日本で一番有名なイタリアのドルチェ(スイーツ)はティラミスですかね。あとマリトッツォもブームになりましたね。
でも、他にも色々あるんです。
この記事では
★イタリアの人気伝統ドルチェ22種類
について書きました。
イタリアのドルチェは甘すぎない感じが日本人好みだと思います。
イタリア旅行に行く計画をされている方はもちろん、日本でも通販・専門店などで気軽にお取り寄せ出来る物もありますので是非試して見てくださいね。
ギフトとして、クリスマスや誕生日、パーティーや来客のおもてなしにもピッタリですよ。
- イタリアの人気 伝統ドルチェ22種類
- ティラミス(tiramisù)
- パンナコッタ(panna cotta)
- セミフレッド(Semifreddo)
- マリトッツォ(maritozzo)
- カンノ―ロ(cannolo)
- ババ(babà)
- スフォリアテッラ(sfogliatella)
- フリテッレ(fritelle)
- ボンボローネ(bombolone)
- ズコット(zuccotto)
- カッサータ(Cassata)
- バーチ・ディ・ダーマ(baci di dama)
- アマレッティ(Amaretti)
- カントッチ (cantucci)
- ビニエ(bignè)
- パネトーネ(panettone)
- パンドーロ(pandoro)
- コロンバ(colomba)
- マチェドニア(macedonia)
- グラニータ(granita )
- ジェラート(gelato)
- ジャンドゥイア(gianduia)
- まとめ
イタリアの人気 伝統ドルチェ22種類
ドルチェ(dolce)とはイタリア語で甘い・優しい・穏やか・やわらかいなどの意味があり食べ物だけでなく人や行動、振る舞いにも使われる言葉です。
イタリア人は甘い物が大好きで食後は別腹でドルチェを楽しみます。
朝ごはんも甘い物なので、ココでご紹介しているドルチェは朝ご飯として食べる場合もあるんですよ。
イタリアのドルチェは同じ物でも地域によって呼び方が違ったりするものもあります。
では見て行きましょう♪
ティラミス(tiramisù)

日本でも有名なティラミスはイタリア全土で食されています。
レストランやバールでも食べれますし、家庭でも良く作られている定番中の定番ドルチェです。
起源については諸説あるそうですがヴェネト州、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州と言うのが有力だそう。
ティラミスは焼かないで作れるので失敗も少なくて手作りチャレンジしやすいドルチェですよね。
ティラミス レシピ イタリアマンマ直伝 簡単 本格 ふわふわ♡
パンナコッタ(panna cotta)

パンナコッタはピエモンテ発祥のドルチェでイタリア全土で食されていてイタリアのレストラン定番ドルチェです。
パンナは生クリームコッタは煮詰めたという意味。
生クリームに砂糖・ゼラチンを加えバニラビーンズで風味を付けながら煮詰め冷蔵庫に入れて固めたものです。
通常はベリーソース、キャラメルソース、チョコレートソースが添えられている場合が多いです。
セミフレッド(Semifreddo)

セミフレッド(semifreddo)はイタリア語でsemi=半分 freddo=冷たいと言う意味で半分凍っているって感じです。
食べると冷たいんだけど冷たくない・・・みたいな不思議な感覚になるドルチェですよ。
レストランにもある場合が多いですし簡単なので家庭でも作ります。
レシピは色々あるんですが例えば泡立てた生クリームにマスカルポーネを混ぜ型に入れ冷凍庫で4時間ぐらい冷やす感じ。
ティラミス同様オーブンなど使わずに作れますのでお手軽です。
マリトッツォ(maritozzo)

日本でも流行ったマリトッツォはローマを州都とするラツィオ州のドルチェです。
小麦粉、卵、蜂蜜、バター、塩を混ぜて作られたパンにたっぷりの生クリームが挟まっています。
ジェラートが挟まっていることもあります。
マリトッツォって名前はマリート(夫)って意味から来ているんですよ。
個人的に面白いなって思ったのは日本で流行りだした2021年頃、マリトッツォを知っているか私の周りのイタリア人に聞いたら知らない人の方が多かったので、その頃はもしかして地域性が高いドルチェだたのかもしれません。(その時日本の友達もみんな知らないと言っていたので流行りって意図的だよな・・・と再認識)
それと最近では私が住んでいる様な田舎町でもマリトッツォを見かけるようになりました。
が!日本みたいに可愛くないやつが多めです。(上の写真のマリトッツォは可愛いですが生クリームがぶっこんである・・・みたいな感じのが多々あります。笑)
カンノ―ロ(cannolo)

カンノ―ロはシチリアのドルチェです。
カンノ―ロとカンノ―リどっち?って聞かれる時があるのですがカンノ―ロは単数形な呼び方で複数形だとカンノ―リ(cannoli)となります。
どっちで呼んでも大丈夫ですが私の周りのイタリア人は複数形でカンノ―リって呼んでいますね。
筒状に焼かれたサクサク生地の中にリコッタチーズに甘い味付けをした物がたっぷり入っていて1つ食べるとかなり食べ応えがあります。
イタリアのお菓子屋さんではミニサイズも売っていますよ。
ババ(babà)

ババはナポリの名物ドルチェですが起源はフランスのようです。
とはいえ、ナポリを訪れたら色んなババドルチェがありますので試して見てくださいね。
お土産用に乾燥ババ(ラム酒シロップに浸すだけ)もありますよ。
ラム酒シロップが溢れるほどたっぷりしみこませてあって、食べ応えは結構がっつり来ます。
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スフォリアテッラ(sfogliatella)

スフォリアテッラはナポリのドルチェで幾重にも重なった生地の中にカスタードクリームなどが入っている郷土菓子です。
こちらも単数形な言い方なので複数形だとスフォリアテッレ(sfogliatelle)となります。
スフォッリァテッラは2種類あって薄く生地が伸ばされたおなじみの物(リッチャ)と厚めでサクっとしたタルト生地のもの(フロッラ)があります。
芸術的な見た目と焼きたてのパリッパリ、サクッサクな感じが贅沢なドルチェです。
フリテッレ(fritelle)

フリテッレはイタリアのカーニバルの時期に食べる揚げ菓子で地域によって名前が違ったりします。
私が住んでいる場所ではジッポレ・ゼッポレとも呼ばれています。
揚げてあると言うとドーナツを想像するかもですが生地がモッチモチで揚げパンの様な感じですかね。
カーニバルの時期(2月)にイタリアを訪れるとパン屋さんやお菓子屋さんの入り口に「フリテッレ揚げたて!」「フリテッレあります」みたいな張り紙がある時があるので食べてみてくださいね。
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ボンボローネ(bombolone)

ボンボローネも元々はカーニバル時期のお菓子でした。
今ではいつでも食べる事ができますし家庭でも作られることも多い揚げ菓子です。
こちらも地域によって呼び名が違うので私の住んでいる所では「ボンバ」と呼ばれています。
モチモチ生地のふわふわドーナツって感じで幸せ気分に浸れますよ♡
日本でも最近人気が高いですね。
カーニバルの時のお菓子は別記事で紹介しているので他も気になる方は見てくださいね。
イタリア サルデーニャ島 カーニバルの時期に食べるお菓子6種類
ズコット(zuccotto)
ズコットはトスカーナ地方・フィレンツェ発祥のセミフレッドにフルーツなどでデコレーションしたドーム型のケーキです。
フォトジェニックなズコットは日本で話題になっていますが、おもてなしスイーツとしてピッタリですよね。
カッサータ(Cassata)
カッサータはシチリア地方の伝統的なドルチェです。
緑色のマジパンにリキュールで湿らせたスポンジ、リコッタチーズ・ドライフルーツやナッツなどを混ぜ合わせて作ったクリームをのせ飾りつけをし冷やし固めたケーキです。
他のドルチェは発祥以外の地域でも食する事が出来ますがカッサータは中々売っていない印象。(カッサータのセミフレッドやジェラートは売っています)
日本のサイトでセミフレッドとカッサータの違いは中に入っている材料の違いって書いてありますが、そうではありません!(なぜか皆してカッサータは生クリームにリコッタチーズ、セミフレッドは生クリームとカスタードクリームって書いてあるけど違います!)
セミフレッドとは製法の事でカッサータはドルチェの名前です。
例えばティラミスがジェラートになっていたらティラミス味のジェラートっていいますよね。
その感じでSEMIFREDDO ALLA CASSATA SICILIANA(セミフレッド アッラ カッサータ シチリアーナ)はシチリアのカッサータ味のセミフレッドって感じなんです。
日本ではコンビニスイーツにもなっているそうですが、それはカッサータ味のセミフレッドって事になります。
バーチ・ディ・ダーマ(baci di dama)

「貴婦人のキス」という意味のバーチ・ティ・ダーマはピエモンテ州トリノ発祥の焼き菓子です。
コロンとした形が可愛いですよね。
アーモンドプードルを使った生地のサクサク加減と間に挟まったチョコレートの感じがいくつも食べたくなるお菓子ですし手土産にも最適ですよ。
手作りも簡単にできるのでチャレンジしてみてくださいね。
イタリアのお菓子【バーチディダーマ】簡単レシピ サクサク♡ほろほろ
アマレッティ(Amaretti)

アマレッティはイタリアのスーパーでどこでも手に入れる事が出来るお菓子です。
マカロンの様な感じで軽いメレンゲ菓子なんですがアマレットリキュールの感じが口の中に溢れて私は初めて食べた時ハマってよく食べていました。
素敵な器に入れておもてなし菓子にも品があってオススメですよ。
アマレッティの間にチョコレートを塗って挟んでバーチディダーマをつくる方もいます。
カントッチ (cantucci)

カントッチ(カントッチョ、カントッチ―二ともいう)はトスカーナ地方の郷土焼き菓子で硬いビス͡コッティとも言われています。
フィレンツェではヴィンサントというデザートワインとセットになってレストランのドルチェメニューとしてあるのですが、それは硬いカントッチをヴィンサントに浸して食べる感じです。
お菓子屋さんにも色んな種類のカントッチが並んでいるのでお土産にも良いですよね。
ビニエ(bignè)

ビニエはイタリアのシュークリームです。
皮の部分だけ袋に入って売っているのでそこにカスタードクリームや生クリームを入れて上に粉砂糖やココアパウダー・チョコレートをの背たりで半分手づくりを楽しんでいるイタリア人も多いです。
結構皮が硬めなんですが中にクリームを入れて1日寝かせると柔らかく良い感じになります。
パネトーネ(panettone)

パネトーネはイタリア全土で食べられているクリスマスケーキでミラノ発祥です。
クリスマスケーキと言っても当日だけ食べるのではなく、最近は10月後半にはスーパーに並び始めるのでパネトーネを食べながらクリスマスシーズンを楽しむ感じです。
パネトーネについては別記事で詳しくご紹介しています。
イタリアのクリスマスケーキ パネトーネ食べ方 手土産にぴったり
パンドーロ(pandoro)

パンドーロもパネトーネと同じくイタリア全土で食べられているクリスマスケーキで発祥地はヴェネト州のヴェローナです。
卵とバターがたっぷり使われているふわふわのスポンジがとっても美味しいです。
パンドーロについても別記事を是非読んでくださいね。
パンドーロの食べ方 イタリア人がやってるクリスマス アレンジ
コロンバ(colomba)

コロンバはパスクア(イースター・復活祭)の時期にイタリア全土で食べられている鳩の形をした焼き菓子で発祥はヴェネト州のヴェローナです。
パネトーネ・パンドーロの様にパスクアを待ちわびながらその時期に食べて過ごす感じです。
酵母がパネトーネ種で焼かれているので味としてはパネトーネと似ている感じですし日持ちします。
パスクア時期にイタリアを訪れた場合にしか食べれませんので2月から4月あたりにご旅行の際には是非食べてみてくださいね。
イタリア パスクア(イースター)はどんな日?サルデーニャ島では何を食べる?
マチェドニア(macedonia)

マチェドニアはフルーツポンチのような感じで家庭で良く作って食べられています。
フランスやスペインなどでも食べられているみたいですね。
イタリア人は集まって食事をするのが好きなんですがダイエット中な方が多い場合は食後のドルチェとしてマチェドニアを用意すると喜ばれます。笑
好きな果物(缶詰でもok)をカットしてジューズやアルコールと混ぜ合わせて冷やすだけなので簡単です。
グラニータ(granita )
グラニータはシチリア発祥のシャーベットです。
コース料理の際、途中に口直しとして出てきたり、夏の間は日本のかき氷と同じ存在ですね。
スーパーにも売っていますし家庭で作る方も多いですよ。
ジェラート(gelato)

ジェラートはフィレンツェ発祥と言う事ですがイタリア全土で食べられている世界的に有名な国民的ドルチェです。イタリアのジェラートはジェラテリア(ジェラート屋さん)ごとに味わいが違ってホント美味しいです。
注文の仕方からオススメの味まで別記事でご紹介していますので読んで見てくださいね。
イタリア旅行ジェラートを食べよう♪スマートな注文の仕方とオススメな味
ジェラートにエスプレッソやリキュールをかけて食べるアッフォガート(affogato al caffe)と呼ばれる食べ方もあります。
日本で美味しいジェラートを食べたい方はGELATERIA GELABO のジェラートを絶対試して見てください!
GELABOのジェラートは赤井川村山中牧場の低温殺菌牛乳と旬のフルーツを 1つ1つ職人が皮を剥くところから作られていて本場イタリアのジェラートを食べているかのような濃厚な味わいです。
一時期は3か月ぐらい待たなければ手に入らなかったぐらいなんですよ。



ジャンドゥイア(gianduia)

ジャンドゥイアはピエモンテ州トリノ発祥のチョコレートでナッツが練りこまれたチョコレート。
ヘーゼルナッツオイルが含まれているので柔らかくってくちどけがスムーズなチョコレートです。
イタリア人は食後のドルチェとしてジャンドゥイアも食べたりします。
イタリアBaci(バーチ)チョコレート 3種食レポ♡ お土産バレンタインデーに
まとめ
イタリアの人気 伝統ドルチェ22種類 ギフトやパーティーにも まとめ
日本でも味わえるようになったイタリアのドルチェ。
日本に居ながらイタリア気分に浸れますね。
ギフトとして、クリスマスや誕生日、パーティーや来客のおもてなしにもイタリアのドルチェはピッタリなので是非試して見てくださいね。
また、イタリア旅行に行った際には是非本場の空気と共に味わってみてくださいね。
ちなみに私が住んでいるサルデーニャ島には、ほぼサルデーニャ島でしか食べれないドルチェがあります。
それについては別記事もチェックしてみてください。