きなだけに、落ち込む度合いも深いんだなぁと・・・。
なんか可愛いくないですか?笑
なぜイタリア人はマザコンになるのか?マンマが大好きになる理由
ひとくくりでは言えませんが、イタリア人マンマの特徴として、
・世話好き
・愛情深い
・おおらか
・包み込む器の大きさ
・明るい
・豪快
・人間的パワーがある
みたいな感じの方が多いです。
悪い言い方でいうと、
・世話を焼きすぎて自立が阻まれる
・自分の理想にコントロールしてくる
・押しつけがすごい
こんな感じがあります。
愛情が深い分世話焼き度合いが凄いと、
最初にお伝えしたBの要素が強い「マンマに依存しているマザコン」に仕上がると思います。
ですが、
マンマが大好き!とキッパリ言えるのは、マンマのどんな部分からなのかな?というと、
それは絶対に子供を悪く言わない部分だと思います。
日本人は謙遜もあるかもしれませんが、自分の子供のことを
「うちの子は全然ダメだから」
「だからアンタはダメなのよ!」
みたいな感じに悪く言ったり、
相手を持ち上げて自分の子供は低い位置にする親は少なくありません。
ですが、イタリア人マンマはそういった事を言いません。
「うちの子は素晴らしい」
ということしか人にいいませんし、本人にも褒める言葉のみです。
失敗したり、ダメだった場合も、
「よくある事よ!」
「徐々に上手くいくわよ!」
ということしか言わないんですよね。
出来ようが、出来まいが、
どんなアナタだろうがマンマは100%あなたの味方です!
という安心感のあるエネルギーが凄いんです。
この安心感から、マンマ大好きマザコンが出来上がると感じます。
マザコン傾向のあるイタリア人男性と良好な結婚生活を築くには
イタリア人男性と良好な結婚生活を築く鍵は、マンマを見習う事だと思います。
マザコンにとってマンマは理想の女性ですからね。
前の章で、マンマから「どんなアナタだろうがマンマは100%あなたの味方です!」という安心感のあるエネルギーが凄いと書きました。
この「絶対的に愛されている」というエネルギーを感じられなくなると、夫婦関係はうまく行かなくなると思うんです。
相手への文句が多くなってくると、愛されている感って減ってきますからね。
・何か問題が起こった時
・なんでそんなことを言うのかな?と思った時
・どうして、こうしてくれないのかな?と感じた時
相手のせいにして責めたり、自分のせいにして自分を責めたりしがちです。
そんなときはマンマを見習ってパートナーを理解しようとする目をむけることが、関係を良くする鍵だと思いました。
なかなか難しいけど、自分を理解しようとしてくれる人に人は好意を持つと思うんです。
だから、それを自分から先にやってみるって事なんですよね。
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まとめ
イタリア人夫がマザコンだと思うエピソードをまとめると以下です。
- マンマとメッセージ交換が頻繁すぎる
- マンマが大好きと照れずにハッキリと言う
- しょっちゅう会いに行く
- 旅行先から電話をかける
- お買い得な物があるとマンマの分も買う
- マンマの悪口を言わない
- マンマと言い合いになったあと、落ちこむ
マザコンの要素2つ
Aマンマが大好き
Bマンマに依存している
Bの要素が強いマザコンには注意!
Aの要素が強いマザコンは、パートナーにもマンマ同様に大好きなエネルギーを向けてくれると感じますし、
優しくて親切、礼儀正しくて気配りができる男性だと感じます。
マンマの持つ「どんなアナタだろうが100%あなたの味方です!」の姿勢で、パートナーと共に生きたいですね♡