
イタリアのバールにはどんなカフェのメニューがあるの?
イタリアのバールにはいろんな種類のコーヒーがあります。
今回はイタリア旅行でバールに入った時に注文しやすいようにカフェメニュー16種ご紹介しますね。
- イタリアのバールのカフェメニュー16種
- エスプレッソ(Espresso)
- ドッピオ(Doppio)
- エスプレッソ・ルンゴ(Espresso Lungo)
- カップチーノ(Cappuccino)
- カフェラテ(Caffè latte)
- カフェ・マキアート(Caffè macchiato)
- ラテ・マキアート(Latte macchiato)
- カフェ・アメリカーノ(Caffè americano)
- カフェ・ジンセン(Caffè al ginseng)
- カフェ・オルゾ(Caffè d’orzo)
- カフェ・デカフェイナート(Caffè decaffeinato)
- カフェ・マロッキーノ(Caffè marocchino)
- クレマ・ディ・カッフェ(Crema di caffè)
- カフェ・シェケラート(Caffè shakerato)
- カフェ・コン・パンナ(Caffè con panna)
- カフェ・コレット(Caffè Corretto)
- イタリア人がコーヒーを飲む時間帯
- イタリアのバール エスプレッソやカプチーノの値段
- まとめ
イタリアのバールのカフェメニュー16種
イタリアのバールで飲めるコーヒー16種類ご紹介していきます。
ちなみに、イタリアではコーヒーの事をカッフェ(Caffè)と言います。
ですが、カッフェは通常エスプレッソの事を指します。

Vorrei un caffè, per favore.(ヴォレイ ウン カッフェ ペルファボーレ)
と言ったらエスプレッソが出てくるよ。
注文の仕方など、詳しく知りたい方は別記事を読んで見てくださいね。
エスプレッソ(Espresso)

まずイタリアって言ったらエスプレッソって感じがしますよね。
イタリア人の朝はエスプレッソからはじまります。
日本で飲まれているコーヒーの多くはフィルターで漉したドリップ式やサイフォン式などですが、
エスプレッソは約9気圧の圧力をかけた90度ほどの熱湯を使って抽出する方式になります。
苦みや酸味も楽しみ方の1つ。
イタリアに来たばかりの頃、エスプレッソの良さが分かっていなかった私は
砂糖をたっぷり入れて飲んでみて!と言われました。
すると、エスプレッソのクレマ(エスプレッソの上にできるクリームのような泡)のとろみと、コクと苦みに甘みがたっぷり加わってチョコレートの様な味が口の中に後味として長く続きました。
ああ・・美味しい・・・これがエスプレッソの良さなのかな、と感じました。
エスプレッソは朝も昼も夜でもイタリア人が飲むコーヒーです。

ボクは夜は眠れなくなっちゃうから飲まないイタリア人です。笑
ドッピオ(Doppio)

ドッピオは2倍って意味。
そう!エスプレッソが2倍分の量になります。
通常のエスプレッソは25mlから30mlなのでドッピオは60mlぐらいです。
エスプレッソはカフェインたっぷりですからね・・・
かなり気合を入れたい時は良さそうですが、もし注文する場合は気を付けて飲まないとですね。
エスプレッソ・ルンゴ(Espresso Lungo)

ルンゴ(Lungo)とは長いという意味です。
この場合のルンゴはお湯を足す、という意味なので通常のエスプレッソにお湯を少し足してある感じです。
バールにもよるんですがエスプレッソは本当に少ししか入っていない時があるので、
日本人的には「こ、こんだけ???(◎_◎;)」となりがちです。
なので少し多めに飲みたい方や、エスプレッソは強すぎるかな?と心配のある方は
エスプレッソ・ルンゴをオーダーすると良いですよ。
(っといってもカップが小さいのでまだまだ少ないかもですが・・・笑)
エスプレッソもエスプレッソ・ルンゴも砂糖をたっぷり入れて飲むのが基本なんですが、
最近は健康のために砂糖控えめ、もしくは砂糖なし!というイタリア人も私の周りには多いです。

ボクも砂糖無し派です。甘みが欲しい時は蜂蜜を入れて飲んでるよ
カップチーノ(Cappuccino)

エスプレッソの次に定番なのがカップチーノです。
カップチーノはエスプレッソに泡立ったスチームミルクを入れた物で、アワアワな感じが良いですね。
イタリア人にとって文化的に、カップチーノは朝食かお昼前までに飲む飲み物です。
例えば夕食後にカップチーノを注文するのは変な顔をされる場合もあるかもしれません。

でも飲みたかったらいつでも注文できるからね
カフェラテ(Caffè latte)

カフェ・ラテはカップチーノと似ていますがちょっと違います。
カフェ・ラテはエスプレッソに温めたミルクをいれたものです。

カップチーノはエスプレッソに泡立てたミルクを入れた物ね
それとミルクの比率もカフェラテはカップチーノより多めになります。
カフェ・ラテはエスプレッソと別なグラスにホットミルクと別れて出てくる場合もありますよ。
カフェ・マキアート(Caffè macchiato)

カフェ・マキアートはエスプレッソにミルクが一滴入っている感じです。
マキアートは染み・汚れ、という意味合い。
エスプレッソの茶色にミルクの白が入ってシミになったみたいな語源にからのネーミングなんです。
エスプレッソじゃ強すぎるけどカップチーノほどの量はいらないな・・・って時に飲みやすいです。
ラテ・マキアート(Latte macchiato)
ラテ・マキアートはカフェ・マキアートの逆でミルクに一滴エスプレッソが入っている感じです。
あれ?それってカフェ・ラッテぢゃない???
そうなんです。笑 カフェ・ラッテと同じですよね。
厳密にいうとカフェ・ラッテは実はエスプレッソではなくってドリップコーヒーにミルクなんですって!
まあイタリアのバールでドリップコーヒーを出しているお店は殆ど無いと思うので、
カフェ・ラッテで注文された物はラッテ・マキアートと同じ感じって事ですかね。

量がラッテ・マキアートのほうが少ないかも?

ややこしいにゃ・・・・・・・
カフェ・アメリカーノ(Caffè americano)

カフェ・アメリカーノはアメリカンコーヒーのことです。
イタリア人はイタリアのカフェ文化に誇りをもっているので、
アメリカンコーヒーを「泥水」と明るく悪いジョークを言う人もいます。
最近はイタリア国内のスターバックスコーヒーのチェーンも増えてきているし、
若者には結構支持を受けてきているかもしれません。
と言ってもイタリアのカフェ・アメリカーノの作り方はドリップコーヒーではなく、
エスプレッソをお湯で薄める感じです。

エスプレッソとお湯が別々に出てくるバールもあるよ
カフェ・ジンセン(Caffè al ginseng)

ジンセンコーヒーは高麗人参のカッフェなんです。
と言っても高麗人参的な味は全くしません。笑
砂糖を入れなくても元から甘くてミルクキャラメルみたいな感じで美味しいです。
が、うーん。。。個人的には人工甘味料な味かな・・・
と思いますが、まあ美味しいのは確かなので一度試してみるのは良いかもです。

カフェ・バンザイはジンセンカフェにミルクが入ったものだよ!
カフェ・オルゾ(Caffè d’orzo)

カフェ・オルゾは大麦のコーヒーです。
ノンカフェインなので安心して飲めますよ。
カフェイン取り過ぎだな・・・と感じる時に良いですね。
味はどんな感じなのかは別記事を見てくださいね。
もしオルゾにミルクを入れて飲みたかったらカップチーノ・オルゾって注文すれば作ってくれますよ。

ボクは最近カフェ・オルゾばっかり
ノンカフェインで香ばしい味♡イタリア 大麦のコーヒー 【カフェ・オルゾ】
カフェ・デカフェイナート(Caffè decaffeinato)
カフェ・デカフェイナートはノンカフェインのコーヒーです。
もしカップチーノをノンカフェインで飲みたかったら、カップチーノ・デカフェイナートと注文すれば良いですよ。
カフェ・マロッキーノ(Caffè marocchino)

カフェマロッキーノはエスプレッソに泡立てたミルクと液体チョコレートと上にココアがかかったものです。
チョコレートの甘さとエスプレッソのアロマな感じがとても美味しくって大好きです。
いきなりかき回して飲むのもいいですし、フワフワの泡を楽しんでからエスプレッソを飲み、
一番下に沈んでいるチョコレートと混ぜて飲むのも良い感じですよ。
クレマ・ディ・カッフェ(Crema di caffè)

クレマ・ディ・カッフェはエスプレッソと冷やした生クリーム、お砂糖をシェイクした物。
トロ~リと甘くて冷たくて美味しいです。
ヌテラを入れているバールもあったりレシピは色々ですが夏に人気です。

スプーンですくって食べる感じだよ♡
イタリア生まれ ヌテラ どこで買える?美味しい 食べ方 アレンジ
カフェ・シェケラート(Caffè shakerato)

カフェ・シェケラートはエスプレッソと氷とお砂糖(ガムシロップ)をシェイカーでシェイクしたコーヒーなんです。
イタリアはアイスコーヒーが無いんです。(最近はあるお店もあります)
と、いうか冷たいコーヒーなんて信じられない!的な顔されるんですよね。笑
でもカフェ・シェケラートはありの様です。
カフェ・コン・パンナ(Caffè con panna)

パンナは生クリームの事なんですが、生クリームが上にのっているカッフェです。
日本だとウインナーコーヒーって言いますかね、その感じです。
エスプレッソ コン パンナ、と言う時もあるんですが、
エスプレッソに生クリームがのっていたりミルクも入ってるカフェに生クリームがのっている時もあります。
生クリームだけすくって食べても良いですし、
コーヒーと混ぜても良いですしイタリア人にも人気があるバールメニューですよ。

ダイエット中には危険な美味しさ
カフェ・コレット(Caffè Corretto)
カフェ・コレットはエスプレッソにブランデーやグラッパなとアルコール度数が高いリキュールを加えた物です。
コレットは正しいとか正直・行儀が良い、とう意味で食事の終わりに味覚を正す的な意味があるみたいです。
入れるリキュールはイタリアの地域によって様々。
北イタリアではグラッパ、南イタリアではサンブーカなど入れたりするんですって。
お酒が入っていると身体がポカポカしてくるので冬は特に美味しいですよ。
でも、イタリア人は食後にエスプレッソは単体で飲んで食後酒も単体で別に飲む方も多いです。
イタリア人がコーヒーを飲む時間帯

イタリア人は朝食時、午前10時頃、ランチの後、午後15時頃、夕飯の後にコーヒーを飲む事が多いです。
日本人が朝ごはんにコーヒーを飲む時ってパンなどと一緒に飲みますよね、
イタリア人はパンを単体で先に食べてしまって後から飲み物を飲む感じの方が多いです。
朝はカウンターでたったままクイっとエスプレッソを流しいれ、
滞在時間30秒で去っていく・・・そんな感じな方もいらっしゃいます。
イタリア 朝食が甘いのはなぜ?ビスケットやパンなど定番はこれ!
イタリアのバール エスプレッソやカプチーノの値段

イタリアのバールで飲むエスプレッソは1ユーロほど、カプチーノで1,5ユーロほどな場合が多いです。
ですが2022年ごろから色々高騰しているので、50セントぐらいずつ値上がりしている場所も多いです。
一般的に観光地やミラノやローマなど大都市はバールの値段も高くなり、郊外や南イタリアは値段が低めかもしれません。
コーヒーの自動販売機も充実していて色んな味があるので体験してみると面白いですよ。
日本でも買えるイタリアのコーヒー粉は別記事を参考にして下さいね。
イタリアの優雅なカフェの味わいが楽しめますよ!
まとめ
イタリアのバールで飲めるカフェメニューをまとめていきます。
・エスプレッソ(Espresso)
・ドッピオ(Doppio)
・エスプレッソ・ルンゴ(Espresso Lungo)
・カップチーノ(Cappuccino)
・カフェ・ラッテ(Caffè latte)
・カフェ・マキアート(Caffè macchiato)
・ラテ・マキアート(Latte macchiato)
・カフェ・アメリカーノ(Caffè americano)
・カフェ・ジンセン(Caffè al ginseng)
・カフェ・オルゾ(Caffè d’orzo)
・カフェ・デカフェイナート(Caffè decaffeinato)
・カフェ・マロッキーノ(Caffè marocchino)
・クレマ・ディ・カッフェ(Crema di caffè)
・カフェ・シェケラート(Caffè shakerato)
・カフェ・コン・パンナ(Caffè con panna)
・カフェ・コレット(Caffè Corretto)
イタリアのバールに入ったら色々と注文してみてくださいね。
バールは席に座ると席料が追加されるところもあるので気を付けてください。(特に観光地)
ちなみに私の夫は日本のコーヒーチェーン店で、
(スタバ、エクセルシオール、ドトール、タリーズ、ベローチェ)
エスプレッソを注文してみたところ、カフェベローチェが一番美味しかったと言っていました。

ボク的にはベローチェが一番美味しかった!ちなみにベローチェはイタリア語で早いって意味