【不思議な味】サルデーニャ島のお菓子セアダスの本場レシピ

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サルデーニャ島の伝統お菓子セアダス 作り方レシピ サルデーニャ島の伝統料理

今回はサルデーニャ島の伝統菓子セアダス(Seadas)をマンマの作り方レシピと一緒にご紹介しますね♪

サルデーニャ島には色々な伝統菓子があり特徴的な味の物が多いのですが、その中でもセアダスは不思議な味のドルチェです。

アントニオ
アントニオ

イタリア人も知らない人がいるサルデーニャ島のお菓子だよ

この記事を書いた人
モカちーの

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サルデーニャ島のお菓子 セアダスとは

揚げたてのセアダス
揚げたてのセアダス

セアダスはどんなお菓子なの見ていきましょう♪

セアダスの名前の由来

セアダス(Seadas)はサルデーニャの地域によってセバダ(sebada) セヴァダ(sevada) サバダ(savada) セヴィタ sevataと呼び名が少し違う場合もあります。

サルデーニャ島は15世紀後半から1714年までスペインに統治されていた歴史もあることからセアダスの名前の由来はスペイン語の cebar「食べること・栄養を与える・滑らかな光沢」という言葉、そしてサルディーニャ語の動物油脂を表す言葉セウ/セブseu(sebu)に由来しているとの説があります。

なぜ動物油脂かと言うとセアダスを作る工程でラードが練りこまれていたり、ラードを使って揚げられていました。確かにラードというとギトギト・・・いえ、光沢があって栄養が与えられそうですね!

他のサルデーニャ島の伝統菓子もラードを使った物が多いのですが、そこが日本のお菓子と違う点の1つだと思います。

セアダスの味

私のセアダスをはじめて食べた時の感想は「んんん???なんだこりゃ・・・・」でした。笑

と言うのも、セアダスは中にペコリーノチーズが入っているのですが通常チーズを入れるお菓子って砂糖を混ぜ合わせた甘いチーズクリームですよね。

ですが、セアダスは生地にも中身にも砂糖を入れて作られておらず、蜂蜜や粉砂糖を後からかけて甘みを加えて食べるスタイルなんです。

なので、私は「なんだこりゃ?」っと一瞬感じたのですが、サクッと感とチーズと蜂蜜のマッタリ感が癖になり、その後は大好きになりました。

どんな風につくるのか作り方を見て行きましょう!

どこで食べれる?

スーパーにうっているセアダス
サルデーニャ島ではスーパーや市場に揚げるだけになって売っています

セアダスはサルデーニャ島のレストランならドルチェメニューとして大体の場所で食べる事が出来ます。市場やスーパーでは揚げるだけの状態で販売されていますのでキッチン付きのアパートやB&Bに宿泊した場合は自分で作ってみるのも良いですよ。

カリアリ滞在の場合はサンベネデット市場にも足を運んでみてくださいね。

セアダスの作り方・レシピ

イタリア料理・サルデーニャ島の料理や伝統菓子はマンマによってレシピが物凄く違うので、ココでは私が夫のマンマから教えてもらったセアダスの作り方・レシピをご紹介しますね♪

手順のイメージとしては上のYouTubeショートのような感じなので見てみてくださいね。

セアダスの材料

ペコリーノチーズ
ペコリーノチーズ 写真のタイプはスタジョナートタイプなので、セアダス作りには熟成度が低いフレスコタイプが良いです

フレッシュで良い素材を選ぶ事が大切です。

◎生地

  • デュラム小麦セモリナ 300g
  • ぬるま湯 150ml
  • ラード 30g
  • 塩 ひとつまみ

◎中の詰め物

  • ペコリーノチーズ(フレスコ) 300 g
  • デュラム小麦セモリナ 大さじ1
  • 水 10ml
  • すりおろしたレモンの皮 約1個分(オレンジでも可)

◎揚げ油(オリーブオイル)

◎仕上げ

  • 蜂蜜(好きな分量)

個人的に蜂蜜はユーカリ蜂蜜を使うのが甘すぎず奥深い味で絶対オススメです!

セアダスの作り方

セアダスを揚げている所
ひっくり返さず大きなスプーンで油をかけていきます
セアダスの中、チーズがとろり
あつあつはチーズがとろり

◎生地づくり

①大きなボウルにセモリナ粉と室温に戻したラード、塩ひとつまみを入れ、水を少しずつ加えながら生地がまとまるまで混ぜる。

②ボールの中で滑らかで均一な状態になるまで手で混ぜ続ける。(マンマは作業台に広げて手でこねますがボールの中でもOK)

③ラップで覆い、約30分ほど冷蔵庫で休ませる。(この間に中に入れる詰め物を作ります)

◎中の詰め物つくり

④2センチ角ほどに切ったペコリーノチーズ・水・すりおろしたレモンの皮を鍋に入れ弱火で混ぜる。

⑤ペコリーノチーズが完全に溶けたらセモリナ粉を加え注意しながら混ぜ続ける。(水っぽさをなくしていきます)

⑥溶けたペコリーノチーズを天板に薄く広げて約30分間休ませる。

◎形成

⑦生地を冷蔵庫から取り出し、打ち粉をした作業台の上で麺棒で約3 mmほどの厚さに伸ばす。

⑧ペストリーカッターで約10〜12cmの円盤状に切る。

⑨生地の上に詰め物のペコリーノチーズを適量のせ上から別の生地をかぶせる。

⑩生地どうしの端っこを手で押すようにくっつけてからフォークをつかってしっかり閉じる。

※生地に詰め物をのせ、上に別の生地をのせてからペストリーカッターでカットしても良し。

◎揚げる

⑪フライパンにたっぷりの油を熱し1つ1つ揚げていく。重要ポイントはひっくり返さないで表面部分の生地はスプーンで油をかけるようにして揚げていきます。

※おおきな木のスプーンを2本使って右手のスプーンでセアダスを少しとらえつつ沈めて、左手に持ったスプーンで油をかける感じ。

⑫小さな泡がたって、きつね色になったら揚げあがりなので油をキッチンペーパーなどでとる。

⑬お皿にのせて蜂蜜をかけたら出来上がり♡(お好みですりおろしたレモンの皮や粉砂糖を上にかける場合も)

サルデーニャ島の伝統料理についてはコチラの記事をどうぞ。

イタリアの伝統ドルチェについて知りたい方はコチラの記事をどうぞ

まとめ

揚げたてはサクサクの生地からペコリーノチーズと蜂蜜のトロ~とした兼ね合いがまた食べたくなるサルデーニャ島の伝統菓子セアダス。

ポイントはセモリナ粉・ペコリーノチーズ・蜂蜜です。良い素材の材料を使うだけ!あとは簡単に出来ますので作ってみてください。

そしてサルデーニャ島にお越しの際は本場の味を楽しんでくださいね~!

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