ニョッキ(gnocchi di patate)は古代ローマ時代から食され続けてきたイタリアでは定番の家庭料理です。
少ない材料で簡単に出来るので夫のマンマに教わった作り方をご紹介しますね。
ふんわりと柔らかく、モチモチで美味しいニョッキ♡美味しくって喜ばれますよ。
ニョッキ(gnocchi)とはイタリア伝統のじゃがいも団子
ニョッキって可愛い名前ですよね。
この食べ物は簡単に言うと、つぶしたじゃがいもに小麦粉と卵を混ぜてお団子にして茹で、トマトソースやクリームソース、バターソースなどお好みのソースで食べるパスタと並ぶイタリアの主食です。
昔、イタリアには木曜にニョッキを食べる風習がありました。
それはカトリックの教えでは金曜日に「断食」または肉を食べない習慣があったため断食に備え木曜日にカロリーの高い食事をする必要がありそこで木曜にニョッキを食べたそうです。
確かにじゃがいもだからカロリーが高いですものね。
今回のレシピとは別にgnocchi alla romana(ローマ風ニョッキ)と言うのもあります。
そちらはセモリナ粉にバターや牛乳をいれて作られます。
サルデーニャ島 カーニバルの揚げ菓子zippulas マンマのレシピ
イタリア料理 ニョッキの材料
約3~4人分
★じゃがいも(水分量の少ない男爵など) 500g
★小麦粉 150g
★卵 1/2
★塩 少々
★デュラムセモリナ粉(打ち粉として使うので無かったら小麦粉でOK)
イタリア料理 ニョッキ 簡単な作り方
1 じゃがいもを茹でる
①良く洗ったじゃがいもを塩を加えたお水で皮ごと約20分ぐらい茹でます。
竹串がスーっと通ったらOK。
2 じゃがいもをつぶす
②触れるぐらいに冷ましたら皮を剥きつぶしていきます。
なるべく熱々のうちにつぶして中の荒熱も取りましょう。
★塊があると小麦粉と混ざりにくくなるので丁寧にしっかりつぶしてください。
3 小麦粉と卵を加える
➂粗熱が取れたつぶしたじゃがいもに小麦粉と卵を加えあまりベタベタと捏ねすぎない感じで指先で軽い感じをたもちつつ混ぜ合わせていきます。(ボールの中で混ぜてもOK)
★捏ねすぎると食感が重い感じになります。
4 棒状に丸めていく
④ボード(まな板)に打ち粉のセモリナ粉をふって(くっつきにくくするため)少しとりわけ直径約2センチぐらいの棒状に丸めます。
5 カットしていく
⑤丸めた物を2,3センチぐらいの長さにカットしていきます。
6 デコボコをつける
⑥くっつかないようにセモリナ粉をふりかけながら全てカットしたらニョッキボードでデコボコを付けて行きます。
これはソースがからみやすくするためなんですがニョッキボードがなかったらフォークの背を使っても出来ます。
7 茹でる & ソースとあえる
⑦塩を加えたたっぷりの沸騰したお湯にそーっとニョッキを入れます。
柔らかいので触らない様にかきまわして少しすると浮かんできます。
浮かんで来たら茹で上がりサインなのでスキンマー(穴あきお玉)ですくって別フライパンで作っておいたソースに投入し絡めたら出来上がり。
癖になる味♡サルデーニャ島のペコリーノチーズ 特徴とお家で作った体験談♡
ニョッキの保存方法
一度に沢山作って保存する事も出来ます。
冷蔵保存
少し多めに塩を入れ茹であがったニョッキを水にいれザルで水気を切り入れ物にいれオリーブオイルをふりかけラップをしておけば数日は持ちます。
使う時はお好みのソースにそのまま投入して食べるだけ。
冷凍保存
くっつかない様にトレイに間隔をあけ広げて並べ、冷凍庫で冷凍します。
凍ったらフリーザーバッグなどに移し替え冷凍庫で約2か月ぐらい持ちますよ。でもなるべく早く食べた方が良いですね。
使う時は沸騰したお湯にそのまま入れ浮かんで来たら茹で上がりです。
ニョッキをふんわりモチモチに仕上げるための注意点
★新じゃがなど、水分量の多いじゃがいもだと加える小麦粉の量が更に必要になってくるので、重い食感になります。
それはそれで美味しいけど「ふんわりモチモチ」って食感がお好みな場合はホクホク系のじゃがいもがおすすめ。
★じゃがいもは丁寧にしっかりとつぶす事で小麦粉と良く混ざるのでニョッキを茹でる時の崩れ防止にもなり「ふわっとモチモチ」に仕上がります。
★じゃがいもと小麦粉と混ぜ合わせる時は捏ねすぎない。軽い手つきでしっかり混ぜると「ふわっとモチモチ」食感に仕上がります。
★ニョッキを茹でるときはたっぷりのお湯で茹でてください。
そうする事でくっつきにくく仕上がります。
あともう一つは柔らかいのでお湯に入れたらいじらないで優しく扱うと良いです。
最後に
材料も少なく簡単なので子供と一緒に作っても楽しいですね。
ソースはトマト系でもホワイトクリームソースでもお好みで!
作りやすい量として今回の分量にしましたが倍量(じゃがいも1キロ小麦粉300g卵1つ)にして一度に沢山作って冷凍しておくと便利ですよ。