大麦コーヒーはカフェインを気にせず飲め、しかも食物繊維、ミネラル、ビタミンなどがとっても豊富な飲み物でイタリアでは子供にも大人にも親しまれています。
この記事では大麦コーヒーの効能、淹れ方、飲み方などについて書いています。
カフェ・ドルゾ・大麦コーヒー Caffe d’orzo・ORZO(オルゾ)

イタリア人は一日に何度かエスプレッソを飲むのでカフェインの取り過ぎを気にしている方も多いです。
そこでコーヒーの代替え品としてよく飲まれているのがカフェ・ドルゾ(Caffe d’orzo)と呼ばれる大麦コーヒーです。
日本の夏の定番の飲み物と言えば麦茶かと思いますが、麦茶も大麦から作られているのでイタリア版の麦茶って感じですかね。
大麦コーヒーは日本の麦茶よりも低温で長時間焙煎するので栄養素が壊れず豊富だと言われています。コーヒーと名が付いていますがコーヒー豆は一切使われておらず、焙煎した大麦をコーヒーのように抽出して飲む物です。
カフェ・ドルゾ・大麦コーヒーの栄養素/効能
カフェ・ドルゾ・大麦コーヒーはノンカフェインなので子供や妊婦さんも安心して召し上がれます。
夜にコーヒーを飲みたくなった時や、カフェインが苦手な方にもおすすめです。
食物繊維が豊富なので腸内環境が整い便秘改善に役立ち、更にコレステロールの吸収を抑える効果もあるそう。
コラーゲンの合成を促すアミノ酸なども含まれているのでお肌にも良さそうです。ミネラル、ビタミンなどがとっても豊富なので美容やダイエットを気になさっている方の味方です。
イタリア夏のご飯 大麦のサラダ Insalata di orzo
カフェ・ドルゾ・大麦コーヒーはどんな味?

一番の特徴は大麦の香ばしい焙煎された香りで、それがとても癖になります。
コーヒーと比べるとあっさりしている感じもがりますが、濃いめに淹れるとコーヒーに近い感じの味になります。
っといってもコーヒーではないので、あまりコーヒー感を期待しすぎるとガッカリするのでご注意ください。
香りは麦の香りでコーヒーの香りはしないです。
でもその大麦が鼻に抜ける感じがとっても豊かで体に優しい感じを体感できます。
ストレートで飲むよりお砂糖やはちみつ、ミルクを入れた方がコーヒー感覚で楽しめると思います。

タンポポコーヒーもノンカフェインで人気がありますがオルゾコーヒーはタンポポコーヒーよりしっかりしている(コーヒーよりな)味がすると個人的に思います。
カフェ・ドルゾ・大麦コーヒーの淹れ方

イタリアでは直火式のエスプレッソマシーン(モカエキスプレス)がある家庭が殆どなので、それで淹れる場合が多いですが日本で主流のアメリカンコーヒータイプのコーヒーメーカーやフィルターを使ってドリップしても美味しく飲めます。


お茶を入れる急須などでも淹れる事ができますし、急須で長めに時間をおいて淹れると濃厚で風味豊かになります。
ティーバッグタイプになっている物やカプセル式になっているタイプもありますし、手軽なお湯や水に溶かすだけのタイプもあります。
このメーカーの物↓はイタリア人の子供たちに定番なやつだよって夫が教えてくれました。

カフェ・ドルゾ・大麦コーヒーの飲み方アレンジ

ストレートでホットやアイスではもちろんコーヒーと同じようにミルクやお砂糖を入れて楽しむことが出来ます。
イタリアのバール(コーヒーショップ)ではコーヒーをオルゾに変えてもらいカップチーノとして注文する事も出来ます。
カプチーノ・ドルゾ(Cappuccino d’orzo)という感じで呼び方は後ろにオルゾをつけるだけです(^-^)
まとめ
コーヒーは美味しいですがカフェインが気になる所・・・そんな時にコーヒーの代替品のカフェ・オルゾは大麦の豊かな栄養素と共にコーヒー気分を味わえます。
子供からお年寄り、妊婦さんや授乳中のママ、寝る前でも気兼ねなく楽しめるので是非試して見てくださいね。