サルデーニャ島の静かな港町・ポルトスクーゾ 観光スポットと街歩き

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サルデーニャ島の静かな港町ポルトスクーゾ観光スポットと街歩き 観光・現地情報

先日、サルデーニャ島の南西にある港町「ポルトスクーゾ(Portoscuso)」に1泊旅行をしてきました。

観光地としてはあまり知られていない場所ですが、穏やかな雰囲気がとても心地よく時間がゆっくり流れているような素敵な場所でした。

今回は、小さな町ならではの魅力がたくさん詰まっているポルトスクーゾの様子を紹介しますね!

サルデーニャ島は他のイタリアの地域に比べ人が優しいと常々感じていますが、ポルトスクーゾの人たちは更にめちゃめちゃ優しさ溢れる人が多く感じたことも印象に残った1つです。

サルデーニャ島の小さな町を訪れてみたい場合、ピッタリな場所ですよ。

この記事を書いた人
モカちーの

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サルデーニャ島 ポルトスクーゾの場所とアクセス方法

ポルトスクーゾは南サルデーニャ県に属する人口 約5,100人ほどの小規模なコミュニティで、サルデーニャ島の州都カリアリから約80㎞、車で約1時間ほどの場所にあります。

地図でみると下の感じです。⇩

アクセス方法は電車とバスを乗り継いていけないこともありませんが、運行本数が少ないのとダイヤ変更などが激しいためレンタカーを借りるなど車で行くのがベストです。

サルデーニャ島内の移動手段については別記事も参考にして下さいね。

サルデーニャ島 ポルトスクーゾってこんな町!見どころと街の空気

ポルトスクーゾは歴史的にはマグロ漁の拠点として知られていて、15世紀にはスペインから伝わった伝統漁法「マッタンツァ」が行われていた地域です。

ポルトスクーゾにあった古い船
マッタンツァに使われていた船なのかはわかりませんが、無造作な感じでおいてありました

マッタンツァは網でマグロを追い込んで漁師たちが力を合わせて捕らえる伝統的な漁法で、最終段階ではマグロが暴れて海が血で赤く染まることもあったそう。

イタリア語で「マッタンツァ(Mattanza)」は屠殺(とさつ)を意味するので、それがそのまま名前になったんですって。(なんか可愛い響きだけど、実は怖いネーミング…汗)

実際に見てまわった町の見どころを写真と一緒に紹介しますね!

旧市街

ポルトスクーゾの旧市街は、こぢんまりとしていて静かな場所でした。

細い道を歩いていると地元の人の暮らしが垣間見えて、なんだかホッとする空気満載。

訪れたのが8月だったのですが、夏の間は日替わりでイベントが行われている様でした。

下の写真は日替わりイベントメニュー。

ポルトスクーゾの旧市街
7月8月は毎日イベントがあってビックリ!

ヨーロッパからの観光客も多くて、特にフランス語が聞こえてくることが多い様に感じました。

夫が言うには「今すれ違った人はローマの人…この人達は北部の人」などと言ってたのでイタリア人も色んな地域の人が訪れていたようです。

伝統工芸品の展示スペース

サルデーニャ島の織物、民族衣装、籠など伝統工芸品の展示スペースがありました。

入場は無料(任意でチップの形)

ポルトスクーゾの伝統工芸品の展示スペース

織物のデモンストレーション(というか普通に女性が織っていた)があったのですが、「こんなに繊細に時間をかけて織っているんだなぁ」と見とれて結構長い時間見ちゃいました。

ポルトスクーゾの伝統工芸品の展示スペース
織物を織っている方の後ろでじっくり見させてもらいました
サルデーニャ島の伝統衣装、伝統工芸のカゴとコルク製品
伝統工芸のカゴやコルク製品、伝統衣装

漁師の家並みと石造りの路地

旧市街には、漁師たちが暮らしていた素朴な家々が並び石畳の路地が入り組んでいました。

ポルトスクーゾの漁師が暮らしていた家
写真、右側が漁師さんたちが暮らしていた家

ズラリとドアが並んでいて中には入れなかったのですが、住居と漁具を置いたり、網を編んだり、破れた網の修理をする作業場が一緒になっているそうです。

マリーナ

マリーナは船が沢山並んだマリーナにそって遊歩道が整備され、マッタリと歩くのが気持ちが良かったです。

ポルトスクーゾのマリーナ
ちょっと写真がイマイチで伝わりにくいかもですが、素敵でした
マリーナ前のバール

バールも何軒かあり、夕方からはアペリティーボ(食前酒)を楽しむ人達、夜店も出ていて遅い時間まで賑わっていましたよ。

夜店が日本で言ったら昭和的な感じで、アナログ感満載。平和な雰囲気が流れていてとても良かったです。

ポルトスクーゾの夜店
田舎な感じ満載で良かった。

射的とかパンチングゲームを楽しんでいる子供や大人もいて、微笑ましくてリラックス出来ました。(笑)

タワー・スパニョーラ(Torre Spagnola)

16世紀にスペイン人によって建てられた見張り塔で、海賊の襲撃から町を守るために使われていた防衛施設です。

この塔の後ろ側、海沿いに散歩道が長く作られていました。

タワー・スパニョーラ(Torre Spagnola)
全部は歩けませんでしたがかなり遠くまで散歩道がありました

昼間も夕暮れ時も、日が沈んでからもライトアップがされていていつでも素敵な場所でしたよ。

夕暮れがとても素敵でした

近郊のビーチ(ポルトパリエット/Portopaglietto)

近隣にはポルトパリエットというこじんまりとしたビーチがあります。

サルデーニャ島のポルトパリエットビーチ/Portopaglietto
右端にタワー・スパニョーラが見えますね。写真に写ってませんがビーチの後方にレストランとバールがありました。

私は今回初めて訪れて個人的にサルデーニャ島の中で好きなビーチベスト3にランクインしました。(笑)

まず、駐車場が結構たくさんあるので停める場所を探してウロウロしなくていいですし、遠浅で湾になっているので比較的波はいつも穏やか。

バールやレストランもあって適度に整備されているけれど、音楽がガンガン!といった感じにシティー化されすぎていないので、お気に入りになりました。

ちなみに一番お気に入りのビーチは「マイモニ(Maimoni)」です。

ビーチについては別記事も参考にして下さいね。

ポルトスクーゾで実際に泊まったホテルと食べたレストラン

ポルトスクーゾにはレストランも宿泊施設も沢山あります。

その中で私達が食べたレストランと泊まったホテルを紹介しますね。

宿泊したホテル Hotel Don Pedro

宿泊したのは Hotel Don Pedro。(3つ星ホテル)

ポルトスクーゾのホテルの外観
ホテルの外観 右にマリーナが広がっています

このホテルを選んだ理由は、コスパ最高!場所が最高!

お手頃価格なのにマリーナの目の前という絶好のロケーションだったからです。

ちなみに価格は116ユーロ(日本円で約2万円) いま、1ユーロ約170円なので円換算すると高いですね…涙。

ポルトスクーゾのホテルのロビー
レセプションの方も親切丁寧でした。

ココ、とっても良いホテルでした♡

ポルトスクーゾの港の前なので夜景も綺麗に見えたし、街歩きから帰るのも楽ちんだったし、ホテルの方もとても親切でした。

イタリアのホテルはアメニティが無い場合が多いですが、シャンプー、ハンドソープ、シャワーキャップがありましたし、部屋も綺麗に掃除されていました。

冷蔵庫もあったし、無料のボトルのお水のサービスもありましたよ。

ドライヤーは古いタイプのものがあって笑っちゃいましたが、ちゃんと最新式のも置いてありました。

サルデーニャ島 ポルトスクーゾのホテルの部屋とバスルーム
ベッドカバーやカーテンがサルデーニャ島の織物で素敵でした。写真右側の細長いやつ…ドライヤーです。笑

あと、朝食が素晴らしかった!

プロシュートやフォルマッジョなど甘くない系とサルデーニャ島の伝統菓子を含めた甘い系と、どちらもバイキング形式で色々ありました。

サルデーニャ島のホテルの朝食
いつもアパートかB&Bに泊まるので、私的には新鮮でした。満足。w

私達のようにリーズナブルに宿泊したい場合はHotel Don Pedroとてもおすすめします。

1つ気をつけなければいけないのが、駐車場がありませんでした。

ホテルの前に駐車場はあるんだけど、ホテル専用ではなかったので路駐できる場所を探して少しウロウロしました。

マリーナの中は夜は駐車禁止とのことで、警察が駐車違反切符を切っていたので気をつけてくださいね。

他にも素敵なホテルやB&Bも沢山あったのでチェックしてみてくださいね。

私達はブッキングドットコムで予約しました。

イタリアのホテルアメニティについては別記事も参考にして下さいね。

夕食を食べたレストラン Al Ristorantino

レストランは夫が小麦アレルギーになったため、グルテンフリーメニューがあるところ…という縛りで探したところ、Al Ristorantinoが対応しているとのことで、ココに決めました。

ポルトスクーゾのレストランAl Ristorantino
レストランの外観と内装

メインのマリーナがある通りから少し裏通りに入った場所にあるため、静かで落ち着いた雰囲気のレストランでした。

店員さんがどの方もめちゃめちゃ笑顔でフレンドリーで、気遣いがあって気持ち良く食事が出来ました。

食べた物は、私はサルデーニャ島の伝統つぶつぶパスタ「フレーグラ」のあさりソース、夫は同じくあさりソースをグルテンフリーパスタで作ってもらいました。

ポルトスクーゾのレストランでたべたフレーグラ
スプリッツとおつまみ、プリモピアット

私達はプリモピアットしか食べませんでしたが、サルデーニャ島の海の幸や山の幸を使った前菜盛り合わせは少しずつ色々食べれるのでオススメですよ。

とにかく親切で気さくな店員さんばかりだったので、おすすめメニューなどを聞けば満足の行く食事の想い出ができると思います。

20時ちょっとすぎに行って予約無しで大丈夫でした。

お店情報は以下になります。

名称Al Ristorantino
営業時間12時15分~14時15分
20時00分~22時00分
月曜定休
住所Via Giotto, 7, 09010 Portoscuso SU
電話3394600422
webサイト無し

伝統パスタ フレーグラについては別記事も参考にして下さいね。

サルデーニャ島のパスタ「フレーグラ」の伝統レシピ

サルデーニャ島 伝統パスタ おすすめ6種 お土産にも最適♡

サルデーニャ島の小さな町ポルトスクーゾを楽しむモデルコース

今回私達の旅をモデルコース的にお伝えすると、

まず、ポルトパリエットビーチを満喫→夕方ホテルチェックイン(シャワー 支度)→港や旧市街の散策→夜ご飯→夜景を見る→ホテルに戻る→次の日→スーパーで買い物(ビーチで食べるもの)→ポルトプラビア(鉱山トンネル散策)→午後からビーチを満喫

といった感じで過ごして見ました。

スーパーはイタリア全土にある有名スーパー「CONAD」 と「Eurospin」 がありましたが、CONADの観光客用のお土産セクションが豊富でビックリでした!

イタリア サルデーニャ島のスーパーのお土産売り場
お菓子やリキュール、蜂蜜やお茶、織物、食器まで色々ありました。

サルデーニャ島の名産品の食べ物から織物まで品ぞろえが豊富だったのでお土産選びにもいい感じでしたよ。

そして、Eurospinは庶民の見方!コスパが良い商品が多いのでオススメです。

サルデーニャ島のお土産については別記事もどうぞ。

サルデーニャ島のお土産 食べ物や伝統工芸品のオススメ19選

ポルトフラビアについては別記事で紹介しているので参考にして下さいね。

まとめ

ポルトスクーゾは派手さはないけれど、人々の温かさと土地の魅力が詰まった町でした。

ビーチ(Portopaglietto)もバールやレストランはあるけれど整備され過ぎていない感じがよかったです。

近隣にはポルトフラビア(鉱山トンネル)もありますし、特に夏のサルデーニャ島観光でどこか小さな町にも行ってみたい場合、訪れて見ると良いですよ。

静かな時間を過ごしたい方にオススメです!個人的にお気に入りの町となりました♡

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