今回は沢山あるサルデーニャ島の伝統的なお菓子の中から7種類をご紹介しますね!
どの伝統菓子も可愛くて独特な味でなのでサルデーニャ島に旅行した際には是非召し上がってみてください。
お土産にも喜ばれますよ♡
サルデーニャ島の伝統菓子 7種類
サルデーニャ島の伝統菓子は他にもありますが、主要な7種類をご紹介して行きますね。
Papassini パパッシーニ
宗教的な行事の時に欠かせないのがパパッシーニ。
11月1日(諸聖人の日 OGNI SANTO)のお菓子なんですが、クリスマスなどお祝い行事にも欠かせません。
スーパーやお祭りなどでも売っていますのでいつでも食べれます。
パパッシーニはレーズンやシナモン、アニス、ラード、アーモンド、クルミなどが入っているのですが、特にアニスの風味が独特でスパイシーな甘さ?って言えばいいのかな・・・不思議な味です。
製菓用のアンモニアなども入れるのでサクッとしっとり♡みたいな感じで粉砂糖で作ったアイシング、トッピングシュガーがのせてあり可愛いです。
私は初めて食べた時に、あんまり好きじゃないかな・・・って思ったのですが、何だか食べたくなるんですよね・・・コレ・・・そんな感じの不思議な味わいのあるお菓子です。
我が家ではマンマと一緒にいつも手作りをしています。
詳しいつくり方に興味のある方はサルデーニャのお菓子 パパシーニ マンマのレシピを見てくださいね♡
formaggelle フォルマジェッレ(pardulas パルドゥラス)
フォルマジェッレは主にパスクア(イースター/復活祭)の時に食べられている伝統菓子です。
小麦粉やセモリナ粉を卵やラードで練って作った生地の中にリコッタチーズ(パルドゥラスはペコリーノチーズ)小麦粉、砂糖にサフランやレモンやオレンジの皮、ジュースなどで味付けされた餡が入って焼かれた焼き菓子です。
同じサルデーニャの中でも南部では中の餡にリコッタチーズが使われ呼ばれ方はフォルマジェッレ、北部では餡にペコリーノチーズが使われていてパルドゥラスと言う名前になる場合が多いそう。
とはいえサルデーニャは島の中でも地域によって方言がかなり違うので場所によって呼び方が違う事が多々あります。
なのでフォルマジェッレはricotelle (リコテッレ)やcasadinas(カサディナス)と呼ばれたりもしていて曖昧な印象です。
我が家のマンマが作るレシピではオレンジやレモンの皮を入れていますが地域や各マンマでレシピがかなり違うのでレーズンが入っていたり甘さもあまり甘くなくチーズががっつり来る物もあります。
Pistoccheddus ピストケッドゥス
ピストケッドゥスはアイシングされたビスケットで、元々は特別な日(結婚式とか洗礼式など)に食べられていたお菓子ですが、現在は家で手づくりする方も多く日常的に食べられている感じです。
お祝い用に作られたピストケッドゥスはめちゃめちゃ繊細な装飾が施されていてとても美しくってギフトとしてもとっても喜ばれると思います。
ビスケットの特徴としては卵がめちゃくちゃ沢山入っているのと、他のサルデーニャのお菓子と同じくラードが使われている所が特徴ですかね。
形は一般的にはリング型やハート型、S字型やペットの形などです。
Gueffus グエフス (Sospiri Sardi ソスプリ サルディ)
グエスフは元々はクリスマスやイースター、結婚式など特別な日のお菓子だったようですが日常的に食べられています。レストランでもデザートとしてメニューにありますしスーパーでも購入出来ます。
焼き菓子では無くアーモンドを刻んで砂糖、水、オレンジやレモンの皮などを入れ鍋で煮込み、さらにリキュールを加え丸めてお砂糖を付けたものが紙で包んである感じなんですが、リキュールとレモンなどの柑橘類の香りが効いた甘くてグニュっとしたアーモンド菓子で1つ食べると空腹を満たしてくれる感じなお菓子です。
sospiroとは「ため息」の意味があり美味しくってホッと一息ため息がでちゃう♡って所からソスプリ サルディって別名が付いているとの事です。
納得しますので是非召し上がってみてくださいね。
カーニバルの頃はその時期限定のお菓子があるので2月から4月頃にイタリアに行く予定の方はチェックしておいてくださいね。
pane di sapa(Pan’e saba) パーネディサーパ
pane di sapaのpaneパネとはパンの事でsapaサーパとはブドウから作ったシロップの事でこの茶色い色はサーパの色です。
セモリナ粉と小麦粉をサーパに溶かした酵母と混ぜ合わせ、オレンジの皮や蜂蜜、アーモンドやくるみなどを入れ焼かれたパンの様なお菓子です。
味は中々独特な感じで、なんていえばいいのかな・・・(^▽^;) ちょっと表現するのが難しいですがブドウを煮詰めて作られるサーパの甘みが好き嫌いあるかもで、大人な感じで赤ワインとかブラックコーヒーと一緒にチビチビ食べたい感じです。
普通の一口サイズぐらいで口に入れると口の中が甘すぎると言うか・・・忙しくなっちゃう感じでチビチビ食べた方が良かったな・・・コレ・・・って思う感じです。
って分かりますでしょうか。 笑
サルデーニャ島南部では「Pan’e saba」って呼び名になるんですが発音的には「ぱえざわ」と私には聞こえます。
Seadas(sebadas) セアダス
セアダスはセモリナ粉とラードで作った生地の中にオレンジやレモンの皮とすりおろしたペコリーノチーズを混ぜた物が入っています。
オリーブオイル、ラード、ピーナツ油などで揚げ、食べる前にはちみつをかけて召し上がります。
中に入っているペコリーノチーズには砂糖など甘みを加えていなくて、食べる直前に上からかけるはちみつの甘さで食べる感じなので、中々独特で好き嫌いが分かれるかもです。
セアダスは揚げる前の状態でスーパーで売っているので(要冷蔵)冬のサルデーニャ旅ならお土産に買って帰るのもありです。
簡単に作れるので、セアダスの作り方は別記事を見てくださいね。
Tilikas(Tilicas)ティリカス
ティリカスはパスクア(イースター/復活祭)の時のお菓子ですが現在はいつでも買う事が出来ます。
小麦粉をラードで練った生地にアーモンド、蜂蜜、またはサーパの詰め物を入れたお菓子なんですが、形が繊細で美しいですよね。
味はサーパが入っているのでサルデーニャ島の味!って感じで、形は馬蹄形、半月形、バラ形、円など色々あるのですがお土産にピッタリです。
サルデーニャ島のお土産は別記事も読んで見てくださいね
まとめ
サルデーニャ伝統菓子は甘いんだけど他のスパイスなどの味が加わって単純に甘いだけではありません。
甘い物は好きではない方も何だか食べたくなるような感じのお菓子かなって思います。油分にバターではなくラードが使われているのも興味深いですね。
サルデーニャ島にきたら是非食べてみてください!