今回はサルデーニャ島観光でおすすめの場所の一つ【Tamuli/タムリ】をご紹介しますね。
Tamuli/タムリはサルデーニャ島観光には必ず見るべく巨人の墓とヌラーゲが一緒に見れるので、遺跡・考古学・大自然の神秘が好きな方は必見な場所です。
とても壮大で素敵な所なのでサルデーニャ島を訪れた際の観光スポット選びの候補になると嬉しいです。

タムリって聞くとタモリさんを思い浮かべてしまうのはワタシだけ・・・?笑
サルデーニャ島の遺跡 Tamuli/タムリの場所・行き方・料金
Tamuli/タムリは少し北寄りの中西部、ボーザの近くMacomer/マコメルにあります。
南のカリアリからでも、北のサッサリやアルゲーロからでも、131号線でマコメルまで行き降りたら4キロ程細い道を通って到着なので結構簡単にアクセスできます。

131号降りてからの4キロの道が対向車が来るとすれ違うのが難しい細い道なのが少し難点
下の写真はタムリへ向かう細い道⇩



- 住所:SC Monte, 08015 Macomer NU
- 見学時間:9時半から20時まで(無休)
- 見学料:5ユーロ(サイトは4ユーロとなっていますが、5ユーロでした)
- ガイドなしで各自自由に見て回れます。
タムリのある場所はボーザという可愛らしい町の近くなので一緒に観光するのがおすすめです。
ボーザについては別記事⇩も読んでみてくださいね。
サルデーニャ観光 美しい町ボーザ BOSA 4月ならビアフェスも!
サルデーニャ島の遺跡 Tamuli/タムリの見どころ
Tamuli/タムリには3つの見どころがあります。
・Tomba dei Giganti/巨人の墓
・Nuraghe/ヌラーゲ
・Betilo/べティロと呼ばれる神聖な石
下の写真がBetilo/べティロ⇩


それぞれ見ていきましょう♪
Betilo/べティロ 神聖なる石
Betilo(Betili 複数形)は神の命が宿るとされる神聖な石で、地元ではPedras Marmuradas/ペドラス マルムラダスとも呼ばれている可愛らしい形の石です。
コチラ⇩

全部で6つあるうち、3つは乳房がついて女性を表し、後の3つは男性(男根)を表しているんですって。

良く見ると・・・3つの石にはポコっと2つ乳房がついて かわいいです♡

この神聖な石は生命の起源である神を表していて死者の魂をよみがえらせるパワーがあったとか。
元々は巨人の墓の横に配置されていたので、現在のこの配置はオリジナルでは無いと受付のお姉さんが言っていました。
Tomba dei Giganti/トンバ デイ ギガンティ 巨人の墓

巨人の墓の事をTomba dei Giganti/トンバ デイ ギガンティと言います。
「Tombaトンバ」はお墓「Gigantiギガンティ」はジャイアント・巨大とか巨人の意味があります。
巨人というと大きな人を思い浮かべますよね。ですがこの場合の「巨人」は「多くの人」という意味になります。

巨人の墓=共同墓/集合墓ってことだよ

ここTamuli/タムリにある巨人の墓は、紀元前1600年から1300年頃に使用されていたとの事なので日本の縄文時代の頃ですかね。


3つあるお墓のエクセドラ(半円形の張り出し部分)には、27個のブロックに構成された座席が残っています。
崩れて土に埋まってしまった部分もありますが、大きくて見ごたえがありました。

エクセドラを含む本体は20メートル以上、お墓本体も14メートルぐらいありかなり大きかった



巨人の墓はサルデーニャ島の中にいくつかあります。
別記事⇩の巨人の墓は埋葬室に潜入できます。
サルデーニャ島 巨人の墓に行ってみた。巨人は本当に実在したの?
サルデーニャ島観光 カリアリから近いNora(ノーラ遺跡)は必見!
Nuraghe/ヌラーゲ
ヌラーゲは巨石を円筒・円錐状に積み上げて作られた独特の要塞構造の建築物です。

サルデーニャ島のあちらこちらに7000から8000のヌラーゲが残っていると言われています。

Tamuliにあるヌラーゲは巨人の墓やべティロの石から少し離れたところにそびえ立っている感じです。
中央の円形の塔に2 つの塔を囲んでいた要塞で構成される複雑なタイプのヌラーゲらしく、その周囲には村が広がっていたとの事で6つの小屋がかなり良い状態で残っています。



サルデーニャ島で1番大なヌラーゲは、ルーミニにあるスー・ヌラージ・ディ・バルーミニ(Su Nuraxi di Barumini)で、1997年にユネスコ世界遺産にも登録されています。
詳しくは別記事⇩を読んで見てくださいね。
サルデーニャ島 世界遺産ヌラーゲ 【スー・ヌラージ・ディ・バルーミニ】
サルデーニャ島の遺跡 Tamuli/タムリを見学するときの注意点
タムリを訪れて感じた、見学時の注意点を書いていきますね。
サングラスと飲み物必須
タムリの中はとても広いです。
自由に自分のペースで歩いて見れるのですが、日陰になる部分が一切ありません。

サングラスと帽子など日差しを防ぐもの、そして必ずお水を持参して見学したほうが良いです。

眩しくてスマホで撮った写真が見えないぐらい日差しが強かったよ
サングラスについてはコチラの記事⇩をどうぞ。
夏は羽織る物も必須です!おすすめはコチラ⇩の記事のタイプ
靴はスニーカーが良い
夏のサルデーニャ島観光の場合、とくに6月から8月は鬼の様に暑いのでサンダルをオススメします。
ですが、サルデーニャ島の夏は乾燥していて草がカラカラに茶色く乾いています。
私は、サンダルでタムリをおとずれたのですが、草が沢山生えている所を歩くので、サンダルだと隙間から草が足に刺さって痛くて歩きずらかったです。
なのでスニーカーの方が良いかもしれません。

ヒールの高い靴は絶対にダメです!
イタリア旅行の靴の選び方はコチラの⇩別記事も読んでくださいね。
イタリア旅行の靴 おすすめは? 夏も冬もスニーカーで大丈夫?
ロングスカートは注意
タムリを訪れた時、私はロングのワンピースを着ていたのですが、ロングスカートの裾にチクチクした草が沢山張り付いてしまいまい取るのが物凄く大変でした。
チクチク痛いし最悪だったので女性は膝丈(ふくらはぎ丈)のスカート、若しくはパンツスタイルの方が良いかもしれません。
ちなみに夫はハーフパンツで、ふくらはぎが出ていましたが草が痛かった等、不満は言っていなかったので草が脚に刺さることは無さそうです。

スカートに付いた草が中々取れなくてホント大変でした。
サルデーニャ島の遺跡 Tamuli/タムリの見学は現地ツアーがオススメ

車の運転が得意な方は問題ないと思いますが、イタリアは日本と反対車線でハンドルも左側、マニュアル車が主流です。
そしてサルデーニャ島の131号線は140キロばりでビュンビュン飛ばしてる車も多いです。
運転はちょっと嫌だな・・・なんて方は現地のイタリア人ガイド【Sardinia Tabi】をおすすめします。
滞在先のホテルからタムリまでの送迎、タムリの歴史の説明などを聴けますので楽しく観光することができますよ。
別記事⇩で詳しくご紹介していますので読んで見てくださいね。
【日本語ok】サルデーニャ島観光にお勧めなツアーガイドさんをご紹介♡
まとめ
考古学が好きな人はもちろん、壮大な敷地を自由に見てまわれフォトジェニックな写真も撮れるサルデーニャ島の遺跡「Tamuli/タムリ」。
近くにはボーザ村やオリスターノ、サッサリやアルゲーロもあるので他の観光スポットと合わせてプランしてみてくださいね。

夏に訪れる場合は注意点に書いた事を読んで快適に見学してね