Ciao♪イタリア・サルデーニャ島在住のモカちーのです。
プレセーペって聞いた事ありますか?
イタリアではクリスマス(イタリア語でナターレ)にクリスマスツリーと一緒にプレセーペを飾ってお祝いします。
各州によって違いがあるプレセーペ、どんなものなのか?
サルデーニャ島のプレセーペはどんな感じなのか?
私が撮影した写真を交えプレセーペをお伝えしますね。
プレセーペ(Presepe)とはキリストの降誕の様子を表した物

プレセーぺ/Presepe(若しくはプレセピオ presepioとも言います)はイエス・キリストの降誕の様子を表した模型です。
登場する人物や動物は降誕したばかりの赤ちゃんのイエス・キリスト、聖母マリア、父ジュセッペ、東方三博士、牛やロバ、羊に羊飼い、そして天使などで表現されています。
プレセーペに表現される登場人物はその地元伝統のキャラクターが追加されていたり様々で背景となる場所もイエスが生まれた洞窟だったり馬小屋だったり色々です。
プレセーペはイタリア各地域によって様々な素材で作られている

プレセーペはイタリアの地域によって様々な素材で作られています。
例えばプーリア州のプレセーペは紙張り子で作られてたり、ナポリではテラコッタ製の羊飼いを置く特徴があったり、シチリアではオレンジやマンダリンの枝が添えられたりします。
演劇の様に人が扮してプレセーペを表現する街もあります。
サルデーニャ島は名産品の一つにコルクがあるのでコルクで作られた物や同じく名産のミルトやオリーブの枝が添えられたりしています。
他にはパン生地で作られていたりリサイクルな素材から作ったアイデアが素晴らしい物も!
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プレセーペが飾られている場所は?

プレセーペは通常教会の中や街のいたる所に飾られています。そして各家庭ではクリスマスツリーと一緒に飾っている家庭が多いです。
サルデーニャ島 私の村のプレセーペ

サルデーニャ島も広いので色んなプレセーペがあるかもしれませんが私の住んでいる村のプレゼーペをご紹介しますね。
村の主婦や住民たちで作るプレセーペ

こちらに住み始めた最初の12月、近所の主婦の方達が集まって何かしていたので何だ??っと思ったらそれはプレゼーペの飾りつけをしていました。
小さなシンプルなものからかなり凝ったものまで色々あります。


プレセーペの材料となる物や模型のお人形はお店で売っています。
背景の飾りにプレゼントの包装に使うようなキラキラした物やアルミホイールを使ってたりな場合もあって、幼稚園のお飾りみたいなとってもアットホームな飾り付けもあってほっこりします。

教会のプレセーペ

教会のプレセーペはプロフェッショナルな感じです。教会の中や外に壮大なキリスト降誕の様子が繰り広げられていますね。
2021年からは大きな等身大プレセーペも飾られるようになりました。
写真だと等身大に見えないかもしれませんが人間サイズです。

クリスマスイブの夜にミサが行われるのですが25日の0時を過ぎた後、この村の司祭がキリストのお人形をマリアとジュセッペの間にあるベッドに置くセレモニーがありました。

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まとめ
★プレセーペはキリストの降誕を表現した模型
★各地域によって特色がある
クリスマス時期にイタリアを訪れる予定のある方は色々なプレセーペを楽しめますね。
観光地の壮大なプレセーペも素敵ですが街や村の方々が作る素朴なプレセーペを見に小さな町に足を延ばす旅もイタリア人の暮らしが見れ面白そうですね。