サルデーニャ島を訪れたら美味しいパスタを食べたいですよね♪
サルデーニャ島の伝統的なパスタの種類を知らないと、普通のありがちなパスタ(スパゲッティなど)を選んでしまう事になるかもしれませんが、それは避けたいです!
この記事ではサルデーニャ島の伝統的なおすすめパスタ6種をご紹介しますね。
伝統パスタごとに基本的味付け(ソース)がありますので、そちらも含めてご紹介しますのでサルデーニャ島を訪れた際には食べて見てくださいね。
形が可愛らしいのでお土産にも喜ばれますよ~
サルデーニャ島の伝統パスタ6種類
サルデーニャ島の伝統的なパスタはレストランで食べる楽しみの他に、お土産に買って帰ることもできます。
お土産にはスーパーマーケットなら現地の人達が食べている物が買えますし、お土産屋さんだとプレゼントするのに素敵なパッケージの物が買えますよ。
Malloreddus(マロレッドゥス)
マロレッドゥスは何百年も前から家庭の主婦たちが手作りしてきた歴史あるパスタで、サルデーニャ島南部にあるメディオ カンピダーノ地域の典型的なパスタです。
形がニョッキに似ている事からニョケッティ・サルディ(gnocchetti sardi)とも言われています。
大きさは約1センチから2センチぐらいで小さく、縞々模様はチュリーリ(ciuliri)と呼ばれるストローハットに押し付けて作るのが伝統的な作り方ですが、普通の家庭で手づくりする場合はニョッキボードで作っている場合が多いです。
ちょっと芋虫みたいな形ですね
マロレッドゥスに合わせるソースは生サルセッジャのラグーソースを合わせるのが伝統的です。乾燥パスタで販売されている物でもモチモチでホント美味しいですよ~♡
マロレッドスはお土産候補にいいですね!その他サルデーニャ島のお土産については別記事を読んで見てくださいね。
Culurgiones(クルルジョネス)
クルルジョネスは中に詰め物が入ったパスタです。
名前の由来が2つあって「革のバッグ」を意味する「culleus」という言葉に由来する説と「ゆりかご」を意味する「cuna」という言葉に由来する説があるそうです。
クルルジョネスの「くるる」って部分が日本人的に音の響きとして可愛いなぁって思うし形も雫みたいで可愛いですよね。餃子の親戚みたいな形です。笑
中の詰め物は地域によってかなりばらつきがあるのですが、州都のカリアリでは潰したじゃがいもにペコリーノチーズ、ラード (またはエキストラバージン オリーブ オイル)、ニンニク、そしてミントが入った物です。
ソースはシンプルなトマトソースの場合が多くペコリーノチーズを上からかけ召し上がります。ミントの爽やかな感じが面白い風味で美味しいですよ♡
ミントとペコリーノチーズの感じが最高!
イカ墨のクルルジョネスはコチラで食べれます⇩
青い海を感じながら絶品料理!カリアリ ポエットビーチのレストラン 「L’Aurora」
サルデーニャ島伝統パスタの手作り体験をしたい方、いらっしゃいますか~?
手づくり体験してみたい方は「日本語ペラペラなサルデーニャ人ガイドSardiniaTabi」に連絡してみてください。
SardiniaTabi公式サイトはコチラ⇩
私は日本から来た友人たちと一緒にクルルジョネスレッスンの体験をしたのですが、とっても面白かったです!伝統的なパスタつくりの体験レッスンは一人当たり60ユーロ/体験時間は2時間ほどで楽しめますよ。
コチラ⇩の記事の中に私達が体験した時の衝撃的に下手くそなクルルジョネスの写真がありますので見てやってください・・・笑。
【日本語ok】サルデーニャ島観光にお勧めなツアーガイドさんをご紹介♡
サルデーニャ島に来たら体験ツアーがおすすめですよ!どんな体験があるか詳しくは別記事⇩を見てくださいね。
Fregula(フレーグラ)
フレーグラは(フレーゴラ(fregola)とも呼ばれている)小さなつぶつぶパスタで、とても古い歴史があり、フェニキア人とポエニクスとの交易のおかげでサルデーニャに広まりました。
魚介類系のソースで食べる場合が多く、サルデーニャ島南部ではあさりなど二枚貝とトマトベースのソースでレストランのメニューになっている事が多いです。
お茶漬けにはいってる小さな丸い物に似ていますね
サルデーニャのパスタ「fregula フレーグラ」伝統レシピ
日本でも販売されているのを見つけました!特別感あるパスタなので挑戦してみてくださいね。
Maccarones de busa(マッカロネス・デ・ブサ)
マッカロネス・デ・ブサはサルデーニャ島の地域によって呼ばれ方が色々あり、中部の地域ではログドーロと呼ばれ北部の地域ではMaccarones a ferrittu(マッカロネス・ア・フェリットゥ)、オリスターノ県にあるモントレスタと言う小さな村ではPipiriolos(ピピリオロス)と呼ばれています。
省略してマッカロネスと呼んでいる場合が多いかな。
作り方は小さく丸めたパスタ生地の上に細長い針金をのせて転がします。針金を抜くと小さな穴が開いたマッカロネス・デ・ブの出来上がりです。
マッカロネス・デ・ブサには猪のラグーソースを合わせる事が伝統的ですが、子羊やウサギでラグーソースを作る場合もありますし魚介系を合わせる場合もあります。ブイヨンスープにペコリーノチーズをたっぷりかけてスープパスタで食べる場合もあります。
作り方はこんな感じ⇩です。手さばきが素晴らしいですね!
Lorighittas(ロリギッタス)
ロリギッタスはオリスターノにあるモルゴンジョーリと言う小さな村が発祥で16世紀頃からつづく歴史あるパスタです。11月1日の諸聖人の日のお祝いセレモニーにこのパスタを食べるのが伝統となっているのですが見た目がすっごく可愛いのでお土産にも喜ばれますよ♡
ロリギッタスに合わせるソースは地鶏を使ったトマトソース若しくはシンプルにトマトソースだけで食べるのが伝統的です。
ロリギッタスの作り方は細長く伸ばしたパスタ生地を2重に指に巻き付けねじっていくのですが、「面白そう!やってみた~い!」って事で夫と二人で作ってみたのですが、む、難しかったです・・・。
まず均一に細長く伸ばすところから難しくってなぜか背中が痛くなり大変でした。笑
手作り挑戦!楽しかったからやってみて!
Filindeu(フィリンデウ)
フィリンデウはサルデーニャ島東部にあるヌオロ(バルバージア地方)の伝統パスタです。
名前の由来にはいくつかの仮説があるようですが、このパスタは10月に行われるサン フランチェスコ ディ ルーラの聖域への巡礼の際に準備され、そこへ行く巡礼者に提供されることから「神の糸」「神の髪」を意味するアラビア語の「fidews」と言う言葉が由来な可能性が高いとの事です。
もの凄く細い糸の様に生地を伸ばし重ね合わせて薄く作るフィリンデウですが歴史的には300年以上前から女性だけが代々受け継いできた下ごしらえの技術だとか。
伝統的な食べ方は子羊で出汁をとったスープにフィリンデウを割入れ茹でペコリーノチーズをかけて召し上がります。
この繊細な技術を持った人は現在サルデーニャ島全体で数人しかいないと言われています
提供しているレストランも少ないのでフィリンデウは食する機会を得るのは中々大変かも・・・紹介していてなんですが、実は私はまだ食べた事がありません。
っというか生まれも育ちもサルデーニャ島の夫も食べた事がないです。
ボクも食べた事ないから、もし食べたら感想教えて~♡
沢山あるサルデーニャ島の伝統料理については別記事を読んで見てくださいね。
まとめ
最後にご紹介したフィリンデウを提供しているレストランは見つけるのが大変かもしれませんが、それ以外は殆どのレストランで食べる事が出来ると思います。
お土産用に買いたい場合、マロレッドスとフレーグラとマッカロネス・デ・ブサはスーパーにも売っています。
ロリギッタスはスーパーでは殆ど売っていませんがサルデーニャ島の食品を扱っているお土産屋さんだったらあるかもしれません。
クルルジョネスは乾燥したタイプは無いのでサルデーニャ島にいらした際には是非召し上がってみてくださいね♡
サルデーニャ島の伝統的なパスタを味わってくださいね♪