2月のサルデーニャ島旅行はカーニバル「サルティリア」を見に行こう!

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サルデーニャ島のカーニバル サルティリア 観光・現地情報

サルデーニャ島のカーニバルと言えば、毎年2月下旬から3月上旬にOristano(オリスターノ)で行われる「Sartiglia/ サルティリア」有名です。

アントニオ
アントニオ

2025年は3月2日(日)と4日(火)に行われます。

一番の見どころは馬に乗った騎士がテープで吊るされた星型のリングを射抜くStella alla corsa/ステッラ・アッラ・コルサという競技です。

今回はサルデーニャ島のカーニバル行事「サルティリア」についてご紹介しますね!

カーニバルの時期にサルデーニャ島を訪れる予定の方は是非参考にして下さいね。

この記事を書いた人
モカちーの

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サルデーニャ島のカーニバル「サルティリア」の歴史

上記は私のインスタグラムのリンクにあるサルティリアの様子の動画なので見てみてくださいね。

サルデーニャ島のカーニバル
サルティリア馬上の騎士達
サルティリア馬上の騎士達
ステッラ・アッラ・コルサに挑む騎士
このあとステッラ・アッラ・コルサに挑む騎士

サルティリア/Sartiglia(イタリア語の発音だとサルティッリャという感じ)

語源はラテン語の「Sorticula」に由来していています。

リング(指輪)や運(運命)の意味があり「運命に挑戦する事で星を掴む!」との意味があるそう。

サルティリアの歴史はとても古く、11世紀のヨーロッパで民兵の軍事訓練の馬術競技のレースとして導入され始まりました。

軍事訓練の馬術競技のレースとしてサルデーニャ島にも12世紀にスペインから持ち込まれ、その後15 世紀から16 世紀にかけて様々に進化。

徐々に軍事的価値は無くなり、最初は貴族階級の間のレースとして行われ、次にブルジョア階級に広がりました。

その後は大衆の文化となりサルティリアはカーニバルの伝統行事となりました。

現在はサルティリアとカーニバルは同義語として扱われていて、
サルデーニャ島で一番大きくて有名なカーニバルの伝統行事と言えばオリスターノのサルティリアとなります。

サルティリアの開催日時は? 2025年は3月2日(日)と4日(火)

サルデーニャ島のカーニバル
サルティリアの馬上の騎士達
お馬さんこっちをみてくれた~
サルデーニャ島のカーニバルサルティリア
ステッラ・アッラ・コルサに挑む女性騎士
ステッラ・アッラ・コルサに挑む女性騎士

サルティリア(カーニバル)の開催日時は毎年変わります。

2025年は3月2日(日)と4日(火)です

カーニバルはPasqua(パスクア/イースター)と関連していています。

パスクアは「3月21~4月25」の間で毎年変動、それに合わせてカーニバルの日も変動する形なんです。

カーニバルの期間は、

ジョベディ・グラッソ(giovedì grasso)と呼ばれている木曜日から、
翌週の マルテディ・グラッソ(martedì grasso)と呼ばれている火曜日までの6日間を指します。

青い飾りが素敵な馬とステッラ・アッラ・コルサに挑む騎士
騎士も馬もブルーが素敵
ステッラ・アッラ・コルサに挑む騎士
仮面もいろんな仮面がありますね

サルデーニャのカーニバルは1月17日の聖アントニオの日に始まります。

サルティリアは毎年マルテディ・グラッソの火曜日とその前の日曜日の2日間、

日曜日は農業の組合(ギルド)が主催、火曜日は建築業の組合(ギルド)が主催して行われます。

イタリア全土で行われているカーニバルにつける仮面の意味は、
「貴族も平民も男も女も分からない状態にして差別や区別なく無礼講で楽しむ」という意味合いがあるのですが、

サルデーニャ島のサルティリアの仮面は少し意味合いが違います。

それは「サルティリアの見どころVestizione(着服の儀式)」の所で説明しますね。

サルティリアの1番の見どころStella alla corsa(ステッラ・アッラ・コルサ)

ステッラ・アッラ・コルサに挑む騎士
馬も騎士も本当にかっこいい!

サルティリアのメインイベントはステッラ・アッラ・コルサ(Stella alla corsa)と呼ばれている、
日本の流鏑馬の様な競技です。

仮面をつけ中世の衣装を身にまとった騎士達が、地上から3メートルの位置に吊るされているステッラ(星)型のリングを目掛けて全速力で走り、剣でステッラを射抜きます。

ステッラ・アッラ・コルサに挑む騎士
ものすごいダッシュです!
サルティリア女性騎士
女性騎士♡かっこいい!!!

獲得する星の数が多いほどその年の作物の収穫が多くなるといわれています。

各騎士が順番に競技に挑戦するのですが、

全速力で走り去っていくのですが敷き詰められた砂が観衆の所に飛び散ってきてものすごい迫力を体験できますよ!

サルティリア女性騎士
こちらも女性騎士♡がんばれー♡ 彼女はこの後成功します!
サルティリア 騎士がステッラを射抜く様子
TVで生中継されていたものを編集してみました。 このような感じで射抜きます。

騎士が走り去さると観衆はシーンとなり、みんな一体となって集中します。

ステッラを射抜いた際には観衆の叫び声が!

ステッラを射抜く事が出来なかった時は残念・・・・!

といった感じの観衆の声が響きわたります。

走り去る姿が、めちゃくちゃカッコよくって、
写真と動画撮りまくることになると思いますのでスマホの容量を空けてから見に行ってくださいね。笑

ステッラ・アッラ・コルサは有料観覧席もある

奥の方に見えるのが有料の特別観覧席
奥の方に見えるのが有料の特別観覧席

ステッラ・アッラ・コルサの競技を良い位置で見るために特別観覧席を購入する事が出来ます。

1番特別な各騎士がステッラを射止める所がバッチリ見える席で€45でした。

1番良い観覧席で見ればバッチリステッラを射抜く所が見れます。

沿道で観れば無料。砂が敷き詰められた道。ここを馬が駆け抜けます。

私たちは席は購入せずに沿道から見たのですが、ステッラ・アッラ・コルサが始まる1時間半前から場所取りをしました。

それぐらい前から場所を取っておけば最前線で見る事が出来ます。

沿道で見ると、騎士が駆け抜ける時に砂が私達に降りかかるほど間近で見れ迫力があります。

それに色々な場所に移動もできるので、有料観覧席でなくても満足して楽しめますよ。

私の隣で見ていたお姉さんが言うには

「サルティリアを味わい尽くすには3年はかかるわよ!1回は観覧席で見る、2回目は沿道で見る、3回目はステッラ・アッラ・コルサ以外にフォーカスを向けて楽しむと良いよ」

とのことです。

サルティリアの見どころVestizione(着服の儀式)

サルデーニャ島のカーニバル
サルティリア
シルクハットを被っているコンポニドーリ
シルクハットを被っているのはコンポニドーリのみ
観衆にお辞儀をするコンポニドーリ
観衆にお辞儀をするコンポニドーリ
見事ステッラを射抜いて戻ってきたコンポニドーリ
見事ステッラを射抜いて戻ってきたコンポニドーリ

120人ほどいる騎士の中からComponidori(コンポニドーリ)と呼ばれるリーダーが毎年1名選ばれます

コンポニドーリはレースで飾られた白いシャツに太い革ベルト、そして黒いシルクハットを被っているのが目印です。

コンポニドーリに衣装を着せるVestizione(着服の儀式)といい、
ステッラ・アッラ・コルサの競技が始まる前に行われ見学する事ができます。

分かりやすくするためにリーダーと書きましたが、
コンポニドーリという存在は神の化身的なとても神聖な存在です。

Vestizione(着服の儀式)で皆に衣装を着せてもらい仮面をつけた瞬間、
運命に挑戦するために必要な純粋さと強さを保つことが可能に。

中世から続くコンポニドーリの魂が蘇り、
悪霊などを追い払い人々に幸運をもたらす勇気と強さの象徴となるんですって!

サルティリアの主役であり重要な存在です。

サルティリアその他の見どころ

ステッラ・アッラ・コルサは13時過ぎから始まります。

午前中におこなわれる、その他の見どころをご紹介しますね。

バンドの行進

午前中にはバンドの行進が行われます。結構長い距離を行進してあるくので見ていて楽しいです。

街の中を練り歩くバンド
午前中、街の中をバンドが練り歩きます。
旗振りの行進
旗振りも素晴らしかった

ロゼッタで飾られた馬

馬はロゼッタ(コッカルダ)と呼ばれるリボンの飾りできらびやかに飾られています。お尻が可愛すぎる!

ロゼッタで飾られた馬のお尻
お尻が可愛すぎる♡
ロゼッタで飾られた馬のお尻
個性的で素敵なロゼッタで飾られています

サルデーニャ島の伝統衣装

それぞれの時代のサルデーニャ島の伝統衣装を身にまとった人の行進も見る事が出来ます。

子供も可愛い。行進中爆睡している赤ちゃんもいました。
ステッラ・アッラ・コルサで使われる星を運んでいる
ステッラ・アッラ・コルサで射抜かれるステッラを運んでいますね。
オリスターノや近隣の地域の伝統的衣装
オリスターノや近隣の地域の伝統的衣装
競技に使用されるものはこうして運ばれていきます。
中世の衣装を身にまとった方たちの行進
中世の衣装を身にまとった方たちの行進
トランペットの行進
トランペットの行進素敵でした。

仮装した人たち

おじさまダンサーズ
陽気でフレンドリーで可愛くって最高でした♡
おじちゃんダンサーズ
写真を撮らせてもらいました

カーニバルと言えば仮装。

色々なコスプレをした人たちもいます。

蝶?に扮したおじちゃま達のダンスグループもいました。

アンプをゴロゴロ転がし移動しながら色々な場所で陽気なダンスを披露してくれていてチャーミングでしたよ。笑

Corsa alle Pariglie/コルサ・アッレ・パリィリエ

「Corsa alle Pariglie/コルサ・アッレ・パリィリエ」

と呼ばれる疾走する馬の上でアクロバティックなポーズを展開するショーもあります。

こちらのショーも沿道から見る事も出来ますしチケットを買って特別観覧席から見る事も出来ます。

ちなみに価格は2023年一番高い席で€35でした。

私たちは見ないで帰ってしまったので、写真無しでスミマセン。

次回は見てみたいです。

サルティリアで食べれる物やお土産、トイレ情報

すっごい沢山の人でした

サルティリアではどんなものが食べれるでしょうか?お土産やトイレの情報を書いていきますね。

カーニバルの揚げ菓子

サルデーニャ島のカーニバルのお菓子ゼッポレ
パスティチェリアにはゼッポレを求めて沢山の人が居ました。
サルデーニャ島のカーニバルのお菓子ゼッポレの断面
モチモチです♡ 

サルデーニャ島のカーニバルのお菓子と言えばまたはZeppole(ゼッポレ)。

※Zippole(ジッポレ)ともいいます。

これはモチモチの揚げドーナツなんですが、場所によって形やレシピは異なります。

オリスターノ地方ではこの長細い渦巻型。

カーニバルのお菓子については別記事を読んでみてくださいね。

その他、サルデーニャ島の伝統菓子についてはコチラです。

お祭り屋台の食べ物

アランチーニ
アランチーニはライスコロッケです €3
アランチーニの中身
トマトソースにモッツアレラチーズ入り

サルデーニャでお祭りの屋台で必ずある、
子豚の丸焼きやパニーノ、アランチーニやフライ系が勢ぞろいしていました。

子豚の丸焼き
子豚の丸焼きなど

写真を撮り忘れましたが飲み物はビール、ワイン、スプリッツなどアルコールももちろんあります。

マルゲリータピッツァを食べ歩き仕様に半分に折り曲げてあるピッツァを食べている人が沢山いました。

パニーノ
パニーノ 具材によるけど€6~でした。
サルセッジャのパニーノ
サルセッジャのパニーノ

イタリア・サルデーニャ島のお祭り屋台はどんなものがあるのか?については別記事も見てみてくださいね。

お土産

お土産にはカーニバルのお面やロゼッタ、そしてサルデーニャの正装時にかぶられていた帽子などが目を引きました。

コンポニドーリに仮面
シルクハットのはコンポニドーリの仮面です
ロゼッタ(コッカルダ)
色とりどりのロゼッタが可愛い
サルデーニャ伝統の正装時にかぶる帽子
サルデーニャ伝統の正装時にかぶる帽子
仮面の写真のついたマグカップ
マグカップ~
仮面のマグネットと右はしのはサルデーニャ島伝統菓子のマグネット
仮面のマグネットと右端はサルデーニャ島伝統菓子のマグネット
お土産のTシャツ
Tシャツも売っていました。

サルデーニャ島 お土産 おすすめ 18選 賢く買うならココ!

イタリアお土産 スーパーで買えるお菓子や食べ物

トイレ

トイレは簡易式のトイレボックスがいたるところに設置されていました。

なんですが!!!

めちゃくちゃキタナイ…。

男性は、立って用を足せば出来ると思います。

でも女性は床も便器もびちゃびちゃになっていて座れる状態ではありませんでした。

イタリアのトイレは便座がない場合が多く、どこも汚いので空気椅子状態で用を足すのが基本なんです。

この簡易トイレは高さが高いので空気椅子をする事も出来ず・・・断念しました。

トイレはバールでエスプレッソなどを飲んで貸してもらう形にした方が良いですよ。

ちなみにバールは座席は無しで立ち飲みのみ!という張り紙がしている所が殆どでした。

まあ、この人だかりでは仕方ないですね。

イタリアのトイレには便座が無いって本当?しかも有料? トイレ事情や注意点

サルティリアは電車で行くのがおすすめ

サルデーニャ島オリスターノ駅
オリスターノ駅の近くは何も無く静か

サルティリアはオリスターノの歴史的地区で行われます。

歴史的地区までは電車のオリスターノ(Oristano)駅から歩いて15分かからないぐらい。

車で行くと、駐車スペースを探すのが大変なので電車で行く事をオススメします。

車掌さんに聞いところ、サルティリアの日は列車の数を増やしていると言っていました。

駅からの道順はサルティリアを見に行く方が沢山いるので後をついていけば到着しますので心配はいりません。

イタリア語以外の言語も聞こえてきたので他の国からもサルティリアを見に来ている人が多い印象を受けました。

電車のチケットは駅の券売機などでも買えます。

でも、イタリアの券売機は反応が遅いので券売機の数が少ないと長蛇の列になっている場合もあります。

電車のチケットはオンラインでの購入をオススメします。

もしくは日本語で予約可能な公共交通検索アプリomioを利用して購入するとスムーズですよ。

Omio:ヨーロッパ、北米の鉄道・バス・航空券の予約

まとめ

見どころが沢山!一日中楽しめる「サルティリア」。

2月は天気の良い日だと結構暑くなるので、厚着をしていると汗をかいて冷えて余計に寒くなる時もあります。

かといって、ステッラ・アッラ・コルサを見学中は立ち尽くす事になるので重ね着が大切です。

冬のサルデーニャ島の服装については別記事を読んで見てくださいね。

2月にサルデーニャ島を旅行するならサルデーニャ島のカーニバル「サルティリア」を是非見に行ってくださいね。

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