イタリアのゴミ出し事情 紙なのに生ごみ?10年間ゴミの分別方法を間違えていた話

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イタリアのゴミ出しルールについて解説 生活

イタリアも日本と同じようにゴミの分別収集が行われています。

私は先日ゴミの分別を間違えて理解していたことが発覚…(10年間も間違えていました…ははは)

ということで、今回はイタリアのゴミの分別方法やゴミの出し方についてお伝えします。

イタリアに滞在した時の参考にして下さいね。

この記事を書いた人
モカちーの

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イタリアのゴミの分別ルールとイタリア語のゴミ分別用語

イタリアのゴミの分別種類とイタリア語の分別用語をご紹介しますね。

分別は地域や自治体によって違いがあるのですが、大体は下の表の感じです。

ゴミの種類イタリア語説明
生ゴミ(有機物)Rifiuti organici または Umido食べ残し、野菜くずなど
一般ゴミ(燃えるゴミ)IndifferenziatoまたはSecco分別できないゴミ(汚れた紙、レジ袋など)
紙類Carta Cartone新聞、雑誌、包装紙、段ボールなど
プラスチック類Plasticaペットボトル、容器など
金属類(缶など)Metalli または Alluminio缶、アルミホイルなど
ガラス類Vetroワイン瓶、ジャム瓶など
衣類Abiti usati古着、布類(自治体によっては別回収)
有害ゴミRifiuti pericolosi電池、薬品、電子機器など

このなかで、少しわかりにくいかもしれない、生ごみと燃えるゴミについてお伝えします。

Rifiuti organici または Umido (生ゴミ 有機物)

イタリア語で「Rifiuti organici(リフィウーティ・オルガニチ)」は、有機ゴミ/生ゴミを意味します。「Umido(ウミド)」は、湿った、濡れた、潤った、など水気のある状態を意味します。

ゴミだしルールの説明で例に挙げられているのは以下です。

・食べ残し ・肉や魚の骨 ・果物のタネや皮 ・野菜クズ ・ティーバッグ ・コーヒーかす
・貝殻 ・使用済みのペーパータオルやティッシュ ・ワインのコルク ・少量の暖炉の灰
・動物のゴミ・卵の殻 ・花や植物の切れ端、庭の落ち葉

動物のゴミは、猫砂も含まれます。

IndifferenziatoまたはSecco(一般ゴミ・燃えるゴミ)

イタリア語で「Indifferenziato(インディフェレンツィアート)」は、「未分別の」「区別されていない」という意味です。

「Secco(セッコ)」は「乾いた」「乾燥した」「しぼんだ」など水気のない状態を意味します。(ワインの味を意味する場合も使われる単語で、その場合辛口という意味があります)

というとで、リサイクルできないゴミ=一般ゴミ(日本でいう、「燃えるゴミ」や「可燃ごみ」的なこと)を指します。

ゴミだしルールの説明で例に挙げられているのは以下です。

・オーディオおよびビデオカセット ・CD、コンピューターのフロッピーディスク
・陶器の破片 ・タイツ ・おむつ ・生理用品・タバコの吸い殻 ・空のチューブ
・ろうそく・髪の毛 ・カミソリ ・歯ブラシ ・ダクトテープ ・傘 ・ボールペン
・なめし革・ゴム ・ライター ・汚れた紙 ・油が付いた紙 リサイクルマークのない包装材

この2つで、両方に出てきたものがあります!

そう!紙類!これについて、私は10年間勘違いというか、間違ってゴミ出ししていました。

それについては、後の方で説明しますので、読み進めてください。

若しくは一番下の章、「紙なのに生ごみ?イタリアのゴミの分別ルールを10年間間違えていたよ~(汗)」までジャンプしてください。

イタリアの分別ごみは色分けで示されている

イタリアのゴミ出しの方法は自治体によって違います。

ゴミの分別は色分けでもしめされていて通常は以下の色分けになります。

ゴミの種類ゴミ箱の色
プラスチック・缶・アルミオレンジまたは黄色
紙類
一般ゴミ(燃えるゴミ)グレーまたは黒
生ゴミ(有機ゴミ)茶色
ガラス瓶

街角に設置されているゴミ箱の蓋がこの感じに色分けされていることが多いのですが、観光地だと街中のゴミ箱にもイラストや説明が書かれていることもあるのでわかりやすいです。

ただ、地域によって色や分け方が異なることがあります。

例えばトスカーナでは紙とプラスチックを一緒にすることもあるそうです。

イタリアのゴミ出しルールは町ごとに違う!宿泊先で迷わないためのコツ

イタリアのゴミ出しの方法についてお伝えしますね!

日本でも地域や自治体によってルールがかなり違うと思いますが、イタリアも違いがあります。

イタリア旅行で、ホテルに宿泊する場合はそこまで神経質になる必要はありませんが、アパートやB&Bに滞在する場合はチェックインの際に大家さんに確認するとお互い気持ちよく居れると思います。

特に長期滞在の場合は聞いてみてくださいね。

曜日指定で収集

ゴミの種類ごとに回収曜日が決まっていて、前夜または当日の朝に出す形が多くの自治体で行われています。

一軒家では家の前、集合住宅では指定のゴミ置き場に出す形が通常です。

我が家の地域もコレなんですが、1年間分のゴミだしスケジュールが書いてあるカレンダーが配られ、それにそって収集されます。

イタリアのゴミ出し日が書いてあるカレンダー
白い部分は収集無しの日です

収集の頻度なんですが、私のところは生ごみは週に3回あるのですが、他のゴミが2週間に1回しかないので、出し忘れると大変なことになります。

いつからだったかな…忘れましたが、以前はもっと頻繁に回収があったのですが減りました。経費削減とかなんですかね…。

イタリア滞在時に出たゴミは分別を意識して部屋に置いておけばOKですが、私は一度、ゴミ出しをお願いされた経験があります。(収集日の回数が少ないため)

あと!問題は、たまにカレンダーが間違っていること‼(笑)

朝になってもゴミが収集されてないからカレンダーを見たら合ってるし「なんで??」と思っていたら、近所のおばちゃんに、「今日はカレンダー間違えてたのよ。よくあること~」と教えてもらったことがあります。

そのあと、もう一度同じことがあって、「またカレンダー間違っとる…笑」と思いました。

めちゃイタリアらしいですよね。

街に設置してある大きなゴミ箱

観光地など大きな町だと、大きなゴミ箱が分別区分ごと街角に設置してある場合があります。

この大きなゴミ箱は観光客や通行人も使えるようになっていることが多いですが、基本的にはその地域に住んでいる人が家庭ゴミを出すためのものとして設置されています。

※普通サイズのゴミ箱では無く、大型のゴミ箱の話です。

不法投棄や分別違反が多い地域だと監視カメラが設置されていて、罰金対象になる場合もあるようです。

とはいえ、旅行者でも、ちょっとしたゴミ(ペットボトルや紙くずなど)は分別して入れればOKです。

この地域に住んでいる友人の話では、曜日に限らず捨てたい時に捨てに行けるので便利だけど、ゴミ箱が家から遠いから結構大変…と言っていました。

確かに、ゴミ箱が近いと便利だけどニオイとか心配になるし、遠いと運ぶの大変だし…一長一短ですね。

専用袋や容器

自治体から配布される袋やコンテナを使うことが義務の地域もあります。

とくに、生ごみは生分解性される袋にいれるルールはどのイタリアの地域でも同じかと思います。

イタリアではスーパーやお店屋さんの有料袋は、すべて生分解性できる袋です。

この袋が弱いんです…最近は強度が少しマシになったけど、すぐにやぶれちゃうので要注意

あと、生ごみを入れて2日もしたらビチャビチャになってくるので、それも要注意です。

話が少しずれますが、スーパーで重みのある液体類などを買う場合はエコバッグを持参したほうが安心ですよ。

イタリア スーパー買い物マナー エコバッグは必要?注意点は?

私の住んでいる地域は、最近容器も専用のモノを使う形になりまして、バーコードのついた専用容器が各家に配られました。

その容器に収まる量だけ、ゴミ出しが可能なんですが結構小さいんです。

特に燃えるゴミが…さっきも書きましたが、2週間に1回の収集なので、けっこう溜まるので困ります。

分別を間違えていると持って行ってくれない

分別を間違えると持って行ってくれない場合があります。

一度、網戸を張り替えてそれを燃えるゴミに入れたら持って行ってくれないことがありました。

網戸は金属ゴミになるとのことでした。(イタリアの癖にちゃんとしてるんだ!なんて思った悪い私。笑)

理由がわからずで、持って行ってくれないこともありました。

なので、もう一度違う日に同じ内容で出して見たら持って行ったので収集員のかたの気分による場合もあるかもしれません。

やっぱりイタリアらしい。(笑)

大型ゴミや危険物

電池、薬、家電などはスーパーや薬局に回収BOXが設置されているので、そこに捨てます。(店の入口などによくある)

大型のゴミは自治体の回収センターへ自分で持ち込みするのが一般的です。

イタリアの水道水は飲めるの?お水を買う時に注意すること

紙なのに生ごみ?イタリアのゴミの分別ルールを10年間間違えていたよ~(汗)

先日、いつものように一般ゴミ(燃えるゴミ)を出したところ、収集されないことがありました。

「えーーなんで?なんで~?ちゃんと分別もされてるのに!ナンデ!」

と不思議になってゴミの分別ガイドを良く見たところ、間違えて理解していたことが発覚しました。

私は2015年からイタリアに住んでいるので、10年間も間違えていました‥‥ひ~笑

それは、紙類なんです!

イタリアは地域によって、トイレをした後のトイレットペーパーを流してはいけない場合があります。

我が家の場所もそうでして、使った紙は汚物入れに入れるんですね。

それで、一般ごみの収集が2週間に1回なので、かなり使用済みトイレットペーパーが溜まってしまうので困っていました。

それと、食事の時に使ったペーパーナプキン。

これも結構溜まるんです。

これらが、私は一般ごみ(リサイクル不可)だと思っていたら、ナント!生ごみで良かったんです‥‥。

でも、感覚的には「紙は紙でしょ?」って思っちゃうし、“生”って言われると野菜くずとか食べ物のイメージが強いから、ちょっと違和感ありませんか?

理由としてイタリアの分別って、素材よりも“状態”や“汚れ具合”で判断することが多いそうなんです。

まず、ペーパーナプキンやトイレットペーパーはリサイクル可能な紙が使われている場合が多いのですが、それが汚れがついていると再利用できなくなるそう。

じゃあ、再利用できないなら、一般ごみでしょ?って思ったのですが、

「リサイクル不可=一般ごみ」っていうのは素材が自然分解できない場合に当てはまるそうなんです。

プラスチックの包装とか、汚れたビニール袋とか。

でもペーパーナプキンやトイレットペーパーは「紙だけど自然に還る」から、生ごみに入れることで堆肥として再利用できるっていう考え方なんですって。

うーーーん…理屈をきいても感覚が納得しないけど。(笑)

だって、素材よりも状態や汚れで判断したあとに、また素材で判断するの???みたいな。(なんやねん!それ!)

サルデーニャ島はコンポスト処理(微生物の力で分解して、土に還る「堆肥(たいひ)」に変える方法)してる地域なので、自然に分解される素材=生ごみ、として分類されるんですって。

まあ、一般ごみに10年間捨ててたけど、大丈夫だったし、家族に聞いても「どっちでもいーんだよ!」と言うので…私の住んでいる地域はどちらでも良いみたいです…。

環境に良い悪いでいうと、問題は無い方に間違えていたので、まあ、良し!って感じなんですが、間違いに気が付いたことでゴミ出しが楽になりました。(生ごみ収集は週に3回あるのでトイレットペーパーが溜まらなくなった)

とはいえ、自治体によっては「汚れた紙は一般ごみへ」ってルールのところもあるので、現地の分別表やゴミ出しカレンダーを確認するのが一番確実!ということになります。

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まとめ

イタリアのゴミ分別は、地域によってルールも色分けもバラバラ。

私のように、「紙なのに生ごみ…!?」なんて戸惑うこともあるかもしれません。

でも、基本の分別ルールや用語を押さえておけば、宿泊先でもスムーズに対応できます。

旅行中はつい見落としがちなゴミ出しですが、現地のマナーを守ることも旅の大切な一部。ちょっとした違和感や失敗も、あとで振り返ればいい思い出になるかも?

この記事が「ゴミ出し迷子」回避のヒントになって、イタリア滞在が快適で気持ちのいいものになりますように願っています♡

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