Ciao♪イタリア・サルデーニャ島在住のモカちーのです。
イタリアのクリスマスケーキといえはパネトーネです。パネトーネはイタリア人にとってクリスマスシーズンに欠かせないものなんです。
この記事では
★イタリアのクリスマスケーキ パネトーネの食べ方・特徴
について書きました。
パネトーネは日本でも購入する事ができます。
日持ちがするので来客時のおもてなし、手土産としても最適ですよ。
同じくイタリアのクリスマスケーキのパンドーロについては別記事を見てくださいね。
パンドーロの食べ方 イタリア人がやってるクリスマス アレンジ
パネトーネ (パネットーネ /PANETTONE) 特徴
パネトーネはミラノが発祥地です。
イタリア語の発音に忠実にするとパネットーネ/panettoneと言った感じになります。
パネトーネは発酵と休ませるのを繰り返してじっくり仕上げていくので作るのにとても手間がかかるのでお菓子は手作りするような料理大好きイタリア人マンマでもパネトーネはお店で買ってくる方が多いです。
イタリア人にとってパネトーネはクリスマス当日だけ食べるのではなく食べながらクリスマスを待ちわびるスタイルです。
今シーズンは何個パネトーネ食べるかな。笑
パネトーネの特徴を書いていきますね。
パネトーネ 名前の由来
パネトーネ誕生の由来は色々あるようですがイタリアで良く知られているお話はこの2つ。
★パン屋の美しい娘に恋をした少年がそのパン屋で働き始めました。彼は干しブドウの入った美味しいパン(パネトーネ)を発明し売り上げを伸ばし貢献した事で娘のお父さんに認められ結婚し幸せに暮らしたという伝説。
★貴族が集まる豪華なクリスマスパーティーのディナーを担当していた料理人がケーキを誤ってオーブンに忘れ焦がしてしまいました。
絶望していた料理人のそばにいた見習いの少年トーニのアイデアで急遽作ったドライフルーツや干しブドウ入りのケーキをふるまった所、その不思議な味は皆に気に入られ大成功!
このケーキの名前を尋ねられ「パーネ ディ トーニ(Pane di Toni )トニーのパンです」と答えたところからパネトーネと言う名前になったと言う伝説。
他にもパネトーネの名前の由来は色々あり真相は良く分からないとの事です。
生地の特徴
パネトーネはメーカー・ブランドによって生地の感じが異なります。
ふんわりモチモチで軽い感じの物もあれば風味豊かでズッシリと重みのある感じな味わいの物。
イタリアは製法に厳しく使う原料や使用量などに厳格な決まりが法律によって決められていますが職人さんや企業が色々と研究してるからこその風味の違いですよね。
高いブランドの物が美味しいと言う訳でもなく、それぞれ色々な味わいがあり個性豊かな職人さんのこだわりを感じます。
ドライフルーツや干しブドウ入り
クラッシックな物は中に小さく刻まれたオレンジやレモンのドライフルーツと干しブドウが入っています。
ドライフルーツは苦手な方も多いみたいで定番としては干しブドウだけ入っているタイプも販売されています。
干しブドウやドライフルーツって大人な味ですよね。あと個人的には外国チックな感じがします。
いつ食べる?
イタリアは「アドヴェント」と言ってクリスマス(12月25日)の4週間前からクリスマス(キリストの降誕)を待ち望む習慣があります。
その期間にパネトーネを食べ始めるのですが、今は大体11月初めごろからスーパーに並び始めるので、もっと前から食べていますね。
2022年は10月終わりにはもう売り出していてびっくりしました。
日持ち
パネトーネの天然酵母に含まれる乳酸菌は特殊で生地の酸性度を強め微生物の生育を防止しする働きがあったり微生物が利用する水分活性の割合も低いので微生物が発生しにくく日持ちするんだそうです。
常温保存が可能なので便利ですよね。
日持ちするのでクリスマス休暇に入る前、友達や職場の上司、同僚など贈り物として飛び交ったりします。
一度開封した場合はなるべく早く召し上がった方が良いと思いますが開封前なら1か月~6か月など保存出来ます。
でも食べる前には消費期限の確認はした方が良いですね。
イタリアのパネトーネ 食べ方・切り方
切り方
日本でホールのケーキを食べる時って先に等分にカットしてから食べますよね。
イタリアでは食べたい人が自分の食べたい分を切って食べます。
パネトーネはその家の家長が切り分けるなんて伝統があるらしく我が家でも男性陣が先頭を切って切り分けてくれる事が多いです。
美味しいのでかならずと言っていいほど2切れ目を食べたくなります。笑
2切れめを食べたい人は自分の好みの大きさに切って召し上がります。
食べ方
食べ方は手でつかんで食べます。幸せ時間♡
私はパネトーネの周りの紙についている部分をナイフでそぎ落として食べるのが好きです。笑
イタリアのパネトーネ 色んな味のバリエーション
他にも年々色んな味のタイプが加わっている感じがするのでどんな物があるかご紹介しますね。
クリスマスシーズンにイタリアを訪れたら買って食べてみてくださいね。
チョコレート入り
嫌いな人はいないであろう!チョコレート入りのパネトーネ。子供にも大人気です。
ティラミス味
イタリアのデザートと言えばティラミスですよね~。中にはマスカルポーネチックなクリーム、外側はココアパウダーをまぶして美味しかったです。
ズッパ・イングレーゼ (Zuppa inglese)味
ズッパ・イングレーゼ (Zuppa inglese)はスポンジケーキとカスタードクリームを重ねたイタリアのデザートなんですが「アルケルメス」というリキュールが使われているのが特徴なんです。
こちらもココアパウダーをまぶしているので見た目はティラミスのパネトーネと似ていますが、味はちょっと大人な感じです。
ジャンドゥーヤ(Gianduia)チョコレート味
ジャンドゥーヤはペースト状にしたナッツとチョコレートを混ぜ合わせたイタリアで人気のチョコレートです。
上にジャンドゥーヤかかってますね~。中にもはいっていて美味しかったです。
もはやパネトーネでは無いのでは・・・・・?笑
カスタードクリーム味
Crema Pasticcera(クレマ パスティチェッラ)はカスタードクリームの事です。
カスタードクリームとレーズンが美味しくって人気です。
イタリアのパネトーネ 日本ではどこで買える?
日本でイタリアのパネトーネを買いたい場合は通販で買うのが確実です。
多くの方に選ばれているのはイタリアの老舗 ロイゾン と MAINA のパネトーネ。
贈り物や手土産にも最適です。
ロイゾンの「チョコレート&塩キャラメル味」美味しそう。
最近イタリアでも塩キャラメル味が流行ってきてるのでイタリアでも販売してくれないかな。笑
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まとめ
イタリアのクリスマスケーキ パネトー 特徴や食べ方 まとめ
クリスマスケーキと言っても当日食べるだけでない所が面白いですね。
日本でもパネトーネとパンドーロは手に入りますので是非試して見てください。
クリスマスパーティーなどに持っていかれたりギフトとしても喜ばれると思います。
日持ちがするのでクリスマス前に購入して食べながらアドヴェントを楽しむのもいいですね♡