きゅうりに似たお野菜ズッキーニ。
日本でも認知度が上がってきていますがズッキーニのお花も食べられるのをご存知ですか?
我が家の畑のズッキーニのお花が咲いていたのでフリット(天ぷら)にしてみたので作り方をご紹介します。
fiori di zucca(フィオーリ・ディ・ズッカ)
イタリア語でズッキーニのお花の事をfiori di zucca(フィオーリ・ディ・ズッカ)と言います。
ズッカとはカボチャの事なので初め聞いた時、え?カボチャ?ズッキーニだけど・・って思いました。
カボチャのお花とそっくりなので一緒くたになっているようですが実際お店で売られているのはズッキーニのお花の場合が多く、ズッキーニのお花の事もフィオーリ・ディ・ズッカと呼んでいます。
ズッキーニの花はいつ咲くの?
お花が咲くのは5月下旬から6月にかけて。私の住んでいるサルデーニャは南イタリアなのでこの時期は既にかなり暑くて日中は30度から35度ぐらいあります。
ズッキーニの雌花と雄花の見分け方

ズッキーニには雄花と雌花があります。写真の様に茎から花が咲いているのが雄花、ズッキーニの実から花が咲いているのが雌花です。
雌花の方を収穫してしまうとズッキーニが育たないので今回は雄花の方を収穫しましたがズッキーニ付きで雌花の方をフリットする場合もあります。
ズッキーニの花の天ぷら 材料
- 花ズッキーニ 11個
- クリームチーズ 適量
- アンチョビ 適量(入れすぎるとしょっぱいので味見しながら)
- ツナ缶 1缶
- 薄力粉 70g
- 炭酸水 140g
- 塩少々
- 揚げ油(エクストラバージンオイル)
ズッキーニの花の天ぷらの伝統的レシピはモッツァレラチーズとアンチョビを詰めますが、今回は家にクリームチーズがあったので(モッツァレラが無かった)クリームチーズとアンチョビとツナ缶を混ぜて入れてみました。
ズッキーニの花の下処理

細かなトゲトゲがあるので微妙にイタタ・・・となりながら収穫。
蟻んこさんが中にいたのでお水に浸しながら良く洗いました。
流水で洗うと花びらにダメージが出来てしますのでボールの中で揺するよう丁寧に洗います。
花びらを破らないよう気を付けながら中にある雌しべを取り除きます。収穫してから時間が経つと花が閉じてくるので閉じてしまっている場合は花びら一か所に切り込みを入れます。

ガクを取り除いていきます。ポキっと簡単に取れます。キッチンペーパーで挟んでよーく水切りをします。水分が残っていると油跳ねの原因になるのでしっかり水気を取ります。


サルデーニャ島のアーティチョーク 【カルチョーフィ・サルディ】
ズッキーニの花の中に詰める
クリームチーズとアンチョビとツナ缶を好みの味の感じに混ぜ合わせます。

中に詰めたら外に出ている部分が無いよう花びらでしっかりと包み上の方をねじります。

ちょっと欲張ってつめてたら閉じなくなっちゃったのが出てきて(;’∀’)爪楊枝で止めて一件落着。笑

ズッキーニの花の天ぷらの衣
衣は小麦粉に冷やしておいた炭酸水とお塩少々です。
(今回11個作ったのですが小麦粉70グラムに炭酸水140グラム)
ズッキーニの花の天ぷらの揚げ湯はエクストラバージンオリーブオイル
揚げ湯はエクストラバージンオリーブオイルを使っています。
オリーブオイルは素材にしみこみにくいのであっさり揚がります。
フライパンに1cmぐらいのエクストラバージンオリーブオイルを入れ180度ぐらいで揚げていきます。
衣に付ける前に小麦粉の打ち粉をしてから衣に付けると衣が均一につきやすいです。
スプーンで上側にもオリーブオイルをかけながらきつね色になったら出来上がり♡
中身を伝統的なイタリアレシピにする場合モッツァレラチーズですが、モッツァレラチーズに水気が残っていると揚げている時にひどい目に合いますので、しっかり水気を切ってください。
