イタリア カーニバルの時期に食べるお菓子6種類

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イタリア カーニバルの揚げ菓子 イタリア食べ物

2月に入るとイタリアはカーニバル(イタリア語でCarnevale/カルネヴァーレ)で盛り上がります。

カーニバルはイエスキリストが復活するPasqua(パスクア/イースター)に向けて、その前の40日間(Quaresima/クゥアレジマ/四旬際)と呼ばれる節食し禁欲しましょうと言う浄化期間が始まります。

カーニバルはその期間が始まる前にたっぷり食べて飲んで歌って踊って楽しもう♪ってな期間です。

この記事では

★イタリアカーニバルの時期に食べるお菓子

をご紹介します♡

カーニバルの時期にイタリアを訪れる方は是非召し上がってくださいね。

この記事を書いた人
モカちーの

Ciao ♡ はじめまして
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・2015年から国際結婚によりイタリア(サルデーニャ島)在住
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イタリア・サルデーニャ島でカーニバルの時期に食べるお菓子

カーニバルのお菓子は地域によって同じお菓子でも名前や形状が違ったりします。

ご紹介して行きますね。

Frittelle(フリテッレ) Zippole(ジッポレ)またはZeppole(ゼッポレ)

カーニバルの揚げ菓子フリテッレ・ゼッポレ
地域によって形状が変わります。

Frittelle(フリテッレ)はドーナツ(揚げパン)のようなものです。

サルデーニャ島ではZippole(ジッポレ)またはZeppole(ゼッポレ)と呼ばれています。

呼び名が微妙に違うように地域や各マンマによってレシピや形状も色々です。

カーニバルの揚げ菓子
もちもちな弾力

この長細い渦巻型はサルデーニャ島中西部の町オリスターノのもの。

パスティチェリア(お菓子屋さん)はゼッポレを求めてたお客様でいっぱいでした。

パスティチェリア(お菓子屋さん)はたくさんの人。ほとんどの方のお目当てはゼッポレ
パスティチェリア(お菓子屋さん)はたくさんの人。ほとんどの方のお目当てはゼッポレ
マンマ手作りのフリテッレ
マンマ手作りのフリテッレ

私の夫のマンマのレシピはオレンジやレモン、サフランやリキュールが入っているのですが、モチモチ弾力が凄くて食べる手が止まらなくなります。

特に揚げたてはヤバいです!笑

先日マンマと一緒に手作りをしていて揚げ始めと同時に家族が集まってきて揚げた側からどんどん食べて行っちゃうから揚げても揚げても出来上がらなくって笑っちゃいました。

ゼッポレのマンマのレシピを知りたい方は別記事⇩を読んで見てくださいね。

サルデーニャ島 カーニバルの揚げ菓子ゼッポレ マンマのレシピ

Chiacchiere(キアッケレ/キアッキエレ)

イタリアのカーニバルのお菓子Chiacchiere(キアッケレ/キアッキエレ)
Chiacchiere(キアッケレ/キアッキエレ)サクサクとまらない!

キアッケレは小麦粉とバターと卵で作った生地を薄く伸ばしてカリカリに揚げたお菓子です。(オーブンで焼いたタイプもあります) 

この名前ですがイタリア語で「お喋り」って意味なんです。

なんで「お喋り」なんて名前??と言うと、なんとこの名前はマルゲリータピッツァの名前の由来となったマルゲリータ女王がゲスト数名とお喋りをしている時、宮廷の料理人にデザートを頼み出てきたお菓子がこのキアッケレだったと言う逸話に元ずくそう。

Chiacchiere(キアッケレ/キアッキエレ)
カーニバルの時期はスーパーでも買えますよ

このお菓子の名前はイタリア各地域によって名前が違います。

ミラノ、エミリア北部、ウンブリアの一部地域、ラツィオ州南部、アブルッツォ州の一部、モリーゼ、プーリア、バジリカータ、カンパニア、カラブリア、シチリアでは、キアッツケレという名前が最も一般的に使用されているようです。

そのほかの地域だとローマではFrappe(フラッペ)、トスカーナではCenci(チェンチ)やFazzoletti(ファッツォレッティ)、ボローニャではSfrappole(スフラッポレ)、ピエモンテ、リグーリアではBugie(ブジーエ)など色々です。

サルデーニャでもキアッケレと呼んでいますが他にはMaraviglias(マラヴィリアス)とも呼ばれています。

なぜ呼び名が違うのかと言うと、先にこのお菓子が各地域にあって後からこのお菓子がカーニバルのシンボル的なものとなった為だそうです。

面白いですよね♪

マンマ手作りのキアッケレ
マンマ手作りのキアッケレ

キアッケレも各地域や各マンマによってレシピや形状も色々です。

イタリアの他の地域だとお菓子作りには通常小麦粉(tipo00)を使うレシピが多いですがサルデーニャ島はセモリナ粉を使うレシピが多く、キアッケレにもセモリナ粉を使う場合が多いです。

なので他の地域と比べると少し歯ごたえが強いかもです。(って言ってもサクサク軽い食感のお菓子です)

Castagnole (カスタニョーレ)

リモンチェッロ入りとアルケルメス入りのカスタニョーレ
リモンチェッロ入りとアルケルメス

カスタニョーレは小麦粉、バター(オイル)、砂糖、玉子、ラムやグラッパなどリキュールで出来た生地を丸めて揚げたドーナツで特にエミリアロマーニャで人気が高いそうです。(最近はヘルシー志向でキアッケレ同様オーブンで焼いた物も多い)

味はリモンチェッロなどのリキュールが入ったタイプなど色々なタイプがあります。

カスタニョーレは美味しいし一口サイズなのでポンポン口に運びそうになって危険です。 笑

Capricci di Arlecchino (カプリッチ ディ アルレッキーノ)

カプリッチ ディ アルレッキーノは「おどけ物の気まぐれ」といった意味なんですが、小麦粉にアーモンドパウダーも入った生地の中にジャムが入ったクッキーです。

Graffe (グラッフェ)

伊太利カーニバルのお菓子Graffe (グラッフェ)
マンマ手作りのグラッフェ

グラッフェは日本でも良く見かけるドーナツって感じです。ナポリのレシピだとじゃがいもが入ったレシピが多いとの事。

フワフワでボリュームある昔ながらの懐かしい感じがする揚げドーナツです。

ボリューム満点で食べ応えがありますよ~。

Bomba (ボンバ)

マンマ手作りのイタリアのお菓子ボンバ
マンマ手作りのボンバ

ボンバは「爆弾」って意味なんですが、中にカスタードクリームがたっぷり入った揚げドーナツです。

こちらも各マンマによってレシピにかなり違いがあり中身も違う場合もあります。

夫のマンマのレシピだと砂糖とイーストを大きなボウルに入れ均一なになるよう混ぜ、次にバターと卵を加えて混ぜ、最後に小麦粉を加えていくのですが、かなり弾力のある柔らかい生地でとってもボリュームがあって美味しいです。

爆弾級の美味しさとボリュームで危険♡

サルデーニャ島のカーニバル「ラ・サルティリア」についてはコチラ⇩の記事を読んで見てくださいね。

サルデーニャ島のカーニバル【La Sartiglia/サルティリア】行き方 見どころ 見学ポイント

イタリアの人気 伝統ドルチェ22種類 ギフトやパーティーにも

まとめ

イタリアのカーニバルのお菓子は揚げ菓子が多く、生地は日本のドーナツよりもっと揚げパンに近い弾力な物が多いです。

ですが、別腹でホイホイ食べれてしまう美味しさ。笑

カーニバルの時期になるとスーパーやパスティチェリア(菓子店・ケーキ屋)やパン屋さん、バールなどに立ち並びますのでこの時期にイタリア旅行の際には試して見てくださいね♪

ここで紹介した以外にも、その地域ならではのカーニバルのお菓子もありますのでパスクア前の時期にイタリアを旅行すると特別感がたっぷり味わえてオススメです。

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