
イタリアで結婚式に参加する事になったんだけど、どんな感じなのかな・・・
今回は「イタリアの結婚式の様子・参列時の服装やご祝儀について」ご紹介しますね。
私はイタリアに住んで初めて結婚式に参加した時、ドキドキしました。
なぜなら、夫やイタリア人の友達に服装やら色々質問しましたがイメージがつかめなかっただから。
イタリアの結婚式といいましても地域や年齢、その他諸々によって
服装やご祝儀などを含め結婚式の様子って変わってくるかもしれません。
ここでは私が体験したサルデーニャ島の例でご紹介しますね。
イタリアで結婚式について、1つの参考にしていただけると嬉しいです。
イタリアの結婚式の招待状・ご祝儀・服装は?

イタリアの結婚式の招待状・ご祝儀・服装についてお伝えしますね。
イタリアの結婚式の招待状

イタリアの結婚式も事前に参加できるかどうかのお伺いはありますが、
口約束だけでなく招待状があります。
日本と同じ感じですね、
招待状には日時と結婚式/披露宴の場所、
そして「〇月〇日までに出欠の連絡をしてください」と記載されているのでその日までに連絡する形になります。
披露宴会場の手配の関係もありますので正式な返答は大体お式の1か月前ぐらいがリミットな場合が多いです。
披露宴には参加しないでお式だけに参加するのもOKです。
招待状はシンプルに日時のお知らせだけのカップルもいれば、
二人の写真付きで結婚までの歩みなどが書かれている場合など、さまざまです。
イタリアの結婚式のご祝儀

ご祝儀は日本の結婚式様にお式当日に現金を包んで持参する形ではありません。
事前に「リスタ・ディ・ノッツェ/Lista di Nozze」とよばれる新郎新婦が欲しいものをリストアップ、
その中から選んで購入して贈る事でご祝儀と言う形になるのが主流です。
当人たちの欲しい物をプレゼント出来るので良いシステムですよね。
高額な物の場合は何人かでそれを購入する形もOKです。
物ではなく新婚旅行の資金として♡みたいな名目で現金を振り込む形も主流になっています。
なぜなら、イタリアは長く同棲をしていて晴れて結婚式を挙げるカップルも多いので、
その場合、物は揃っていたりするので現金の方が良いかもですね。
ご祝儀の金額ですが地域や関係性によっても違うかもしれませんが、
友人・知人で€50~€100ぐらいが相場の様です。
日本よりとっても少ないのでビックリしました。
イタリアの結婚式の服装

服装が1番迷う方も多いと思います。
結論から言うと、めちゃくちゃ自由です。
普段着の様なシャツやにジーパンの方もいれば、ビシッとフォーマルな方もいらっしゃいます。
女性は肩や背中がガバッとあいたロングドレスな方もいますし、ワンピースやパンツスタイルの方もいたり様々です。
男性はネクタイ無しのカジュアルダウンしたフォーマルな感じの方が多いですかね。

日本だと一般的に柄物はマナー違反とされているかと思いますがイタリアでは柄物を着ている方も普通にいらっしゃいます。
色も赤や青や黄色や鮮やかな色のドレスの方も多く黒い服は少数なイメージです。
黒を着ている方もいらっしゃいますが、家族や友達に「黒は止めた方が良いよ!」とアドバイスをしてもらいました。
白は新婦の色なのでNGと言うのは日本と同じ様です。
教会式の場合は教会の中では肩が出てるのはNGなので羽織りものを用意しておいたほうが良いですよ。


日本で買ったお洋服はイタリアで「素敵!どこで買ったの~?」と言われる事が結構あります。
イタリアの結婚式「民事婚」と「教会婚」の違いと様子

イタリアでは「民事婚」と「教会婚」の2つのパターンがあります。
結婚するにはそのどちらかのスタイルで式をあげる必要があります。
私が参加した「民事婚」と「教会婚」の2つのパターン結婚式の様子をご紹介しますね。
教会婚 Matrimonio religioso/マトリモーニオ レリジョーゾ

教会で式を挙げるのは宗教婚になります。
教会婚(宗教婚)をするには新郎新婦のどちらかがカトリック教徒である必要があります。
数か月にわたって結婚するにあたりの勉強会的な物にに通わなければなりません。
イタリア人は結婚はしていないけど10年、20年単位で長く付き合っていて子供もすでにいるカップルが沢山います。

結婚の形式に拘っていない印象も受けますが、マンマ世代は敬虔なカトリック信者な場合が多いです。
両親のためにも、自分のためにも、いつかは挙げたいけど・・・・お金無いしね、
なんて声も良く聞きくので、やはり教会式は憧れなのかもです。

教会婚の流れ

教会での結婚式は長~い神父さんのお話があり、
その後新郎新婦の宣誓、指輪の交換、結婚書類へのサインという流れです。
とにかく長くて1時間ぐらいかかります。
長いので途中から参加したり、途中で抜けたりしてもOK。自由な感じです。

教会での結婚式は招待された人だけで無く誰でも自由に参加することができるので普段着で「式だけ見に来た~」なんて方もいらっしゃいます。



民事婚 Matrimonio civile/マトリモーニオ チヴィーレ

民事婚は市長さんの前で新郎新婦が宣誓するスタイルです。
民事婚はゲストを呼ばずに新郎新婦と立会人(証人)のみでも行えるのでシンプルに済ませる事が出来ます。
民事婚の流れ

民事婚は、
・市長さんが必要事項を読み上げる
・新郎新婦、立会人が宣誓
・指輪の交換
・結婚の書類にサインする
以上のような流れで時間も15分ぐらいで終わります。
場所は市庁舎で行われるのが一般的なようですが、好きな場所を選ぶ事が出来ます。
この間参加した結婚式は披露宴会場に市長さんが来て行われたのですが、とっても素敵でした。
まとめ
●イタリアの結婚式 招待状・ご祝儀・服装 まとめ●
- 出席できるかのお伺いがあった後に招待状が届く
正式な出欠の返信は電話やメールで招待状に記載の期日までに。 - ご祝儀は当日持参では無くプレゼント形式/振込形式で事前にお祝いな形が主流
- 服装は日本より自由で柄物もOK。
ただし白い服装は控えるのと教会婚の場合、肩だしNGなので羽織る物を忘れずに。 - 教会婚は長いので覚悟が必要ですが途中で抜けても全然オッケー
イタリアの結婚式は自由な感じなので楽な気持ちで参加して楽しめると思います。
服装も自由!
披露宴も日本とは異なる事が色々あるので別記事⇩もを良かったら読んでみてくださいね。