サルデーニャ島観光 カリアリから近いNora(ノーラ遺跡)は必見!

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サルデーニャ島最古の都市ノーラ遺跡 サルデーニャ島 観光スポット

今回はサルデーニャ島を訪れたら見るべき遺跡の一つ「Nora(ノーラ遺跡)」をご紹介します。

Noraは地盤沈下により海底に沈んでいたノーラ遺跡が大嵐のあと発見され発掘作業が開始されたのは1957年。それから現在も発掘作業が進められているロマンあふれる古代都市です。

この記事ではNora(ノーラ遺跡)の見どころ・行き方、おすすめな観光方法などについてご紹介しますね♪。

ノーラは毎年5月1日に行われるサンテ・エフィジオの殉教地です。カリアリからも近いですし綺麗な海も近くにありますので必見ですよ!

この記事を書いた人
モカちーの

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サルデーニャ島 ノーラ遺跡の場所・行き方

ノーラ遺跡はカリアリから約38キロほど離れた場所にあります。

レンタカー

SS195をプーラ・テウラーダ方面に約30キロ進むとプーラ(Pula)の中心に到着します。そのままノーラに向かって約3キロほど進むと到着です。

バス

路線バスでも行くことが出来ます。カリアリからARST社の路線バスでプーラまで行き(乗車時間約1時間)、プーラからノーラはシャトルバス(乗車時間約10分)が出ています。

ですが、カリアリ⇔プーラは1時間に1本、プーラ⇔ノーラのシャトルバスも本数が少ないのでバスで行く場合は運航スケジュールを良くチェックする必要があります。

バスで行きたい方はコチラ⇩のサイトが時刻やチケット購入に便利ですよ

タクシー

タクシーだと約50ユーロほどで行けるそうです。上で紹介したサイトにタクシーの情報も載っていますのでタクシーを考えている場合はチェックしてみてください。

プーラからノーラは歩くと40~50分ぐらいかかりますが景色も良い感じなので歩いてみるのも楽しいですよ。プーラの町は海が綺麗で有名な場所なのでビーチとノーラ遺跡の見学と合わせて計画を立てるのもよさそうですね。

サルデーニャ島 ノーラ遺跡 料金・おすすめな観光方法

チケット売り場と料金表

ノーラ遺跡の観光は必ず政府公認ガイドさんと一緒に見学しなければいけません。(イタリアの観光ルール)

料金はガイドツアー付きで大人8ユーロ(2024年3月現在)です。

ガイドツアーはイタリア語・英語のみで日本語はないのと、個人で行った場合、他のツアー客と人数がある程度あつまったら出発するのでツアー開始時時間まで待たなければいけないのが難点です。

チケット売り場の隣にはカフェテリアもありますし景色の写真を撮ったりしていれば待ち時間は気にならないかもしれませんが、バスの場合などはちょっと気になりますね。

遺跡をバックに現地ガイドのカルラさん
とっても物知りで気さくで可愛いカルラさん

そこでオススメなのは日本語でガイドをしてくれるサルデーニャ人政府公認ツアーガイドSardiniaTabiのカルラさんとジョルジャさんです。

今回、私はカルラさんと一緒にノーラ遺跡を訪れ、この記事に書かせてもらった事はカルラさんから説明してもらった事なんですが、とっても解りやすく説明してもらい楽しかったです♪

ノーラは大体1時間ほどで見て周れますが、SardiniaTabiを利用した場合は専属ガイドとなりますので他のツアー客を気にすることなく思う存分写真も撮って、ゆっくりお喋りしながら見て周れるので優雅で心地よい時間が過ごせますよ。

気になる事も日本語でどんどん質問出来ます。ノーラまでの送迎も2人までならカルラさんの車で連れて行ってもらえますし3人以上は運転士さん付のミニバスなど手配も全てお任せできますので快適です。

是非コンタクトを取ってみてくださいね。

SardiniaTabiの公式サイトはコチラです⇩

SardiniaTabiについては別記事⇩で詳しくご紹介していますので読んで見てくださいね

日本語OK サルデーニャ島観光 おすすめツアーガイドさんを紹介

サルデーニャ島 ノーラ遺跡の見どころ

監視塔
監視塔の右側と左側に2つの港を作ったそう

ノーラは紀元前800年ごろフィニキア人が創ったサルデーニャ島で一番古い都市です。

ノーラを簡単に説明しますと、フィニキア人は貿易の際どんな天候でも接岸できるよう2つの港が出来る場所を探して街を建設したらしいのですがノーラの地形がそれにピッタリだったのでこの場所を選んだそう。

フィニキア人は温和な民族で、その頃カリアリではヌラゲ人が住んでいましたが互いを尊重して暮らしていたそうです。ですがフィニキア時代の後、紀元前540年頃カルタゴ人によって侵略され紀元前246年ごろローマ人によって侵略されサルデーニャ島の中で政治的にも宗教的にも一番大きくて重要な街となりました。その後地盤沈下により海底に沈んだまま時が経ったという感じです。

現在ノーラで観る事ができる遺跡はローマ時代の物ですが、フィニキア時代やカルタゴ時代が垣間見れる部分もあります。見どころをご紹介しますね。

劇場 (TEATRO・テアトロ)

劇場(テアトロ)
オーケストラ部分のモザイクも素晴らしいですね

ノーラにある劇場はサルデーニャ島で唯一残っている劇場です。

舞台(ラテン語でシェーナ)・舞台前広場(オーケストラ)・観客席(カベア)の3つのスペースに分かれているのが特徴なんだそう。社会的地位が低い人は観客席の高い場所、そして地位が高い人は舞台前広場に座り詩の朗読や演劇を楽しんだそうです。約1000人も収容できたこのテアトロ、上の部分は壊れてしまっていますがもっと高い壁で屋根もついていたんですって。

テアトロの出入り口の階段
テアトロ裏側

現在、海とノーラの遺跡を目の前にしてコンサートが開かれる時があるそうです。素敵でしょうねぇ♡

ちなみにカリアリにあるのは闘技場(ANFITEATRO・アンフィテアトロ)なので、ローマのコロッセオなどと同じく闘技を見せるために使用された場所になりますのでテアトロ(劇場)とは別物になります。

公衆浴場(TERME・テルメ)

公衆浴場(テルメ)
中央浴場 トンネルのようになっているのがお湯を沸かす釜

ローマ時代と言えばテルマエロマエの漫画でも有名ですが公衆浴場ですよね。ノーラにも公衆浴場跡がバッチリ残っています。ノーラは温泉は湧いていなかったので水道水を沸かしていたそうなんですが水・ぬるま湯・熱い湯の3つの湯加減のお風呂が必ずあったんですって。ぬるま湯は釜を1つ使って沸かし、熱い湯は釜を2つ使って沸かしたそうです。

下水道などのインフラが整っていたのが凄いですよね。

この浴場跡に残されているモザイクは波の模様を表現していてノーラ遺跡の中で一番大きなモザイクだそうで素晴らしかったです。

公衆浴場(テルメ)のモザイク画らの床
波模様のモザイクが素晴らしい

コチラ⇩terme a mareと言って海沿いの公衆浴場です。素敵だったんだろうな・・・♡

海沿いにある公衆浴場の全貌
海沿いの浴場
公衆浴場の欠けた部分から見える山
フォトジェニックな写真が撮れる場所 
トイレ
コレはトイレなんだそう!

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商業地区

商業地区だった場所
壺のような形のものは食糧や飲み物の保存庫
穀物を精製するために使われた石
丸い石は穀物を精製するのに使われたものだそう

お店屋さんが並んでいたであろう商業地区はこんな感じ。食料の保存庫があったり小麦を精製した石などが見られます。サルデーニャ島のパンの文化はとても古くてヌラゲ時代から神に捧げる神聖なものとしてありました。

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居住地

カルタゴ人が使用していた家
この造り方はカルタゴ時代のやり方なのでカルタゴ人がつくった家とされているそう

庶民の居住地・地位の高い方の別荘などがあり広さや造りが違ったり興味深かったです。

地位の高い方の別荘跡地で高い塔が3つ
こちらは地位の高い方の別荘

別荘にあった大きな床のモザイクの真ん中には海洋生物にのった女性がモチーフとされているのですが、コレはとっても珍しいものなんだそうです。

居住区跡地の素晴らしいモザイク柄とカモメ
カモメちゃんが至る所に 床のモザイクがオリジナルとは信じがたいぐらい美しく残っています。

神殿

神殿跡地
カルタゴ時代につくられた神殿跡地

この神殿はカルタゴ時代に作られた神殿だそうでエシュムンと言う治癒の神に捧げ建てられたものでローマ時代も病気になった人々が治療に訪れたそう。神殿の治癒の儀式は眠っている病人に蛇に扮した神が巻き付き治療を施したそうで、その様子をモチーフとしたテラコッタの像はカリアリの考古学博物館で観る事が出来ます。

教会

ノーラ教会
毎年5月1日に行われるサンテエフィジオ祭のあと、この教会まで信者によるパレードが行われます

このノーラ教会は遺跡とは反対方向にたてられているので遺跡を見学したあとに見るといいです。

ノーラは毎年5月1日に行われるサンテ・エフィジオの殉教地です。カリアリから出発したエフィジオ像と一緒歩いて巡礼し、この教会に像が納められ、5月4日に再びカリアリの教会へと向かいます。

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遺跡の隣には小さなビーチ

ノーラ遺跡の横にある海
青い海白っぽい砂にうっとり

ノーラ遺跡のすぐそばに小さなビーチがあります。真夏のシーズン(6月から9月)だと人でいっぱいかもしれませんが、その他の時期ならビーチでゆっくり過ごすのも素敵です。どこまでも青い海を見ていると、とっても幸せ気分。

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まとめ

サルデーニャ島最古の古代都市ノーラ遺跡はカリアリから日帰りで行けますしオススメなので是非観光のプランに入れてくださいね。

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