サマータイム(夏時間)は日照時間の長い夏の間、時間を1時間早めるシステムです。
イタリアのサマータイムは毎年3月の最終日曜に開始、10月の最終土曜(最終日曜の夜中2時)に終わります。
・イタリア旅行の日程がサマータイムの変更日と重なる方
・イタリアに住み始めたばかりの方
上記の方に向けて、イタリアのサマータイムについて、注意することなどを含めお伝えしますね。
イタリアのサマータイムはいつからいつまで?(2025年は3月30日から10月25日)

※2025年のイタリアのサマータイムは3月30日(日)から10月25日(土)まで。(10月26日(日)の午前2時に終了)
イタリアのサマータイムは毎年3月の最終日曜に開始、10月の最終土曜(最終日曜の夜中2時)に終わります。
時間が変更されるのは開始日、終了日ともに夜中の2時です。
イタリアのサマータイムで時間が変わる時に注意すること
・サマータイム開始日は時計の針を1時間進める
・サマータイム終了日には時計の針を1時間戻す
スマホやパソコン、電波時計などは自動的に時間の変更をしてくれますが、そうでない物は自分で時計の針を調節する必要があります。
自分で変更が必要な物は以下になります。
・壁掛け時計
・腕時計
・電子レンジなどの家電の時計
・デジタルカメラの時計
・スマートウォッチを同期させる
サマータイムの開始日・終了日の寝る前に時計の針の調整をしておいた方がスムーズかもしれません。(サマータイムの開始・終了は夜中の2時です)
私はいつも時計の針を変えるついでに壁掛け時計のホコリを綺麗にするんです。
1度ホコリ拭きだけをして時計の針を変更させるの忘れてしまい、自分では針も変更したつもりだったので「あれ?いったい今何時???」とパニックになったことがあります。
もし、今何時なのか混乱したら、いつもスマホの時計が正しい時間ですよ。
※特にサマータイムの開始日は時間が1時間早くなるので時計の針の調節を忘れると、待ち合わせや電車やバスなどの時間などに遅れる事態になる場合も!注意してくださいね。
イタリアと日本の時差

イタリアと日本の時差
・通常時(10月最終日曜日~3月最終土曜日) 8時間
・サマータイム中(3月最終日曜日~10月最終土曜日) 7時間
日本のほうがイタリアより時間が常に進んでいます。
例えば、
・日本時間の朝9時はイタリア時間の夜中1時(サマータイム中は2時)
・日本時間の14時はイタリア時間の朝6時(サマータイム中は7時)
・日本時間の22時はイタリア時間の14時(サマータイム中は15時)
7時間や8時間違うと、日本に住んでいる方との生活時間のずれを結構感じます。
私は日本の家族や友達とビデオコールをしながら飲み会をたまにするのですが、サマータイムの時の方が時差が7時間なのでイタリアの昼12時が日本の夜19時となるので丁度いい感じですね~。
イタリアのサマータイムの目的
サマータイムを実施しているのは、国連加盟国193カ国のうち57カ国ほどで、目的は以下のように言われています。
・経済活性化
・夜間電力の消費量を減らす(節電・省エネ)
・夜に明るい時間が長くなるので有効活用できる
ですが、最近では身体に対する悪影響、経済活性や省エネの効果が薄いことから廃止する国も増えてきているようです。
イタリアに住む庶民として、家の電気料金は変化しませんし節電・省エネや経済活性化になっているのかはわかりませんが、夏の間は21時半ごろまで明るいので夜の時間帯を有効的に使える感覚はあります。
ただ、身体に影響があると言うのはとても分かります。
次にどんな身体への影響があるかお伝えしますね。
イタリアのサマータイムに感じる身体の時間感覚
日本にはサマータイムがないので、時間が変更される感覚って解らないですよね。
1時間だけなんですが、体内時計が狂う感じで変な感覚になるんです。
私が感じる身体や感覚の変化をお伝えしますね。
サマータイムが始まるときに感じること
夜中の2時(日曜日の午前2時)になった瞬間に自動的に3時になります。
・1時間時間が進むので時間を損した気分になる
・特に朝は気ぜわしく感じる
・日の出時間が遅くなる(朝起きるのが辛くなる)
・日の入りが遅くなる(時間は損しているが、夕方の明るい時間が長く得した気分になる)
3月のサマータイムの始まる日は1時間減ることになるので、特に朝の寛ぎ時間が減り損した気分になります。
例えば、朝に目が覚めて「ああ、7時か」と思ったら、「いやいや!サマータイムが始まったから今、8時ぢゃん!」と、いきなり気ぜわしくなるんです。
3月終わりのイタリアの日の出は、南北で多少違いはありますが6時10分前後なんです。
それが、サマータイム初日にいきなり7時10分前後に変ります。
なので、例えば毎朝6時半に家を出る人がいたとして、サマータイムが始まる前は既に明るい時間帯でしたが、サマータイムが始まった日から暗い時間帯に家を出る事になるんです。
朝が暗いと起きるのが辛くなりますし、3月終わりや4月初めの朝はまだ寒いので少し嫌かもですね。
お昼ごはんや夕ご飯の時間帯も、お腹が空いた感覚がないままやってくる感じです。
12時は昨日まで11時だったわけですからね。
腹時計って正確ですね!(笑)
3月終わりのイタリアのイタリアの日の入りは、これまた南北で違いがありますが18時50分前後です。
これもサマータイムの初日にいきなり19時50分前後となります。
20時すぎまで明るいことになるので、時間が伸びた感覚になりますね。
夜も中々眠くなりません。まあ、22時でも昨日までは21時だったわけですからね。
朝から時間が損した気分になっていますし、夜も時間は損したままだけれど明るいので得した感覚になるという・・・なんとも不思議な感覚になりますよ。
サマータイム初日はこんな感じです。
人によって違いはあると思いますが、個人的にはサマータイムの始まりは(1時間進む)すぐに身体が対応する感じがします。
サマータイムが終わる時に感じる事
夜中の3時(日曜日の午前3時)になった瞬間に自動的に2時になります。
・1時間時間が戻るので時間を得した気分になる
・特に朝はゆったり感じる
・一日中、なんども「まだこんな時間だ!」と嬉しくなる
・日の出時間が早くなる
・日の入りが早くなる
10月のサマータイム終了は1時間時間が増えるので、1日がとても長く感じます。
サマータイム初日と逆なことが起こるわけですが、朝「ああ、7時か」と思ったら「うぉ~!サマータイム終わったから今まだ6時ぢゃん!♡♡♡」と、めちゃめちゃ嬉しく感じます。
朝の1時間ってただでさえ貴重じゃないですか!なのでラッキーな気分に浸れます。
しかも10月終わりのイタリアの朝は寒いですから、1時間余分に眠れることは本当に幸せ気分にまりますよ!
朝だけでなく、1日中時間がゆったりと流れる感覚になるのでサマータイム終了日が大好きです。
個人的には、1週間ぐらいフワぁ~と時間がゆったり流れる感覚に包まれながら体内時計が調節されていく感じです。
イタリアのサマータイム終了頃の日の出時間は6時前後、日の入りは18時半前後です。
サマータイムが終了したとたん日の出・日の入りとも早くなるわけですが、個人的にはそれはあまり気にならないかもしれません。
まとめ
イタリアのサマータイムについてまとめていきます。
・2025年のイタリアのサマータイムは3月30日(日)から10月25日(土)まで(10月26日(日)の午前2時に終了)
・イタリアのサマータイムは毎年3月の最終日曜に開始、10月の最終土曜(最終日曜の夜中2時)に終わる。
・サマータイム開始日は時計の針を1時間進める
・サマータイム終了日には時計の針を1時間戻す
時計の針の調節が必要なもの(スマホ・パソコン・電波時計は自動で調節される)
・壁掛け時計
・腕時計
・電子レンジなどの家電の時計
・デジタルカメラの時計
・スマートウォッチを同期させる
日本とイタリアの時差
・通常時(10月最終日曜日~3月最終土曜日) 8時間
・サマータイム中(3月最終日曜日~10月最終土曜日) 7時間
イタリア旅行で滞在中にサマータイムの開始日・終了日と重なる場合は時間に注意してください。
もし混乱したらスマホの時計が正しい時間です。
時間が変更された時の日本では体験できない身体の時間感覚を楽しんでくださいね♪