Ciao♪イタリア・サルデーニャ島在住のモカちーのです。
今回はイタリアの年末年始の過ごし方・大晦日やお正月に食べる物・様子・習慣についてご紹介しますね!
イタリアの年末年始は味気ないです…笑
大晦日まで仕事の方が多いし三が日と言う文化もないので元日のみ祝日で2日からは普通に仕事が始まりますし、日本の年末年始の感覚と随分違いがあります。
年末年始をイタリアで過ごすを予定の方などの参考になったら嬉しいです。
イタリアの年末年始の過ごし方・様子
大晦日や元日にイタリア人はどんな感じで過ごすのか書いていきますね。
大晦日は恋人や友人と過ごす
日本の場合12月28日ぐらいから仕事やお店がお休みになったりしますよね。イタリアは12月31日が土日で無い場合は仕事な方が多いですしお店も開いています。
日本では大晦日やお正月は家族と過ごす場合が多いかと思いますがイタリアではクリスマスを家族と過ごし、大晦日は恋人や友人と一緒に過ごす方が多いです。
過ごし方としてクリスマスとお正月が日本と逆な感じです。友人宅で集まってパーティーをしたりレストランは大晦日メニューとしてコースのメニューを企画するところが多いです。
元日の過ごし方
仕事やお店は1月1日は祝日なので休みですが、1月2日からは通常どおり始まる感じです。
大晦日の夕食やカウントダウンを楽しんだら元日は二日酔いと共にダラダラ過ごして2日からは仕事・・・みたいな場合の方も多く、日本人としてはなんだか味気なく新年来ちゃった~って感じかもです。
元日の事をイタリア語で「カポダンノ/Capodanno」と言うのですがCapodannoは大晦日を表す言葉でもあります。
日本人にとっては大晦日と元日の意味付けが「切り替え」的な意識があると思いますがイタリア人にとって一つの言葉で同じ意味を指すのは「続いている」意味付けなのかなっ?て感じたりもしています。
お正月料理
日本のおせち料理のようなお正月料理は無いです。
我が家ですと、元日は家族で集まって食事会をするのですが料理の内容はクリスマスの時と同じようなメニューです。
その年によって今年は魚介類にしようか?肉類(子羊)にしようか?って決定する感じです。クリスマスに食べるパネットーネってケーキもお正月にも食べますしね。
ですが大晦日に食べるものは習慣があるのでこの先、読み進めてくださいね。
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お正月には教会に行くの?
元日には早朝から教会で新年のミサが行われます。
ですが、よっぽど信仰心の強い方(年配の方)のみが参加する感じで若い人達は大晦日のパーティーで二日酔いで参加しない場合が多い印象です。
お正月もクリスマスツリーが飾られている
日本では12月25日が終わると門松に変わる早業が繰り広げられますよね。
イタリアは門松はありません。イタリアのクリスマスが終わるのは1月6日のエピファニア(Epifania)と言う祝日になるので年末年始にもクリスマスツリーやクリスマスのイルミネーションがそのままになっています。
なのでお正月もまだクリスマスツリーでお祝いなんです。
ちなみにクリスマスツリーを飾る日は12月8日と決まっています。
その日についてはイタリアの祝日12月8日は「無原罪の御宿り」に書いていますので読んでみてくださいね。
日本人の私はお正月にツリーがまだあるのはなんか嫌・・・っと思い12月25日にのツリーを片付けていた時もありましたが今はエピファニアまでそのままな事に慣れました。
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イタリアは年末の大掃除はしない
日本は年末と言えば大掃除の時期ですがイタリアでは年末に大掃除はしないです。
大掃除は春の復活祭(パスクア/イースター)の前にする家庭が多いんです!
カトリック信者にとってクリスマスと同じか、もしくはそれ以上に大切なのがパスクア/イースターなので大掃除をしてその日を迎えるって事もありますが現実的な理由もあります。
それはイタリアは冬の間、湿度がとっても高いんです。
我が家も24時間除湿器を稼働させていますが毎日タンクが満タンになります。
ですので家の中にカビが生える場合があるんです。とくにバスルームの天井とかカビやすいです。
ですから春のパスクア前にはスーパーマーケットなどにはカビ取り剤やペンキが並べられます。
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年末年始の気温は?
イタリアも日本の様に南北に長細いので場所によって違いはあります。
私達の住んでいるサルデーニャ島は雪も降る事は稀ですし(平野部では降らない)気温も最低気温4度から8度ぐらい、最高気温は16度から20度近くある時もあります。
年末年始に観光でサルデーニャ島を訪れたい方もいらっしゃるかもしれませんが、服装は厚手のセーターなどはやめておいた方が良いと思います。
なぜかと言うと冬でも太陽パワーが日本より凄いので日向は結構暑く感じます。
観光などで歩いたりして厚手のお洋服だと汗をかいてしまい、その後に寒くなって風邪をひきやすくなるかもです。
レストランなども暖炉があったりすると半袖でも良いぐらいな時もあるので、重ね着で調節できる服装がおすすめですよ。
イタリアの年末年始にまつわる習慣
年末年始感覚がかなり少ないと書きましたが、でもイタリアにも年末年始にこんな事をする!という習慣があるのでご紹介しますね。
ちなみに日本で年末と言えばお歳暮や年賀状の文化がありますが、イタリアではそれらはクリスマスの文化として習慣になっている感じです。
そして初詣的な事は教会にクリスマスミサや新年のミサに祈りに行く感じです。
「あけましておめでとうございます」は「Buon anno」発音は「ボナンノ~」って感じです。
大晦日、お正月にはレンズ豆を食べる
日本の年越しそば的存在がイタリアではレンズ豆です。
大晦日の夜12時になる少し前にレンズ豆を食べるとお金持ちになれる?というおまじないだそうです。
レンズ豆はコテキ―ノと言う豚肉ソーセージと一緒に食べます。
ちなみにこのレンズ豆の料理は手で食べると良いとされているみたいですが、やっている人はいるのでしょうか・・・?
他にはイチジク、ナツメヤシのドライフルーツやクルミ、ヘーゼル ナッツ、ピーナッツ、アーモンドなどのナッツ類やブドウも豊かさや幸福の縁起の良いシンボルとされているので食べる習慣があります。
まあ、これらはクリスマスにも食されるのでお正月特有って訳ではないです。
あと、ブドウを新年が開けた時の鐘の音に合わせて一粒づつ食べると幸福が訪れるなどの言い伝えもあります。これはスペインの伝統から伝わってるみたいですがイタリア人も若い人は知らない場合が多いマニアックな伝統です。
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新年は赤い下着を身に着ける
赤い下着を身に着けると縁起が良いという伝統があるため(若しくは夫婦円満、相手の不貞を防ぐなど)赤い下着を身に着ける習慣があります。
12月に入ると下着屋さんのディスプレーにも赤い下着が飾られます。なのでイタリア人は赤い下着って日本人に比べたら所有している率は高いと思います。
赤い下着って個人的にはちょっと照れるけど、でも新しい年へのワクワク感などが増す印象はあるかもですね。
下着でなくても赤い物が縁起良しとされているので、ザクロなどの赤いフルーツや赤いキャンドル、赤い靴下、赤いお皿などを身の回りにそろえる習慣があります。
イタリアのお土産で買われたことがある方もいるかもしれませんが唐辛子の形の飾り物も邪眼から身を守ってくれるとの意味で好まれます。
サルデーニャ島の場合は赤珊瑚も名産品として有名なので飾られたりします。
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花火
日本でもカウントダウンと同時に新年があけたら花火が打ち上げられる場所ってありますが、個人レベルでは花火を打ち上げないですよね・・・・
でもイタリアは新年が開けたとたん、あちらこちらから花火が上がりヤバいです!
爆竹も凄くて音も凄いし煙もモクモクでちょっと怖くなる場合も・・・。 我が家の近所でも毎年バチバチ・モクモク凄い事になります。
なぜ花火や爆竹をするかと言うと大きな音を激しく出して古くなった物、悪い物を追い払うと言う意味があるんですって。だから激しければ激しいほど良しとされているのです。笑
12月に入ると花火がスーパーに並びます。
花火って日本だと夏にやるものってイメージがありましたがイタリアは祝日にも花火が上がったりするし日本より花火が身近な存在な感じを受けています。
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古い物を窓から投げ捨てる
元日に古い物を窓から外へ投げ捨てると言う習慣があったそうなんですが、今は殆どの方がやっていない印象・・・
これも古い物とはバイバイして新たに変化して進んでいこう!と言う習わしからの習慣の様です。
でも窓から投げ捨てるのは危険かもですね。笑
まとめ
イタリアの年末年始の過ごし方 習慣やお正月の食べ物ってどんなもの?まとめ
過ごし方や雰囲気としてはクリスマスとお正月の感覚が日本と逆に考えてもらうとイメージが付きやすいと思いますが、レンズ豆をたべたり赤いものを身に着けるなどの違いが面白いですね。
年末年始をイタリアで過ごしてみる違う文化の体験っておすすめですよ♡