国際恋愛・国際結婚には色々な壁がありますがそのうちの一つは言葉の壁と言われています。
言葉が通じないと伝えたい事が伝えられずストレスになりますよね。
言葉の壁にお悩みですか?
私は2015年に遠距離国際恋愛をへてイタリア人夫と国際結婚をしたのですが、私のイタリア語はネイティブ並みなんてほど遠いですし、大勢で話している時の会話やニュースなど理解できない時も多々あります。
我が家は夫が日本語を勉強しているのでイタリア語+日本語混ざりで話しをしているのですが細やかなニュアンスまで伝えられずモヤモヤする時も確かにあります。
そんな感じで言葉の壁的な物はありますが、私の経験からの結論は国際恋愛がうまく行かなくなったり国際結婚の離婚原因に言葉の壁は関係ないと思います。
この記事では
- 国際恋愛・国際結婚 が上手くいかないのは言葉の壁?
- 国際恋愛・国際結婚 言葉より大切な事は?
について自分の経験から思う事を書きました。
国際恋愛や国際結婚で言葉の壁に限界を感じている方、外国人パートナーに対して言葉があまり上手ではないからお付き合いに不安がある・・・なんて方は読んでみてくださいね。
とはいえ、相手の言葉を練習する事はした方が良いです。なぜかと言うと、その方が自分が楽しく生きれるからです。言葉が上手でないから・・・ってコンプレックスがあったりするとつまらなくなるのは自分自身です。
パートナーと上手くいくために言葉の練習をするのではなく、自分が自分の人生を楽しむために語学練習する事は大切だと思います。
国際恋愛・国際結婚が上手くいかない原因は言葉の壁?
冒頭で書いたように外国人パートナーと上手くいかない事に言葉の壁は関係ないと思います。
とういのは、外国人パートナーの言語(言葉)が完璧に話せて全て上手く伝わったとしたら解り合えるのでしょうか。
それは違うと思うからです。言葉の壁があるとこんな時に上手く行かないですよ!と一般的に言われている場面で見て行きましょう。
コミュニケーションがすれ違う
相手の言語が上手く話せないとコミュニケーションがすれ違いそこから溝が出来て行くことが一般的に言われています。言いたい事が上手く表現できない事は確かにストレスになりますよね。
1つの言葉にも色々な意味があったりするので、その言葉に使っているニュアンスの解釈が違ったりすると伝えたい意味で伝わらずミスコミュニケーションになる事ってあると思います。
ですが思うのは、言葉が完璧に伝わる日本人同士でも「私の気持ちを全然わかってくれない!」とか、ありますよね?日本人同士でも日本語の定義やニュアンスが違う場合が多々あるので、コミュニケーションがすれ違うのは言葉の壁のせいではないと思うのです。
日本には察する文化があるので、言葉で伝えていない状態で「察して欲しい・察してくれない」と不満に思う場合もありますよね。それはまず伝えることをしなければ伝わらないとは思います。
ですが!
伝えてばかり・・・も問題が出てきます。お互いの解って欲しい気持ちがぶつかり合うときに喧嘩になるとおもうんです。喧嘩って自分を守るために過剰な言葉を使ってしまう時がありますので、逆に言葉が達者であるが故に色々過剰な事を言いすぎてしまい余計パートナーと分かり合えなくなるってケースもあります。
私はイタリア語が今より話せなかった時、上手く言葉で伝えられなかった分グッと飲み込む形になり、それが余計な一言にならず幸いとなった経験が何度かあります。
喧嘩って売り言葉に買い言葉でエスカレートして思っても無い方向へ行きやすい状態ですからね。言葉で伝えたとしてもそれをパートナーが理解するか?しないか?って言うのは別な話なわけです。
私の話しですが、このあいだ間違えて反対の意味のイタリア語で伝えていたことがありました。
後から自分で気が付いて「意味が逆だったよね?」って言ったんです。そしたら夫は「うん、間違ってたけど解ったから・・・」ですって。笑
まあこれは極端ですが、良い状態の時のコミュニケーションってこんな感じでも伝わっちゃうよねって思います。
ですが、悪い状態の時のコミュニケーションはイタリア語が正しかったとしても、その言葉に乗っている意味でない思いとして伝わる事があるんです。発する方がひねくれている時はひねくれた形で伝わるし、受けとる方がひねくれてる時もひねくれて受け取られてしまいます。
コミュニケーションがうまく行かない時は、お互いの関係性・お互いの状態によるので言葉の壁の問題ではないと感じます。
さらに性格の違いによって同じことを言われても受け取り方は変ってきます。
イタリア語でも日本語でもコミュニケーション(伝え方)のポイントは同じです。知って得する、知らないと損をする!すぐに役立つ相手に合った「伝え方」のコツ! を学んでみるとスムーズな関係性が築きやすくなりますよ。
お互いの家族や友達と仲良くなれない
言葉の壁があるとお互いの家族や友達と仲良くなれない・・・って話もあります。確かに言葉が理解できれば打ち解けやすいって事はありますよね。
ですが、これも言葉っていうより性格の問題の方が大きいかな・・・って感じるんです。
社交的な性格の人は言葉が理解できなくてもガンガン話しかけてきますし、逆に恥ずかしがり屋さんだと言葉がわかっていても上手く会話ができない人もいます。
それと仲良くなれたり、打ち解けられる時は興味のある物が一緒だったりする場合だと思うんです。
日本人同士のカップルでも興味が違えばパートナーの友達や相手も家族と打ち解けられなかったり、仲良くならない場合ってありますよね。
さらに友達同士でワイワイ盛り上がるのは内輪ネタだったり、背景を知っていないと理解できない事もあるので、そのへんも言葉の壁とは関係ないよね・・・って思うんです。
ちなみに私達カップルは楽天VIKIで日本のドラマを一緒に見て共通の話題を作っています。
楽天VIKIは無料で見れる動画配信サービスで字幕の言語が豊富です。
私達の場合音声は日本語にして字幕をイタリア語にしているのですが、共通の話題作り・共通の楽しみに重宝しています。日本だけでなく韓国・中国・台湾・タイなどアジア圏のドラマが豊富で160ヵ国以上の字幕サービスがありますよ。
楽天VIKIは無料ですが日本から視聴するにはVPNの接続が必要です。VPNがあると世界中の動画配信サービスを利用する事ができますので楽しみながらリスニングにも役に立つのは良いですね。
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興味ある方は別記事⇩も読んで見てくださいね。
相手に依存的になる
言葉が出来ないと自分で色々出来ないからパートナーに依存する事になる・・・って話も良く聞きます。
依存って何?って思う時、それは感謝がない事だと思うんです。相手の都合を考えないで自分都合を押し付けて何か自分の出来ない事や苦手な事をしてもらおうとする心の在り方だと相手は負担になってきます。
人との関係には適材適所がありますから、得意な人に任せた方がお互いのために良い場合もありますし、任せてもらう事が嬉しい場合もありますよね。
依存してはダメ!と思い、苦手な事を自分でやろうとすれば頑張り過ぎたり辛い感情を持ちを持ったり無理が出てくると思うんです。余裕がなくなってくると、それが相手に共振して楽しい関係でいる事が難しくなってくる場合もあります。
得意な方がやる!やってもらった方は感謝の気持ちと共にその人に任せるって事が大切です。
これは日本人同士のカップルでも同じことだと思うんです。だから言葉の壁とは関係が無いと感じます。
高度な語学力が必要?
高度な語学力ってどこまでの事を言うのかにもよりますが、パートナーって競争相手ではありませんよね。
多くのカップルが安らぎや安心、そして前向きな気持ちや楽しい気分を感じれる相手と一緒に居たいと感じるのではないでしょうか。
相手が難しい知識を必要とする仕事だからと言って自分もそれを理解できなければいけない・・・なんて事はないです。
自分も同じジャンルの難しい事が好きで学んでいてパートナーと話が合う!なんて場合はあるかもしれませんが、相手に合わせてそれを理解できる語学力ならなければ!なんて思ったり、わからない自分に引け目を感じたり、そんな必要は無いです。
日本人同士でもパートナーとライバルになってしまい上手く行かなくなってるカップルっていますよね。
だからこれも言葉の壁って問題ではないと思うんです。
国際恋愛・国際結婚 言葉以外の会話
私はイタリアに住み始めたばかりの頃全然イタリア語がわかりませんでしたが、言葉がわからなくても言葉以外の部分から伝わった経験を沢山しました。
それで会話って言葉より他の部分が大切だな、ということを実感したのですが、どんな事を感じたのかお伝えしますね。
言葉にのっているエネルギー
言葉って声で発したり文字で書いたりして伝えますよね。そこには必ずエネルギーが乗っています。
「ありがとう」って相手に言われても、この人本当はありがとうって思ってないな・・・って感じる時とかありませんか?逆に言葉では「ばかやろう!」って叫んでいても愛からの言葉って感じる時もありますよね。
それは言葉にのっかったエネルギーが伝わっているからです。敏感な方は文字でもそれを感じたりがありますよね。
エネルギーには内回りと外回りがあります。
内回りのエネルギーとは自分の方を向いている重いエネルギー(自己嫌悪や自分責め・相手責め)
外回りのエネルギーは相手の方を向いている軽いエネルギー(感謝・自己受容)
こんな感じなんです。
内回りにエネルギーが向いている時は相手に理解して欲しいって気持ちが強くなります。それは自分で自分を受容できないから相手に理解してもらいその事で自分を認めたいからです。
内回りのエネルギーがのった言葉は重いので相手を刺激してしまい同じく重い気持ちにさせる場合が多いです。
パートナーと上手くいかない時、その原因は自分の中のエネルギーにあるって思います。
言葉が上手に話せない事で自信を失っていたり、何かで自分を責めていたり相手を責めていたり不満を感じていたり、していませんか?
そういう気持ちがあるとどんなに綺麗な言葉を使っていても、どんなに上手に相手の言語を話していたとしても、そこには内回りのエネルギーがのってしまいそのエネルギーのほうが伝わります。なので言葉以前の問題になってくると感じています。
目線
目からのエネルギーってすごいです。
言葉を発しなくても目って物語りますよね、嬉しい気持ちも嫌な気持ちも。
パートナーに不満がある時の目って怖いです。
怒ってる目や悲しい目をしている人の目って見たくないですよね。そういう目を見た時って私のせい???って思ってしまいませんか。睨めば睨みかえしたくなりますし優しい目線が届くと同じく優しい目でかえしたくなるものではないでしょうか。
優しい目線の相手には優しい目線で返したくなるのが人間ですよね。
ジェスチャー・姿勢
イタリア人ってジェスチャーが大袈裟ですよね?
怒ってる時のジェスチャーがありますよね、あれってイラっときませんか?笑
言葉を何も発していなくってもジェスチャーや姿勢はパートナーに様々な気持ちを与えてしまいます。
イタリア人に負けずとジェスチャーたっぷりに怒りを表して見たり、腕をくんでふんぞり返ったり、顔を覆ったり下を向いたりして悲しさを表したり、・・・
そんな姿勢の全ては相手が悪くて自分は正しいって言うのを無言で表している様な物だと思うのです。自分を悪者扱いしてくる人と、人は一緒に居たくなくなるものだと思います。
間・空気
間・空気って見えないけど絶大です。
皆のいる部屋に入ったらドアを開けた瞬間に変な空気を感じた、とか緊迫した空気が漂ってる中、誰かのお腹がグーってなったら皆笑っちゃって空気が変わった、などの経験ありませんか?
ただよってっている空気・放っている空気って言葉を発しなくても何かが伝わりますよね。
それと、間ですが・・・間が悪かったばかりに上手い方向へ行かなくなった、とか逆に間のお陰で上手く行ったって事もありますよね。
間を読むのは相手の状態を理解・尊重しようとする姿勢だと思うのです。
国際恋愛・国際結婚 言葉より大切な事
ここまで国際恋愛・国際結婚に言葉の壁は関係ないって事と、言葉以外の会話についてお伝えしました。
ここでは言葉より大切な事は何か?についてお伝えしますね。
心の余裕
まずは心の余裕が大切です。
例えばルンルン軽い気分な時って少し嫌な事を言われても笑って流せますよね。
でも、それが出来ない時がありますね。
それは自分の中に余裕が無いからです。
パートナーに理解してもらえない・理解して欲しい・パートナーが悪い!自分は悪くない!って思っている時
または
自分が全て悪い・・・自分のせいだ・・・って思っている時
そんな時は心に余裕がなくっていっぱいいっぱいになっています。確実に色々と頑張り過ぎています。
心の余裕には身体の疲れなども関係してくるので忙しすぎる毎日などを含め自分の中を見直して見てくださいね。
いっぱいいっぱいになった心は余裕(スペース)を作る事が必要です。
それにはまず吐き出すことが大切ですが1人で吐き出すのって中々難しいので、そんな時は信頼できる友人、若しくはカウンセリングサービスなどを利用すると良いですよ。
恋ラボの評判 使い方や料金 どんな恋愛の悩みを解決してくれるの?
自分が先にする
自分が相手に望んでいる事ってありますよね。
そんな時、相手も同じことを望んでいる場合が殆どです。
優しくして欲しい時、相手も優しくして欲しいって感じていますし、理解して欲しい時、相手もアナタに理解して欲しいって感じています。
目線の所でも書きましたが自分が与えた物が相手からもかえってきます。
もし一生懸命に自分の事を理解しようとしてくれる人がいたら自分もその人の事を理解してあげたいですよね?
どっちが先にそれをするか?それだけです。
でもですね!これはやっぱり自分の心に余裕がないと相手にそれが出来ません。
出来たとしてもそれは心からではなく我慢が入ってしまいますからね。
なので【心の余裕】が必要です。吐き出しを先にしてからにしましょうね。
自分の機嫌は自分でとる!
自分の機嫌は自分でとる!ってことはとても大切です。
心の余裕の所でも書きましたが
パートナーが悪い!自分は悪くない!って思っている時
または
自分が全て悪い・・・自分のせいだ・・・って思って落ち込んでいる時
心の余裕が無いと同時に自分で機嫌が取れなくなっています。機嫌が取れない状態はイライラ・怒りです。
怒りは2次感情なんです。
怒りの下に隠れているのは解って欲しい、愛して欲しい、助けて欲しいって感情です。
それをまずは自分が自分で理解する事です。誰かや何かのせいにして愚痴や攻撃的な感情に支配されている時、パートナーに何を言っても何をやってもマイナスです。
人の気持ちを考えすぎたりコレをしてはいけないアレをしなければいけない・・・など我慢をしすぎて自分の機嫌が悪くなっている時もあります。息抜きできる方法でリラックスしてくださいね。
そんな時にも吐き出しは必要ですよ。
オンライン恋愛相談サービス「恋ラボ」公式ページまとめ
今回ここで書いた事は日本人同士でも同じですし国際恋愛・国際結婚に限ったことではないです。
だからこそ言葉の壁って関係ないって思うんです。ペットは何も言葉を話しませんが一緒に居たいって思いますよね?パートナーシップも同じことなんじゃないかな?って思うんです。
自分の事ですら理解できていない事って沢山ありますしパートナーを100%理解する事は出来ないと思うのです。
けれど理解したいという気持ちを持つのは大切なこと。
理解するためにはスムーズに伝わる事が大切です。語学と共に伝え方も勉強してみるのも良いですね。
理解して欲しかったら相手に響く言葉で伝える術を学ぼう!