国際結婚の喧嘩 日本人妻とイタリア人夫の怒りの表し方の違いと解決方法

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国際結婚 喧嘩 日本人妻とイタリア人夫の怒りの表し方の違い 解決方法 国際結婚・国際恋愛

「国際結婚は文化も言葉も違うので解りあうのが難しく喧嘩が絶えない」

そんな話を聞いたりしますが、私達も特に結婚したばかりの1年目は毎週末酷い喧嘩をしていました。

その度にイタリア人夫は驚くぐらい怒りを表してくるので毎回ビックリ。

ですが、今は殆ど喧嘩をしなくなりました。

それは怒りの表し方の違いや、怒りの下に隠されている本当の感情を学んだりしたからです。

今回は日本人妻とイタリア人夫の怒りの表し方の違いや喧嘩をしても仲直りする方法として私が実践している事についてシェアします。

もし国際結婚した相手と喧嘩が絶えない、とお悩みの方がいたら、私の体験談も参考にしてくださいね。

この記事を書いた人
モカちーの

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国際結婚のケンカ 日本人とイタリア人怒りの表し方の違い

怒りの表し方には3タイプあると言われています。

①引きこもりタイプ(日本人に多い)
・自分を責める
・怒っている事を隠そうとして我慢する
・怒りが自分の内側に残ってしまう

②オープンタイプ(外国人に多い)
・他者を責める
・怒りを素直に表して相手を攻撃する
・素直に怒りをだすので自分の内側にのこらず怒りが短い

➂受動攻撃タイプ
・責めていない態度をとりつつ他者を責める
・直接怒りを相手にぶつけず困らせる態度をして相手を怒らせる
・不機嫌を振りまく

日本人の私は①や③のタイプ。
嫌だった事柄を直接伝えられず我慢したり、不機嫌な態度をして察してよね!みたいな怒り方。

とりあえず怒りを内にしまって我慢しているけれど、
しまい込めなくなると不機嫌な態度や自分を責める事で相手を間接的に攻めていました。

イタリア人夫は②と③のタイプでめちゃくちゃ素直に怒ってきます。

怒ったら素直に怒ってるそー!って感じです。

めちゃくちゃ怒りをぶつけてくる→私の我慢がブチ切れる→喧嘩に発展…。

こんな感じで喧嘩に発展していたわけですが、
怒りの表し方の違いによる喧嘩の原因などを書いていきますね。

イタリア人夫との喧嘩の原因

私は結婚したばかりの頃、些細な事ですっごい感情をあらわに怒鳴ってくる夫に

「なんでこんな小さなことで怒鳴るんだろう・・・」

と、いっつも思っていて「すぐ怒る夫」というワードで検索かけて読んだりしていました。

怒る事柄としては、

●「何々持った?」とか「アレってもうやった?」のような、私からしたら「持ったよー」とか「やったよー」とか「まだだよ」で終わる些細な会話が、信頼されてない、コントロールされている言動、に感じるらしく、怒鳴られる。

●何かがうまく行かなかったとき「自分のせいでは無い!!」と自分を正当化してやけに怒鳴る。

●私が何か出来事(夫と関係のない事)で落ち込んでいると怒ってくる。


こっちとしてはそんないつでもニコやか幸せ満点とはいかないよ・・・と、悲しくなったりムカついたりしてました。

ただ怒鳴ってくるだけでなく、スーパーで子供が駄々をこねるときみたく体中使って怒りを表現したり、

私に殴ってきたりは勿論ないですが、自分自身の事を叩いたりつねったり。

一回はドアを叩いて穴をあけた事もありました。(今となっては笑えますが。笑)

そんなこんなで私も言い返し、泣く私を見て更に夫が怒鳴り…私も怒鳴り…

すごいケンカが繰り広げられていました。

喧嘩をした後のイタリア人夫の変わり身の早さに戸惑う

戸惑うのはケンカ中だけでなくケンカの後も…。

なぜかと言うと、あれだけヒートアップして怒ってたのに、すぐに機嫌が変わってケロっとするからです。

めちゃくちゃ文句を言って来た30分後に「Ti amo♡」みたいな。(汗)

私は、「こ、これってモラハラ夫ってやつ…? モラハラの人って確か怒りまくった後にめちゃくちゃ優しくなるんだよね…?」と怖くなり、それも検索したこともあります。(笑)

あんなに怒鳴っておいて、こっちはそんなすぐに気分を変えられないよ・・・と思うけど、
ここで私が気分変えられない場合は次のケンカに発展するんです・・・疲れる。

でも、今は分かるんです。

夫は②の怒り方だから瞬間湯沸かし器でドドン!と爆発してスッキリなんです。

でも、私は①の怒り方だからそうはいかず…。
我慢したり抑え込んで抑圧しようとしているからいつまでもスッキリしなかったんです。

ため込まないでスッキリ怒りを表現するタイプの方が、
本当は怒ってるのに怒ってませんよ~と装ってるタイプよりたちが良いのかもしれません。

それに、すぐに気分を自分で変えられるって素晴らしい事だよな!と今は思います。

だから②の怒り方って良いのかも? (いや、怒らないのが一番いいです)

この、変わり身が早かったのは新婚から5年目ぐらいまででした。
それ以降は一度怒ると、しばらく不機嫌な態度を取るように変化してきました。

国際結婚した相手の怒りについて 理解した事 

そんなこんなで結婚したばかりは喧嘩ばかりでしたが、
心理学を学んだり自分の中に向き合ったりしているうちに段々と彼の事、そして自分の事が解ってきました。

怒りは2次感情

怒りと言うのは2次感情である事が殆どで、怒りの下に本当の感情が隠れている・・・
と言う事を学び、「ああ・・・なるほど」と思いました。

夫がすぐに怒鳴り気味になってまで感情を表す下には劣等感や罪悪感があるのかも、と感じました。

怒っている感情の下には、

・解って欲しい
・愛して欲しい
・助けて欲しい

その様な感情があるけれど、
それを上手く伝えられないからゆえに非建設的な感情の表し方となっているだけなんです。

怒り=守りの姿勢

犬や猫で考えると解りやすいですが、怒りを表している時って怖いからですよね。

人間も一緒なんだな、って思ったら、

「そんなに怒って自分を守らなくても私はアナタの敵じゃないよ!味方だよ」

という気持ちになって愛おしく感じる様になりました。(そう感じるには少し時間が必要ですが…。)

人は本来、皆愛情深く誰かを幸せにしてあげたい想いのある生き物なんですよね。

権力争い

大昔の話しの夫婦関係の役割というと、

・男は狩りに行き家族を養う、守る存在
・女は家の中を切り盛りする、守られる存在

こんな感じですよね。

その名残は性の中にあると思うんです。

だから、男性は守る存在として家族の中で上に在りたいという気持ちが女性より大きいと感じます。

何か意見が食い違った時、負けた(自分が下)という感情になることを恐れる、
自分のアイデンティティーを守るために怒りの感情を使っているんです。

それを知ったら、ああ、守っているんだな・・・と思うようになり、
これまた愛おしさに変換できるようになってきました。(一瞬でその時にそう思える、という意味ではありません)

謝れば謝るほど怒りが増す

怒って怒鳴ってるから、とりあえず怒りを鎮めたくって私はいつもすぐに謝っていました。

「ごめんね、ごめんね、私が悪かったよ・・・ごめん・・・」

だけど、謝れば謝るほど夫の怒りがどんどん倍増。

私的には、

・なんで?謝ってるじゃん!謝ってるのに何故攻めてくるの!!?
・謝っても許してもらえないほど私のことが嫌いなの?
・もう愛されていない

なんて絶望的な気持ちになっっていました。

ですが、今はそうではないと分かります。

彼の感情の下の方にある部分では、

私に謝らせている=自分は人を攻撃するような酷い人間

と言う彼の罪悪感が刺激されて更に怒りが増していただけ。

その怒りは私に向けてではなく彼自身に向けての怒りなのかも、と感じます。

怒って相手を攻撃している時、

・相手を責めたい訳ではない
・相手に謝って欲しい訳でもない

そうではなくて、自分をただ理解して欲しいだけなんです。

私を嫌いな訳でも、憎いわけでもなく寧ろ逆だった訳です。

国際結婚のモラハラ問題 パートナーが不機嫌な時の接し方

国際結婚で喧嘩になった時に実践している事

喧嘩になったとき実践している事が3つあります。

相手の言っている事をしっかりと聞く

喧嘩中に責め立てる事を言われてる時、「それ違うし!!!」と思えば思うほど、
すぐに誤解を晴らしたくて自分の言い分を相手に言っていました。

まだ向こうが話している時に「そうじゃない!」と言葉をさえぎって話をしていたことも。

でも、今は「最後までしっかり聴く」を心がけて実践しています。

彼が何を思ったのか、何を訴えたいのかを理解したい姿勢をとると言う事。

こちらの言いたい事を我慢する、と言うことでは無いです。

一旦しっかり相手の言い分を聴くようにしています。

1回離れる

言葉をさえぎらない様に会話をしてても、相手の怒りがエスカレートしてくる場合もあります。

その時は「一回外に行ってくる」と言って離れるようにしています。

離れようとしても「逃げるのか!」みたいに追ってくるときもありましたが。(笑)

でもそれは彼中に不安(私に離れられちゃう、捨てられるような感覚)からなのかな、と思うので、
そこは毅然と「10分したら戻るから待ってて!」って言って離れるようにしています。

10分ぐらいはなれて自分の熱を冷まして感情の整理するのですが、その時に自分に問いかけます。


・私は喧嘩したいの?それとも愛し合いたいの?仲良くしたいの?
・答えは、愛し合いたい♡仲良くしたい♡
・それならどうする?どんな解釈をしてどんな私になる?

という内部会話をします。

素直になる


自分の熱を冷まして夫の元に戻ると、大抵彼も熱が冷めています(まだ怒ってたとしても冷静にはなってる)

そのタイミングで、「ごめんね♡」と伝え、相手の言い分を先に認めてあげると、彼も「ごめんね」っとなります。

私は、

・アナタを理解できていなかった
・けれどアナタが大好きだから仲良くしたいし理解したいと常に思っている
・私の言い分としてはこう思っただけ

という事を冷静に話すと素直に聞いてくれます。

どちらが正しいも間違っているも無く、どちらが良いも悪いも無いですからね。

イタリアに10年住んで思うこと 私がココに来た意味

まとめ

喧嘩はお互い自分の主張の押し付け合い

両者の主張はその人の思った事なのだから、良いも悪いも無いです。

言い合いはただ単に言葉や力が強い方が勝った様になるだけのパワーゲーム。

だけど勝った方も負けた方も良い気分にはならないんですよね。

相手の言ってることを理解したい、

という気持ちを持つには自分の状態が良くないと無理だと感じます。

それには生活の中で我慢や無理を減らして、自分の中に相手の方も見れる余裕がある事が鍵になるなぁ。

・アレをやらなければ
・コレをするべき
・ソレも終わらせない

なんていう事がたまって無理をしていると、イライラがたまります。

イライラしているときは相手の些細な事にネガな反応を示してしまったりします。

楽~に楽に・・・「まぁいっか~♡」の精神で自分に優しくしていくのがポイント。

自分に優しくできていると相手にも優しくなれるなぁ・・・っと感じています。

相手には相手の想いや考えがあり、私には私の想いや考えがある。

国際結婚だろうが日本人同士だろうが、
夫婦だけでなく誰との関係においても相手を尊重する事はとても大切な事ですね♡

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