イタリアのレストランのマナー 日本人がやりがちなタブーは何?

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イタリアのレストランのマナー日本人がやりがちなタブーは何? イタリア現地情報
しらたまちゃん
しらたまちゃん

イタリアのレストランで食事をするにあたってマナーってありますか?

イタリア旅行中、レストランのマナーやタブーが気になる方もいらっしゃるかと思います。

この記事では

一般的なイタリアのレストランのマナーと日本人がやりがちなタブーについてお伝えしますね!
(タブーまでは行かなくても、あまりマナーが良くない事)

ちなみにレストランでのマナーといっても、テーブルマナーの事は書いていません。

なぜなら、一般的なイタリアのレストランにおいて、あまり必要ないと思うからです。

イタリア料理の基本はマンマの家庭料理です。

マンマが作った大皿から各自のお皿に分けて
「美味しいね♡」とワイワイ食べるのがイタリア料理の一番のマナーだと感じるからです。

ですが文化の違いで日本では良しとされている事がタブーになる事はあります。

これを読むことで安心してイタリアのレストランを楽しめますよ♪

この記事を書いた人
モカちーの

Ciao ♡ はじめまして
運営者の モカちーのと申します♪
・2015年からイタリア(サルデーニャ島)在住
・猫好き&お料理好き&海好き

このブログは
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サルデーニャ島観光情報
・イタリア生活
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イタリアのレストラン・トラットリア・オステリアなどでのマナー

イタリアの食事をする場所は

・レストラン(リストランテ/ristorante)
・トラットリア(trattoria/軽食堂)
・オステリア(osteria/居酒屋)
・ピッツエリア(pizzeria/ピザ屋)

などがあります。

と言っても「リストランテ&ピッツエリア」なんて表示のあるお店もあります。

ココで書いているイタリアレストランでのマナーはどの形態の食事処でも同じとして考えてください。

レストランの違いは別記事に書いたので読んで見てくださいね。

イタリア レストランの種類 トラットリア・オステリアなどの違い・ランク

入店時

イタリアのレストラン リストランテ
リストランテはこんな感じ

レストラン入店時にはあいさつをします。

日本はお店の方がいらっしゃいませ~って声をかけますが、お客さん側からはあいさつをしないですよね。

イタリアではレストランに限った事ではないですがお店屋さんに入る時にはお互いに挨拶をします。

ランチだったらBuon giorno/こんにちは、アペリティーボや夕食だったらBuona sera/こんばんはって感じで入店します。

無言でたたずんでいるとマナー違反・・・までは行きませんがあまり感じ良くないので挨拶をしたほうがスマートです。

あんとにお
あんとにお

カジュアルにCiao~♪でも大丈夫だよ

そうするとレストランの方が何人ですか?とかどこの席が良いですか?など聞いてくれます。

服装はなにを着ればいい?

ドレスコードは特に無いです。

ですがイタリア人はおしゃれな人が多いのでスーパーに買い物に行くのでも綺麗目な恰好をする人もいます。

かしこまって素敵なお洋服を着て行く必要はありませんしTシャツでもジーパンでも大丈夫なんですが、
少しお洒落をしていくと自分自身が楽しいかもしれません。

とはいえ

日本人とヨーロッパやアメリカからの旅行者の服装を比べると、他の国の方の方がものすごいカジュアルな服装です。

それこそ、どこにいくにもビーチサンダルに短パンの方もいます。

なので日本人はお洒落な方が多い印象です。

お水は無料?

お水は大体1リットルボトル 500ミリのペットボトルがあるお店もあります。 

イタリアのレストランのお水は有料です。

あんとにお
あんとにお

お水は1リットルで3ユーロ前後な場所が多いよ。

席に着くと、まだメニューも見る前にいきなり飲み物はどうしますか?って聞かれる場合があります。

その時にとりあえずお水を注文しても良いですし、
まだわからないので考えますってことで何も注文しなくても大丈夫です。

あんとにお
あんとにお

他の飲み物を飲むしお水はいらなかったら注文しなくても大丈夫だよ

お水は、

・普通のお水(acqua naturale/アックア ナトゥラーレ
・炭酸入りのお水(acqua gassata/アックア ガッサータ 若しくはacqua frizzante/アックア フリッザンテとも言う)

の2種類があります。

どちらが良いか聞かれるので選んでくださいね。

日本でも最近は炭酸入りのお水が流行ってきていますよね。

ちょっと余談になりますが

私はイタリアに来てから炭酸水が身近にあるので飲むようになりました。(スーパーでも安くペットボトルで売っています)

炭酸水を飲むと胃腸の動きが活発になって老廃物が身体から出て行く感覚があります。

食欲が無い時は食前に軽く飲むと食欲が出る感じがします。

あんとにお
あんとにお

炭酸水飲んだことなかったら試して見てね! 食前に少しだけ飲むと美味しくご飯食べれるよ♪

パンの食べ方

イタリアのレストランで出てくるパン
左の写真の薄焼きせんべい見たいのはサルデーニャ島伝統パンのパーネカラサウ

大体の場合、お料理にはパンが無料で出てきます。

テーブルマナー的に言うとパンはちぎって食べましょうとか、良く聞きますよね。

でもですね、普通にかじって食べても大丈夫です。笑

あんとにお
あんとにお

楽しく美味しく食べるが基本マナー

イタリアはスカルペッタ(fare la scarpetta)といって、
お皿に残ったソースをパンですくって綺麗に食べる伝統があります。

一見お行儀が悪い感じがしますが、

「このお料理は最高に美味しかったよ~♪」

と料理人に伝える意味があるので、やってみてくださいね。

パスタの食べ方

日本だとスパゲッティなどのロングパスタはフォークとスプーンを使って食べますよね。

イタリアではスプーンは使わないのでテーブルに用意はされていません。

どうしても使いたかったら頼めば持ってきてくれますし、
楽しく食べるのが基本ですからスプーンを頼んでくださいね。

スパゲッティを上手に食べるコツは、

1.フォークで2~3本ぐらいのスパゲッティーをすくう
2.お皿の橋でクルクルっと巻き付ける

このようにすると、上手く一口サイズにフォークに巻き付いてくれます。

ショートパスタの場合はフォークでさして食べて大丈夫です。

あんとにお
あんとにお

お皿に残ったパスタソースはスカルペッタをしてね♡

イタリア有名パスタ 厳選7ブランド 簡単 プロの仕上がりに!

ピッツァの食べ方

イタリアのピッツエリアのピッツァ
イタリア人はピッツァを一人一枚づづたべます

ピッツァの食べ方ですが、ピッツァを注文するとフォークとナイフが用意されてます。

イタリアのピッツァは自分でカットするので日本のように当分にカットされていません。

食べ方はナイフでカットしてフォークで食べても良いですし、カットした後に手づかみで食べてもOKです。

あんとにお
あんとにお

ピッツァについては別記事も参考にしてね

ピザとピッツァどう違う?食べ方や常識 日本とイタリア8つの違い

手づかみについて

サルデーニャ島名物マイアレット
こちらはサルデーニャ島名物マイアレット ナイフとフォークで食べてもいいですが手づかみで食べている人が多いです

エビなども手づかみで殻をむいて食べて大丈夫です。

私達が住んでいるサルデーニャ島はマイアレットという子豚料理が名物なんですが、
子豚や子羊などのお肉類も手づかみで食べている人が多いです。

結婚式や何かパーティーのフォーマルな場でも皆さん手づかみで食べています。

あんとにお
あんとにお

何度も言うけど美味しく食べるのがマナー

サルデーニャ料理 名物 伝統の味はこんな感じ♪

料理のシェアは出来る?

イタリアのレストラン、シェアしたい旨を伝えたら1人前を2皿にわけてくれた写真
プリモもセコンドもシェアしたいと伝えたら1人前を2皿に盛り付けてくださいました

イタリア人は基本料理をシェアしないんです。

あんとにお
あんとにお

ピッツァも1人1枚づつ食べるよ

ですが!旅行の時ってちょこちょこと色んなものを食べたいですよね。

なので注文する時にシェアしたい事を伝えるのはマナー違反ではありません。

シェアしたい旨を伝えると、小皿を持ってきてくれたり初めから1人前を2皿に分けて持ってきてくれるお店もあります。

イタリア旅行ジェラートを食べよう♪スマートな注文の仕方とオススメな味

料理の写真を撮るのはOK?

料理の写真を撮ってるイタリア人
イタリア人も料理の写真とりますよ~。可愛らしかったのでついつい撮ってる2人をパシャリ

お料理の写真を撮るのはマナー違反なんて声もありますが、全く大丈夫です。

お店全体の写真は声をかけてから撮らせてもらった方が良いと思います。

あんとにお
あんとにお

お料理と一緒に自分達の写真を撮ってもらいたかったら頼めば快く応じてくれるよ♪

デザートや食後のコーヒーは頼まなければダメ?

イタリアのレストランのデザート

食事が終わるとデザートはどうしますか?カッフェは?と聞かれます。

お腹いっぱいで食べたくなかったら断って全くOKです。

あんとにお
あんとにお

申し訳ない気持ちになる必要はないからね

ちなみにカッフェ?のカッフェの意味はエスプレッソのことです。

夕食後にカップチーノを飲んだりするのはダメではありませんが、
イタリア人的にはカップチーノは朝の飲み物なので面白がられるかもしれません。

お会計はどこでする?

食べ終わってお会計をしたい時は席に座ったまま店員さんに声をかけてくださいね。

あんとにお
あんとにお

Il conto,per favore/イル コント ペルファボーレって言えばいいよ

テーブルで支払いする場合が多いですがパターンとしてはこの3パターンです。

★声をかけると店員さんが伝票を持ってきてくれ、金額をチェックして紙幣を挟んで再度店員さんに渡す。
おつりとレシートを持ってきてくれる。

★声をかけると支払いは現金かクレジットカードか聞かれます。
現金ならテーブルで、クレジットカードの場合はクレジットカードの機械を席まで持ってきてくれる時とレジに支払いに来てくださいと言われる場合があります。

★声をかけると支払いはレジでお願いしますと言われる。

あんとにお
あんとにお

イタリア人はあまり個別会計はしないので、誰かが一括で支払ってその後に割り勘してね

イタリア旅行いくら必要?現金とクレジットカードどっちがいい? それぞれの問題点

チップは必要?

チップの事はイタリア語でmancia/マンチャと言います。

イタリアのレストランはチップはいりません。

お会計にはレシートを見ると分かりますがコペルト/copertoといって席代とサービス料が含まれています

あんとにお
あんとにお

コぺルトは1人€3前後な事が多いよ。

チップは心づけですし感謝の気持ちをお金に託すって事です。

もし気持ちの良い接客だったり親切にしてもらって嬉しかった!楽しかった!って事があったらmanciaを渡してくださいね。

あんとにお
あんとにお

おつりが少額だったら、おつりはいりませんって形にしてもスマートだよ

イタリアのレストランで日本人やりがちなタブー

食事の仕方って文化によって違いがありますよね。

例えば私達日本人は器を持ち上げて食べますが、イタリアではお皿は持ち上げて食べません。
(まあ持ち上げて食べていてもタブーまではいかないですが・・・)

あんとにお
あんとにお

みんなで楽しく食べる事が一番のマナー! しつこいって?笑

だけど、コレはやると楽しくなくならせてしまう可能性が・・・という事を書きますね。

これは日本に住んでいる時は全然なんとも思ってなかった事なんですが、
一時帰国などしたときに日本の両親や友達を見ていて気付いたことで、私自身もやっている時があるな、と感じた事です。

なので私がイタリアではやらない様に心がけていることでもあります。

すする

スパゲッティなどのロングパスタをすすって食べてはいけない、という事は周知のマナーかと思いますので、
あまりやる人はいないと思いますが気を付けてくださいね。

まあ日本では蕎麦やラーメンはすすりますからね。

ついすすって食べたくなるかもですが、すする音に敏感に反応するイタリア人もいます。

あからさまにズズズー!と、すすってなくても最後にちょっとチュルッってするのも嫌がる人もいます。

あんとにお
あんとにお

すするのは絶対にダメです

うちの場合ラーメンでさえ、すすらないで!って言われるんです。笑

モカちぃの
モカちぃの

すすらないでラーメン食べるの結構難しいしストレス! 笑

パスタの食べ方の所でも書きましたが、
スパゲッティなどロングパスタを上手く食べるコツは、2、3本ぐらい少ない数の麺をフォークですくってお皿の端で巻き付けると1口サイズに綺麗に巻きあがりますので試して見てくださいね。

あとはコーヒーなどの飲み物も日本人は無意識的にすすっている場合が多いです。

なぜなら熱いお茶など、すする事ですこし冷ましつつ熱々で飲む文化ですからね。

なのでカップチーノなどを飲む時も少し注意して飲んでみてくださいね。

あとは、表現が少し難しいんですが、食べ物をすすって口に入れている人が結構多く感じます。

これは日本に住んでいる時は気づかなかったのですが、一時帰国して色んな方と食事をして感じた事です。

ズルズル~ってすするのとは違うのですがパクってした時に少しスルッと食べる人がいらっしゃいます。
(意味が伝わりますように・・・)

それは少し意識して、やらないようにしたほうがいいと思います。

口をつける

先ほどイタリアでは器を手で持って食べないと言いましたが、お皿を持ち上げて食べるぐらいは大丈夫です。

といってもあまり持ち上げる必要性がないかもですけどね。笑

ですが、持ち上げたお皿に口をつけて食べるのはしないほうが良いです。

口をつけるとすすって食べる事にもつながりやすいのでやめたほうがいいです。

モカちぃの
モカちぃの

日本だとお茶碗に口をつけて食べますからね。

口の中で混ぜる

日本人はご飯を口に入れて、その後におかずを入れ口の中で混ぜ合わせますよね。

口内調味というのですが、それはイタリアのみならず海外ではタブー。。。まではいかないかもしれないですが、
嫌な顔をする方もいるのでやめたほうが良いです。

なぜなら、
まだ口に食べ物が入っているのに次の物をいれることになるので、場合によっては口の中の物が見える時があるからです。

あとは例えばパンを食べてまだ口に入っているのにコーヒーなど飲み物を飲む(で、口の中で混ぜ合わせる)という事も日本人はすると思います。

モカちぃの
モカちぃの

これも文化の違いですよね。

イタリアでは口の中に入れる前にお皿の上などで合わせてから口に入れます。

海外映画の朝食シーンでコーヒーにパンやクッキーを浸してから食べているのを見た事がある方もいらっしゃるかもですが、あれは口に入れる前に食べ物を合わせているからなんです。

したがって、イタリアでは口内調味は少し意識して出来ればやらないほうがBetterです。

まとめ

イタリア人は陽気で親切ですからまずは気楽にCiao~♪といって入店してくださいね。

イタリアレストランのマナーをまとめて行きます。

・挨拶をして入店
・ドレスコードは特になし
・お水は有料
・チップはいらない
・店の写真を撮る場合は断りをいれてから
・食べる時の音に注意(すすらない)
・器に口をつけて食べない
・口内調味をしない
・ピッツァは手づかみでもOK

あんとにお
あんとにお

パンを使ってスカルペッタもしてみてね

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